はじめに
本日は恒例となりました「きねまないと的2017年下半期映画ランキング」~!!!(パフパフ!)
個人的に謎なんですけど、2017年終わってないのに12月中旬とかに2017年の映画ランキングをやる人が多いのはなぜなんだろう。12月30日公開の映画がめっちゃ面白かったらどうするの…?って思いながら他の人のランキングを観てました。
さて、その話はおいておいて、早速いってみましょ~!!!
ノミネート作品
今回は2017年下半期公開作品と、2017年に私が観た旧作映画のランキングをそれぞれあげてみたいと思います。
→時間の関係でできなかったので、1月に入ってから旧作ランキングの方作りたいと思います!すみません!
まずは2017年下半期公開作品から!
今回は今までとは異なり、トップ10のみではなく、下半期に映画館で観た映画すべてをランキング付けしてみました!
2017年下半期公開作品ノミネート作品
今回もノミネート作品は私が2017年下半期に観た映画とさせていただきます。
■『銀魂』
■『ジョン・ウィック チャプター2』
■『カーズ クロスロード』
■『パワーレンジャー』
■『忍びの国』
■『東京喰種』
■『逆光の頃』
■『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』
■『劇場版仮面ライダーエグゼイド トゥルーエンディング/宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』
■『スパイダーマン ホームカミング』
■『ワンダーウーマン』
■『ダンケルク』
■『ユリゴコロ』
■『ベイビー・ドライバー』
■『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
■『亜人』
■『ドリーム』
■『ミックス。』
■『マイティ・ソー バトルロイヤル』
■『コードギアス反逆のルルーシュ 興道』
■『斉木楠雄のψ難』
■『ジャスティス・リーグ』
■『アトミック・ブロンド』
■『鋼の錬金術師』
■『探偵はBARにいる3』
■『ギフテッド』
■『劇場版 仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイド withレジェンドライダー』
以上28作品です。今年下半期卒論あったのに結構映画観てたみたいです。
では以下ランキングです!
第28位
■『鋼の錬金術師』
source:NEWS|映画『鋼の錬金術師』公式サイト
今年の私の漫画原作実写映画のラストを飾った映画でした。下半期映画ぶっちぎりの最下位ですかね~。個人的には心の底から楽しんだので、最下位に位置付けてしまうのはかなり嫌なんですが、あまりにも2017年は良い映画が多かったので仕方なく、最下位ですかね。ああ、こんなに気持ちがいいくらいのクソ映画に出会えることもないのに…。この邂逅を私は忘れません!
まぁ紛うことなきクソ映画なんですがね…!ほんとにワーナーブラザースどうしたの?疲れてたの?ゆっくりお休み?って感じですね。
いやでもこの映画かなり優秀でして、なにがそんなに優秀って、あまりにも原作とかけ離れてるので、原作の『鋼の錬金術師』ってどんな作品だったかしらね、と思って原作を読み返すのにはかなりいい機会をくれたんですよ。まぁおかげさまでその日3時くらいまで原作コミック読む羽目になってめっちゃ眠かったんですけど…。いや、でも有意義な寝不足であった。
詳しくは上掲の記事でお話ししているので、そちらをご覧いただければと思います。
おすすめポイント!
☆アルとヒューズさんだけ漫画から出てきたみたい!
☆何がしたいのかさえわかれば全然楽しめる!
第27位
■『斉木楠雄のψ難』
このブログでも何度か感想をすでに述べている『斉木楠雄のψ難』。
この作品は、決してつまらないわけではないんですが、過度な期待と、メディアとして映画という形をとったことが敗因となってしまった映画といえるかもしれません。
監督が福田雄一、主演が山崎賢人、原作漫画はジャンプでも売れ筋のギャグマンガ、ときたら面白くないわけがないんですが、やっぱり今年は『銀魂』が大当たりしてしまったことと、その『銀魂』のあとにこれが公開されたということでだいぶ厳しい戦いになってしまったな~という印象がぬぐえません。
さらには、映画であるにもかかわらず、テンションとしては「勇者ヨシヒコ」シリーズとなんら変わらないので、「これだったら別にテレビで『ヨシヒコ』観ておけばいいかなー」というようなものになってしまってるのも残念です。
ただし、この映画は橋本環奈のかわいさがやめられないとまらない!!なので、橋本環奈のオタクだよ!という人にはぜひ観ていただきたい一作ですね…。橋本環奈の顔面があれば、自分のことを世界一かわいいと思っていても全然許されるし、全然むかつかないのがすごい!最高です!すごい!あとセーラー服に厚底ローファーっていう恰好がかわいい。すきです。
おすすめポイント!
☆少女漫画映画や他の映画では絶対に観られないバカみたいにふざけてる山崎賢人が見られる!
☆かわいさの限界がない橋本環奈ちゃんがかわいい!
第26位
■『パワーレンジャー』
東映特撮ヒーロー大好きマンなので、もちろんアメリカ版スーパー戦隊こと、『パワーレンジャー』も観ていました!ちょっと時間がなくて吹替えは観られませんでした。
…さて、評価は、といえば個人的には超つまんなかった!!!もちろんこの映画がアメリカで作られていることと、世界的に見たらスーパー戦隊シリーズを知らない人の方が多いことはよくわかってるはずだったんですけど、頭の中でわかってるつもりでも、いざそれに配慮された作品が作られると「…これは…どうなんだ…??」という気持ちが強かったですね。
まずは題名が『パワーレンジャー』で、戦隊ものを原作としていながらまさかの戦闘シーン、ラストのみ!これはアメコミヒーローでも同じだと思うんですけど、戦闘シーンが少ないヒーロー映画って…?どうなのかな…???みたいな…。一応ずっと戦闘員、つまりはパワーレンジャーズになるためにみんな訓練は積むんですけど…お?みたいな。『スパイダーマン』で例えるなら蜘蛛に噛まれるシーンが永遠と1時間くらい続くんですよね。そう!なかなかヒーローになってくれない!!!!!ヒーローを期待して観に来てる心は子ども!体は大人!な私からするとかなり残念でした…。
あとはラジオ番組「東映公認鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー」で神谷浩史さんが言っていたロボットの合体あれマジでどうなったらあのフォームになるんだ?ということが頭の中で100回くらい気になってしまって、気が付いたら巨大ロボシーンが終わっていました。ワー…?ちなみにこれと同様のことはライムスター宇多丸さんもつっこんでました(笑) あれは一種のギャグなのかな…?
でも東映特撮ヒーローファンとしては、原作リスペクトの採石場での戦闘シーンがあることがかなりうれしかったですね。ちょっとここは笑ってしまう(笑)「ちょっと無理があるんじゃないか?」って思わされるくらい突然に採石場に行くところが必見です。面白い。
ただ、ヒーロー映画としては面白いかと聞かれるとかなり微妙かと思います。でも、アメリカ特有の青春映画として見れば結構面白いのかもしれません。
おすすめポイント!
☆特撮と気負わないで観ることができる!
☆広瀬アリスさんが吹替えを担当している女の子の顔がまんま広瀬アリスちゃんみたい
第25位
■『忍びの国』
今年は結構ジャニーズ映画観ました。この作品は「まさか私が観ることになるとはな…!」と思う作品だったんですが!
というのも、やっぱりなんというか予告の作り方が馬鹿。あえてひどいこと言うけどあれバカとしか言いようがないでしょう。あの予告を見て「観たい~!」って思う人ってジャニオタとクソ映画好きだけでしょう!
と思いながらも、もろもろの事情で観てきました。まぁ談春が映画出演って珍しいんで、それを観てくる感じでしたが。
さて、そんな感じで期待値低めで観に行ったんですが、そんなに悪くない。というかこれはこれでありかな、くらいの映画で、なかなか面白かったです。
やっぱり主演に大野智さん、そして他にも知念侑李さんが出演するジャニーズ映画なので歴史映画になりすぎないようにコメディ要素、そして主役の無門が石原さとみさんが演じるお国を愛する気持ちが描かれていて割と恋愛要素も入れられてました。
ただ、この恋愛要素が結構いい働きをしてまして。というのは、「これジャニヲタが観に来る映画だけど大丈夫?」って思っちゃうくらい大野君演じる無門が忍者として持つ非情で、そことのアンバランスさが不気味で、この時代だから成り立ついびつさだな、と思って個人的にこれがほんとに面白い。
そして知念君演じる信長の息子に家臣が忠誠を誓うまでもなかなか面白い。もうこのシーンは知念君がよかった…、のではなく、なんといっても伊勢谷友介さんがかっこいい!これ2億4千万人くらい伊勢谷友介ファンになっちゃうけどみんな観に行かなくて大丈夫?くらいのかっこよさでしたね。この役こそジャニーズにやらせておけばよかったのに…と思ったけれど、伊勢谷さんだからこそ出せるかっこよさだと思います。
そして立川談春も素晴らしかったです。悪ダヌキという言葉がよく似合う悪役を演じているんですが、談春はほんと化けるように役を演じるなぁ…とごくりと飲まされました。
ジャニーズ映画の中では結構面白い作品だとは思います。まぁただ残念なのはやっぱり大野君のアクションが結構いい感じなのにCGが雑すぎねえかな…って感じですね。NARUTOか?って思ったけど、もしかしてNARUTOに出てくる忍者の動きをCGで表現したのか…?すげぇファンタジー…。
おすすめポイント!
☆「歴史もの」と気負いせずに観られる!
☆「忍者」という存在のいびつさの気持ち悪さ
第24位
■『ジャスティス・リーグ』
source:League Up for a Chance to Attend the JUSTICE LEAGUE Premiere | DC
映画『ジャスティス・リーグ』特別映像【HD】2017年11月23日(祝・木)公開
前回の個別記事ではめためたに書いてしまったので、こちらではよかった点についてたくさん触れて行こうと思います。
まず何が良かったって冒頭の少年たちのスーパーマンに対するインタビュー動画の中に出てくるスーパーマンさんよ…!!少年たちの心をつかみまくっているというのにそんな照れを見せるのはずるくない?!まんまとズッキュンだいすき!ってなっちゃったじゃないですか…!!!
あとはアクアマンがほんと心配だったんですけど、めちゃくちゃいい役として仕上がっていて、すげ~~~!!!!!!と感心してしまいましたよ。原作でもギャグ担当みたいになっちゃってるアクアマンが実写であれだけ魅力的なキャラとして描かれることになるだなんて誰が予想したんでしょうか?!誰もしてません!スタッフの大勝利です!
そして「スパイダーマン」とはまた違った幼さを見せるフラッシュがほんとにかわいい~!!!バリー・アレンがまさかあんなに明るくて快活で友達がほしい!みたいな役になると思わなくて、バリーそんなかわいい感じで銀幕に出てくるなんてそんな…!そんな…!と興奮冷めやらなかったよ…?!
そしてそんなフラッシュと恐らく同年代なはずのサイボーグはめちゃめちゃに重い過去を背負って今を生きていて、自分自身が揺らぎながらもワンダーウーマンねえさんにマインドを抱かれたことでの説得によりリーグに加入するという…。熱いかよ…!!!
あと個人的には、アルフレッドが遠隔操作して兵器操ってるのが良かったですね…。まだまだ現役バリバリじゃん…。
おすすめポイント!
☆やっぱりキャラクターが魅力的!
☆DCのユニバース本格始動!
第23位
■『探偵はBARにいる3』
source:『探偵はBARにいる3』 大泉洋、松田龍平、北川景子ら6人の新ポスター公開 - 映画・映像ニュース : CINRA.NET
シリーズ3作目にして最高にいい作品に仕上がっていると思います!相変わらずいい距離感の探偵と高田君は本当にいい意味で相変わらずなんですが、今作はヒロインの北川景子さんがいい味出してましたね~。「同窓会で久々に会った気になってたあの子が上京してから見た目が派手になったとは聞いていたけど、本当に派手になってる。でも話してみたら当時と変わっていなくて、その変わってなさにちょっと涙してしまった。」みたいな感じのヒロインです…。
そして少ししか出演シーンがないのにめちゃくちゃ存在感があるのがリリー・フランキーさん。権力を手にしてのし上がってきた嫌な奴をうまく演じていましたね。
あとは、こちらの記事でもお話ししたんですが、
アクションシーンが本当に良かったです!さすが東映じゃん!東映の持ちうるアクションとはなんぞやを入れて応用をきかせた感じでめっちゃよかったです。『マトリックス』とか『ジョン・ウィック』を観てる気分でしたよ!スクリーンの中にキアヌ・リーブスいたんかな?!って思ったよ!!
おすすめポイント!
☆大迫力のアクションシーン!
☆北川景子演じるヒロインの美しさと儚さは必見
第22位
■『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
source:ナミヤ雑貨店の奇蹟 || TOHOシネマズ
実は『鋼の錬金術師』以外にも山田涼介さんの主演映画を観に行っていました。『ハガレン』がいい意味でも悪い意味でも話題になりすぎてしまっていたので、こちらの作品にあまりスポットがあてられなかったのがちょっと残念でした。結構いい作品だったんですがね。
この作品を観に行くきっかけになったのは、元々東野圭吾さんの作品が好きだとか、村上虹郎と山田涼介早く共演してくれよと懇願していたこともあったんですが、
感情が乏しいけれど、まだ喜怒哀楽を持つ双子の兄と怒と楽以外に感情を失った双子の弟。最終的に人を気づいたら殺してしまうようになってしまう弟を庇って兄が捕まるんだけど、弟はそれを警察や社会への怒りに変えてしまい、さらに罪を重ねていく、という話を村上虹郎と山田涼介で見たいんだよ私が。 pic.twitter.com/ChCDMtU1Xk
— 下呂あやめ (@slhukss1) 2017年4月20日
(↑こんな作品本当にずっと待ってるんでよろしくお願いします)
実は『ベイビー・ドライバー』を観に行った日に同じ映画館で友人がこの作品を観ていて、その日にばったり会った際に「いやぁ、ナミヤ雑貨店よかったよ…。超泣いたし…」と言っていたので、そこまで言うなら観てみようかな、ということで早速その次の日に観に行ったんですよね。
で、まんまと泣かされてしまったんですよね…。みなさん『ハガレン』とかどうでもいいのでマジでナミヤ雑貨店みてくれません?って本当に思います。というかさかなやミュージシャンの下りで泣かないの無理なんで!!!あれは林遣都をキャスティングした時点で?!門脇麦をキャスティングした時点で?!?!無理なんで??!?!!?ってちょっとキレるくらい泣きました。はい。泣きました。
この作品のMVPは門脇麦ちゃんだと思っていて、彼女の演技がこの作品を4倍くらい良くしていると思います。人の心にダイレクトに刺さる演技。本当に良い女優さん。ぜひもっともっといい作品にいっぱい出てほしいです。今度キスで人を殺す女をやるらしいけど…。
おすすめポイント!
☆門脇麦ちゃんの演技がえぐいくらい良い!
☆鑑賞後何かすっきりした気持ちになれるとおもいます!
第21位
■『劇場版仮面ライダーエグゼイド トゥルーエンディング/宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』
source:『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』 『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』 新ポスタービジ... | 東映[映画]
『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』予告編映像
はい!今年も夏映画観てきました!個人的にこのキュウレンジャーの方のポスターの出来が良すぎて、Marvelの映画ポスターに混ぜてもばれないレベルじゃん!と大盛り上がりでした。
今年の夏映画はエグゼイドもキュウレンジャーもどちらもすごく良い作品でした。まずはキュウレンジャーから。夏映画は戦隊が30分ちょい、仮面ライダーが60分ちかくの配分での同時上映が行われるので、いつも戦隊の方が話が薄くなりがちなんですが、今年の夏映画は全くそんなことがなくて、ショウ司令のかつての戦友と対立し、そしてショウ司令が死ぬ…?!というとんでもなく気になる引きを作り、さらに素面+スーツ、しかも全員で横並びになって闊歩するという最高のシーンまで見せてくれて「おいおいおいおい!そんなに最高の映画をつくっちまって…こいつは伝説になるぜ…」(©鳳ツルギ)と息をのんでしまいました。
そしてエグゼイドの方もこちらが大変アガる作品になってまして、本編で取り扱わなかった「VR」を題材として繰り広げられる作品で、しかも本編のその後を描いた作品になっているというファン必見の作品になっていまして、本当にご褒美のような映画でした。何がすごいって、仮想現実内の飛彩先生…!あまりにも「パパ」が似合いすぎているぞ…鏡飛彩…!!!と上映中あまりの「良さ」に眉間にしわを寄せまくりながら見てしまいました…。ちなみに貴利矢さんと永夢のタッグもかっこいいこの作品。ノリノリでいっちゃうぜ~!な貴利矢さんをとくとご覧あれ。
おすすめポイント!
☆ショウ司令が命を落とすーーーー!?!キュウレンジャーを襲う史上最悪のピンチ!
☆放送が終わっても「エグゼイド」は終わらない!そして仮面ライダービルドって何者?!
第20位
■『銀魂』
source:銀魂 - 作品 - Yahoo!映画
実写映画作品の中でも称賛の声が多い今作。個人的には良かったけど、そこまで映画として面白かったかな?という思いが強いです。一応言っておきますが、良かったんですよ!!!
まず良かった点としてはコスプレ感満載の衣装がしっかりと映えていること!特に新選組はよかったです。私の推し俳優・吉沢亮が爆発的ヒットしたのは沖田に抜擢されたからだと思ってる。ありがとう。
あとはやっぱりギャグシーンに力を入れまくっている点ですよね。さすが!最高!安心と信頼の福田雄一監督。だいすき。
ただ、悪かった点としては、やっぱり福田雄一という人の良さは、ギャグとかコミカルとかファニーな作品だと思うんです。なので、前半のギャグパートは本当に文句なし!って感じなんですよ。私が一番好きだったシーンはやっぱり近藤さんと土方かな…。全力でカブト狩りするの面白かったです。
が、後半の戦闘シーンは監督が小栗旬なわけですよ。(※実際にはアクション監督の方がいらっしゃいますのでこれは語弊です)つまり、アクションがメインになる後半のシリアスパート、完全に監督が入れ替わってしまっている感じ。実際にインタビューなどで小栗旬を初めとする役者さんがアクションシーンを撮っているときに福田監督が寝てたというようなことを言っていたので(もちろんギャグだとは思うんですが)、せっかく福田雄一で「銀魂」を撮るんだったらゼッテ~~~シリアスいらないじゃんかよ!!!!とおもうわけなんですよね。残念!しかも内容は何度も映像化した「紅桜編」!!!何度目だよ!!!
第2作目はずっとギャグパートが良いと思うんですが、小栗旬大巨匠がアクションシーンを組み込むのかな~なんていう風にも思います。
おすすめポイント!
☆やっぱり安定の福田監督!ギャグがとっても面白い!
☆顔面偏差値70越えのキャストの変顔!
第19位
■『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』
source:実写『ジョジョの奇妙な冒険』主人公・山崎賢人の姿にファン悲鳴 – しらべぇ | 気になるアレを大調査ニュース!
映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』予告2【HD】2017年8月4日(金)公開
こちらもすでに何度か感想は別記事でお伝えしているので、
詳しい感想につきましてはこちらをご覧いただければ幸いです。が、一応こちらでも簡単に感想を述べさせていただきます。
まず2017年の漫画原作実写映画をとりあえず片っ端から観ようと思ったのは、実はこの作品をどう受け止めたらよかったのかわからなくて、この作品を正当に評価したいな、と思って、ではそしたら他の実写作品も観ないとそれは無理だな、と思ってあちらの企画をするに思い至ったわけですが、そうして今年一年いろいろと漫画を原作とした作品を観てみて、私が思ったのは「『ジョジョ』の映画そこまで悪くないよね?」ということでした。何度も述べているように、「良くもなければ悪くもない」という作品でして、よくよく考えてみると、あの「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズを原作に持って、実写映画化をして、それで「可も不可もなし」という感想を引きずりだしたのは、ものすごいことなのでは…?!と思うわけですね…!
やっぱりそれは主演俳優を始めとするキャストの方の演技、そしてなんといってもCGクリエイターさんたちのもう執念さえ感じさせるほどの大迫力CGアクションが素晴らしかったのだと思います。本当にみなさんお疲れ様です…!!!
とはいっても、決して2000円近く払って観てよかったと思える作品ではないので、金曜ロードショーとか、Huluとか、ネトフリとかで配信されたときに観るのが妥当なのかな…というのが正直な感想です。でも何か機会があれば観ていただきたいかも…です…。
おすすめポイント!
☆キャスト陣の演技に鬼気迫るものがある
☆CGアクションが原作から飛び出してきたみたい!
第18位
■『ミックス。』
source:映画『ミックス。』
「リーガルハイ」や『探偵はBARにいる』シリーズで知られる古沢良太さんが脚本を務める『ミックス。』!
この作品、何がすごいって端から端まで超豪華俳優なんですよ…!主演の豪華さは言わずもがななんですが、この人、2,3分しか出てなかったけど…!?みたいな役の演者さんまでみんなが名前知ってる人じゃん…!という。一番驚かされたのは蒼井優さんでした。「エッ 蒼井優ってこんなふざけた役もやってくれるんだ…!?」とほっこりしました。
また、瀬戸康史さんは悪いやつになりきれない嫌な役を演じているのですが、瀬戸康史という人がさわやかすぎてあれくらいだったら全然嫌な奴に見えなくてですね…!!!!どうせ瀬戸康史にやらせるくらいんだったら妊婦の腹を蹴るくらいしないとだめだよ!!!!
ストーリー自体も大体よかったんですが、このご時世にそのラストでいいのか…?!とラストは少しもやもやさせられてしまいました。というのは、ラストが邦画あるあるの、「なぜ無理やり恋愛関係に落とし込むのか?!」ということなんです…。その話はSCOOP!の時に散々話し合ったでしょ!!!!!!ってちょっともうブチギレそうになりながらラストを観ていました。
個人的にいちばん上がったのは、大好きな広末涼子さんが髪を真っ赤に染めて試合に臨むシーンでしたね…。めっちゃかっこいい広末涼子をこの時代に楽しめるのやばい…。
おすすめポイント!
☆端役から端役まで超豪華俳優!
☆ガッキーがいつも通りちょうかわいい!!でも永野芽衣ちゃんもかわいいぞ!♡
第17位
source:Quiz: Which Star Wars: The Last Jedi Character Are You? | StarWars.com
各所で賛否両論の今作!私の見解としては以下の通りです。
というわけで、ストーリー自体は面白いかどうか微妙だけど、映画として引いてみると、めちゃくちゃすごい偉業を達成しているよね!というお話しを上掲の記事ではいたしました。なので、今回こちらでは簡単に内容についてどう思っているのか、ということをお話しさせていただきたいと思います。
なんというか、正直にお話ししますと、後から思い返すと反乱軍のところ全然面白くなかったね!!!!!って感じなんですけど、個人的にはカイロ・レン(ベン・ソロ)とレイのあのフォースで会話をして、心をつなげていくのがすごく美しかったことと、そこからつながるベンとレイの超次元アクションシーンがあまりにも楽しくて最高だったのでこの映画200億点だろ!!って感じですかね。完全に加点方式で楽しんでしまいました。
あとはやっぱりBB-8があまりにもかわいすぎて、冒頭BB-8が可愛い、この映画面白いに違いないみたいなBB-8によるマジックにもかけられてしまったので、ちょっとちゃんとした目で見れていないですね…。
ストーリーを今一度把握するためにも、そして吹替えを楽しむためにも、もう一度観てみようとは思っているので、その時にまた思うことがあれば上掲の記事に書き足そうと思います。
おすすめポイント!
☆最初から最後までBB-8が可愛い!
☆何年経ってもルーク・スカイウォーカーはかっこいい!
第16位
■『亜人』
常に全盛期との声が高い佐藤健さんと超実力派俳優綾野剛さんを迎え、監督は『踊る大捜査線』の本広克行って…!!!!!映画として面白くないものができるわけがないという布陣の今作。個人的にはめちゃくちゃに面白かったですね。
というのは私が原作をチェックしていないことがかなり大きいとは思うんですが。ですが、原作を読んでいなくてもちょっと思うところが何個かあってですね、まず綾野剛さん演じる佐藤がどう考えてもこんなにバカじゃないだろ…!ということなんですよ…!!!あまりにも序盤から中盤までの佐藤が強すぎたこと、そしてストーリーとして面白かったので、最後の最後に「ウッソー?!」と思ってしまうほど佐藤が…。うん…。
ただし、最初にお伝えした通り映画としてはかなり面白くて、邦画、しかも漫画の実写映画という枠の中でかなり頑張っていたというよりは、かなり良い作品だったのではないかと思います。原作を知らない人はかなり楽しめる作品になっていると思います。
ただし、裏を返せば原作を知っている人は多くの改変を受け入れられず、あまり良い作品とは考えられないかもしれません。
こちらの作品の良い点については以前たくさんご紹介したので、今回は悪い点について中心に述べさせていただきました!良い点についてはこちらでご確認ください!
おすすめポイント!
☆本広克行イムズがたっぷり!ファンにはたまらない!
☆クライマックスの佐藤健VS綾野剛のど迫力アクションは必見!
第15位
■『劇場版 仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイド withレジェンドライダー』
source:映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイド with レジェンドライダー』 ポスタービジュアル&追加ゲストキャスト解禁!! | 東映[映画]
こちらの作品に関してもすでに個別記事でご紹介済みなので、簡単な感想のみ述べさせていただきます。
いやもうこの作品に関しては「サンキュー上堀内監督!!!!!」の一言に尽きます。
多分監督自身も、仮面ライダーシリーズに携わりながら、このキャラクターたちの続きを描くならこう、ということを頭の中で描いていたのだと思います。もちろん、脚本を担当したのは高橋悠也さんと武藤将吾さんなのですが、上堀内監督のおかげで、それぞれのキャラクターたちが放送当時の雰囲気をまとったままスクリーンに現れてくれて、そこには紛れもないあのライダーたちの姿があったので、本当に感謝感激しかなかったです。
そして、何年たっても仮面ライダーという場所をまるでホームのように思ってくれていて、こうして映像作品にも登場してくれる役者さんたちに感謝ですね。いつだって私たちファンは待っているので、気が向いたときでいいから、あと何周年のお祝いの時は絶対!帰ってきてくれ~~!!!
あとは「オーズ」組に夢をこれでもかというほど見せていただいたので、ぜひ小林康子さん脚本の「オーズ」本編の続きが観たいな~と思うわけなんですが、靖子にゃん書く気…あるのかな…。ぜひAmazonプライムビデオ配信「仮面ライダーオーズ the future of some day」みたいな形でオーズの続きを…。頼む…!
おすすめポイント!
☆レジェンドライダーが4人登場!アンクも復活!!!
☆夏映画で明かされなかったビルドの目的が語られる!
第14位
■『逆光の頃』
今大注目の若手俳優高杉真宙と朝ドラ「わろてんか」で人気を集める葵わかなちゃんが主演を務める『逆光の頃』。これ個人的にめちゃくちゃいい映画でした。
もともと今作の監督を務める小林啓一さんの作品は『ぼんとリンちゃん』を観てまして、『ぼんとリンちゃん』はなかなか強烈な作品でして、個人的には「うわ、まじか~」という映画だったんですが、今作はすごい!めっちゃすごい!
すごいすごい言ってるだけでは何も伝わらないので何がすごいのかと言うと、なんだろう、特別でも普通でもない、この主人公にしか起こりえないんだけど、そこまで奇跡とか起こらないわざわざ映画にするほどじゃない青春を65分間描いてるんですけど、それが素晴らしく愛おしいんですよね。
私が好きだったのは、葵わかなちゃん演じるヒロインが、嫌な先輩の言うことばっかりでそれってかっこ悪くない?みたいなことを言うシーンで、「パコーンってどうにかできへんの?」と言うところでした。あの葵わかなちゃんは観たほうがいい。マジで。あの瞬間に「なんで私葵わかなちゃんと幼馴染じゃないの?おかしくない?」って自分の出生を呪うことになったので。
おすすめポイント!
☆全編を通して京都弁!はんなりかわいい
☆こんな静かでキラキラな青春を送ってみたかったという切ないきもちが味わえます
第13位
■『東京喰種』
2017年漫画原作実写映画作品ベスト!と私が言いまくっている『東京喰種』。続編が作られないものだろうか、と思ってしまう程度には好きでした。
この映画の何がすごいっていうのは何回もこれらの記事
でお伝えしているので、よろしければ確認していただきたいです。
簡単にここでこちらの良さを説明いたしますと、やっぱりCGは邦画の限界があるので「ちょっとそれは…面白いぞ…?」みたいなギャグみたいになっちゃってるシーンもなくはないんですが、演者が一生懸命この映画を「東京喰種」にしようとしています。めちゃくちゃに頑張っている。これはもう全世界の人に評価してほしい。すごい。
あとは勇断と言うべき原作のどこまでを描くか、という話ですね。この決断を下すのは本当に難しいと思うんですが、ほんとによくやったな!と思うわけです。他の実写映画の監督を担当する巨匠たちも見習ってくれ。特に大根仁とか大根仁とか大根仁とか…。
おすすめポイント!
☆演者がはっちゃめっちゃに原作キャラクターを演じようと頑張っていてめっちゃくっちゃにぴったり!
☆原作を読みたくなるようなエンド
第12位
■『コードギアス反逆のルルーシュ 興道』
どうも「中学3年間をコードギアスに捧げた芸人」です。こんばんは。
というわけで「コードギアス」の新企画である今作もしっかりと観てまいりました。そりゃあ「中学三年間をコードギアスに捧げた芸人」なので?!観てきましたとも!ちなみに推しは紆余曲折した結果枢木スザクです。そこから櫻井孝宏に人生を狂わされるところでした。危なかったです。
さて、今作は原作のテレビシリーズの第一期の6,7割くらいを描いた作品となっております。新作カットもいれていて、さらにストーリーもちょっとした改変があったりなどして、今後の展開が楽しみになるものとなっていました。
原作テレビシリーズがやはり2期まであるので、全体で50話というのは人にすすめづらい長さなのですが、こちらの作品は「最低限コードギアスにハマるのに必要なもの」だけをドカドカ詰め込んだ作品になっておりまして、コードギアスまだ見たことないよ!という方はこの劇場作品から入るのも全然アリだと思います。そして私のようにリアタイでハマっていたけどどうせ総集編なんでしょって思ってるオタクはちょっと、待って。新規絵のルルーシュが動くんだよ、やばいでしょ、観よう。っていう感じなのでよかったら観てください。
おすすめポイント!
☆コードギアス10周年にふさわしい期待大の新3部作の幕開け!
☆コードギアスを構成する要素がこれでもかと詰め込まれた作品
第11位
■『ワンダーウーマン』
source:WONDER WOMAN Movie Review - Schmoes Know...Schmoes Know…
映画『ワンダーウーマン』予告【HD】2017年8月25日(金)公開
『スパイダーマン』の公開後すぐの公開だったので、『ワンダーウーマン』は鑑賞していたのですが、記事を書けずじまいだったので、ここで感想を書けるのがうれしいです!
『スパイダーマン』がMCU合流後の話を描いたのとは逆に、『ワンダーウーマン』はダイアナがどうしてアマゾンの世界から人間の世界へやってきたのか、そして彼女は100年以上の間どのように世界の中に紛れ込んでいたのか…など、ワンダーウーマンであるダイアナというキャラクターの出自を描いた作品になっていて、こちらも良作でした。
個人的に面白かったのは、ワンダーウーマンというとんでもない超人がイギリスの兵士(というより新兵器)というような扱いで戦争に駆り出されていくところですね。純粋に悪を倒したいと思うダイアナと、そのダイアナを兵力として利用するイギリスという国。やっぱり世界史においてイギリスはクソだな。
めちゃくちゃ楽しかったシーンはアマゾンの島でアマゾンたちが一体となって人間と戦うシーンでした。戦う女たちの強さというのがよく描かれていたのと、いくらアマゾンでも初めて見る人間の兵器にはかなわないのだというリアリティが好きでした。
逆にちょっと残念だったのは、途中でダイアナが人間に失望してしまうシーンですね。仕方がないのですが、あまりにもダイアナが心の底から人間に失望してしまうので、私は人間として「ダイアナにこんなことを思わせてしまうなんて…」とかなり悲しい気持ちになってしまって、しかもスーパーヒーローに「この世界は私が守る価値がない」とか言われてしまうのは、ちょっと、いや、かなり傷つきました…。ストーリー上仕方がないんですがね!?!?!
でもやっぱりDCはワンダーウーマンがまだまだ一強という感じがするので、今後ワンダーウーマン以外のヒーローの単独映画が出てきてさらに盛り上げてくれるのを楽しみにしています。
おすすめポイント!
☆ダイアナを演じたガル・ガドットが美しくてめちゃくちゃに強いのがさらに美しい。
☆「女子映画」の新たな形を確立した!
第10位
■『アトミック・ブロンド』
source:Atomic Blonde: Charlize Theron breaks down film's love affair | EW.com
公開のずっと前から観たいと思っていた『アトミック・ブロンド』。『デッドプール』や『キングスマン』、『ジョン・ウィック』のスタッフが集められて製作されたと聞いていたので、どんなトンデモスパイアクション超大作が出来上がってしまうんだろうと思っていたんですが、蓋を開けたら予想外にも結構しっかり史実に沿った感じのお話しでした。舞台は冷戦時代のベルリン!みたいな…。そんなの大体面白いんだよこの野郎!というわけで、予想を裏切らず面白かったです。
個人的に印象に残ったのは音楽の使い方でした。観客に「ここ音楽かけますよ」というのを意図的にしっかりと示していたりするシーンがある一方で、「ここは音楽がガンガンにかかってめちゃくちゃ盛り上がりを見せるシーンでしょ!」というところにあえて音楽がかからず、生々しいアクションシーンになっている個所もありました。これが最高にクールなんですよね…。
あとは、身の回りのものを駆使して行われるアクションが大好物の女なので、居住スペースで繰り広げられたアクション、かなり良かったですね…。ロープを駆使して戦うシーンがあるんですが、そのロープが何ものなのかはこの際どうでもいいとして、決して戦闘のために使われるものではないもので戦うのはかなり良いですよね…。
おすすめポイント!
☆音楽の使い方が本当にかっこいい!
☆見ごたえのあるアクションシーン
第9位
■『ジョン・ウィック チャプター2』
source:John Wick: Chapter 2 (2017) - Movie Review / Film Essay
『ジョン・ウィック:チャプター2』 予告編(特報予告)/シネマトクラス
『ジョン・ウィック チャプター2』はすごいよ!!!すごいですよ!!!!
いや、何がすごいって私このシリーズの第一作目あんまり好きじゃなかったんですよね。「なんで?」ってよく聞かれるんですけど、一言でいうと、「私の勘違い」って感じです。
で、私の勘違いのせいでこのシリーズのことを「つまらない」っていうのはあまりにもひどいか、と思って、2作目の今作も観てきたんですが、いや~~~~すげぇ!!
何がすごいって、完全に「ガンアクション無双映画」すぎて、めちゃくちゃ笑えるんですよ!そして日本風に言うならばこれは「ワンパンマン」みたいな。アクション漫画(映画)なのに笑える!笑えるけどアクションかっこいい!って感じです。
気持ちいいくらい殺して殺して殺しまくるジョン・ウィックが面白すぎる!超人的な殺し屋になりすぎて本当に面白い作品でした。
個人的にすごく好きだったのは鏡の迷路のシーンですね。これカメラが映らないようにするに結構大変だったのでは?とか思ったり、まぁ普通にシーンとしてもドキドキハラハラだったので、妙な緊張感があったので、すごく楽しかったですね。
前作以上にストーリーとしての厚みはないんですが、前作以上にコミカルな方向に振り切れているので、めちゃくちゃに面白いです。
おすすめポイント!
☆前作以上にはちゃめちゃでかっこいいアクションシーン!
☆前作以上に突然でストーリーが薄い!最高!
第8位
■『ダンケルク』
source:Trailer Music Dunkirk (Theme Song) - Soundtrack Dunkirk (2017 ) - YouTube
映画『ダンケルク』予告1【HD】2017年9月9日(土)公開
公開前からずいぶんと界隈で話題になっていた『ダンケルク』!やっぱり歴史専攻だし観ないとね!というわけで全くそんなそぶりは見せていませんでしたが、観に行ってました。
クリストファー・ノーランが実話を描くということでだいぶ楽しみにしていたんですが、すごい!実話を題材としていてもクリストファー・ノーラン節をここまでいかんなく発揮できるものなのか!と圧倒されてしまいました。(笑)
事実を文字だけで切り取って見てしまうと、とても地味な話だと思うのですが、こうして映像作品として当時の様子を再現してみると、それはあまりにも長く苦しい戦いであり、永遠にも感じられるような絶望だったのだろうな…ということが簡単に想像できてしまって、見ていてかなりつらい作品でした。戦争という異常な状況の中で、立場が異なる人々が、目的を同じくして、それぞれの戦いに挑むということをうまく描いた作品であったように思います。
私がこの作品でびっくりさせられたのは、ワンダイレクションのハリー・スタイルズがさらっと俳優デビューしていたことでした。「ワンダイレクションなのに?!?!クリストファー・ノーランのこんな作品に出るんだ?!?!」という。なんというか、すごく意外で。もっとトワイライトシリーズとか、ハイスクールミュージカルみたいなティーンにウケそうな映画に出るのかと思ったらこんなに重厚な作品に出るのだなぁ…と思って…。しかもしっかりオーディションを受けて合格して勝ち取った役なのだと聞いてさらに驚かされました。今後は俳優としての彼の姿にも注目してみようと思います。
おすすめポイント!
☆陸・海・空、それぞれ全く異なる立場で、それぞれの戦いに挑む男達のリアルな物語
☆ノーランによる時間・空間トリックは健在!
第7位
■『ギフテッド』
source:Movie Review: Gifted
クリス・エヴァンス出演 映画『gifted/ギフテッド』予告
人はみんな違っているから、だからたまに傷つけあうし、理解し合えないし、不幸なことが起きてしまうけれど、その多様性を受け入れながら共に歩んでいこうね、みたいな…。そんなお話しだったように、今思い返すと思います…。
こちらの作品もすでに個別記事でご紹介済みですので、詳しい感想はこちらで補完お願いいたします。
本当にこの一人の女の子を巡る様々な人のいろいろな形の愛情があって、それが他方の子の女の子に向ける愛情を侵害してしまって、そして、何も決して傷つけたくてそうなってしまっているわけではないというのがあまりにも複雑で…。
愛情って時に人を縛り付けるものにもなってしまうんだよなぁ。ということを考えさせられる作品でした。大人だから子供を幸せにする義務があるから、子どもの才能を開花させてあげる義務があるから、守ってあげる義務があるから、と思いがちなんですが、その子がどんな環境にいて、何がしたくて、何になりたいと思っているのかをできる限り尊重してあげることが大事だよなぁ、と。
ほんともうこの作品にはボロボロ泣かされてしまったんですけど、みなさんにも今年初映画泣きしてほしいので、ぜひ『ギフテッド』観ていただきたいです。
おすすめポイント!
☆若パパ役のクリス・エヴァンスの父性にきゅんとしてしまう
☆「人を愛する」とは何かを改めて考えさせられる
第6位
■『ドリーム』
source:Hidden Figures Movie Exposes A New Real Figure | HuffPost
邦題問題で注目を集めた作品、『ドリーム』!めちゃくちゃよかったですね!!!
黒人女性という当時でいうところの最下層ともいえるような立場にある人たちが、女としての仕事を全うしながら、一方で自分の強みを発揮できる仕事を、黒人だから、女だからという理由であきらめずに必死に食らいついて成功させていく様は本当に美しくて、凛としていて、これを涙なしに観るっていうのは無理だなと思いました。
個人的にめちゃくちゃ泣いたのは、主人公が部署異動後にしばらく経って我慢できずに泣き叫ぶシーンの後の、その涙の訴えをした後に部長がトイレの「有色人種用」の看板をぶっ壊すシーンでした。「ここで働くうえで黒人だとか白人だとかなんて関係ない!」と言い切ってくれる部長めちゃくちゃかっこいい…。
あと個人的に好きだったシーンは主人公が「どうやってキスするか、もう忘れちゃった」というシーンでした。この作品では彼女たちが黒人女性として懸命に戦いながら生きていくのと同じように、彼女たちも普通の女性と変わらない一人の女性なのだということを描いていることがすごく好きでして…。
そしてそして嫌な白人の女役にサム・ライミ版でMJを演じたキルステン・ダンストさんがキャスティングされていて「めっちゃぴったり~~!!!!!」と心の中で拍手してしまいました。
おすすめポイント!
☆黒人女性たちのあきらめずに毅然と戦う姿勢
☆才能が認められるということに人種や性別は関係ない!
第5位
■『カーズ クロスロード』
私は吹替えで観てきました。個人的にディズニー作品は吹替えの力の入れようがすきなので、吹き替えで観るのが好みです。今回は松岡茉優ちゃんが声優でもそんなに演じきれるんですか!という力量をドドドーンと見せつけて、というか聴こえつけて?とでも言うんですかね、そんな感じです。
さて、ストーリーですが、もうね、よかった…!!!!よかったよ…!!!!ピクサーと言えば子供向けの癖に大人にグサッとくるストーリーを描くことで私のなかで恒例なんですが、今回は『トイストーリー3』に匹敵するほどの良作でした。
もう今回は私たちの知ってるあのスターのマックイーンがどんどんどんどん新作レースカーに「おっさん」扱いされて、どんどんどんどん落ちぶれていってしまって、必死に栄光を取り戻そうとするんですが、うまくいかず、自分の力量のなさを受け入れられず…という機械なのに言うならば「老い」(本当は新作カーとの性能差)との闘いを描いた作品になっていました。もうね~つらい。つらいぞ~…。
そんな「老いた」マックイーンがどういう人生の選択を取るのか、「再び返り咲く」のか、それとも「全く異なる人生」を取るのか、という非常にリアルなストーリー。これ子供面白かった?大丈夫?おばさんはすごい泣いちゃったけども。
プライドが高くて人の意見をなかなか聞き入れないマックイーンが「老い」と真正面から立ち向かうというなかなかシビアな現実を描いた今作、ぜひとも大人に観てほしいです。
おすすめポイント!
☆完全に大人向けのディズニーピクサー映画!
☆誰にでも起こりうる「障害」をどう乗り越えるのか?!
第4位
■『ユリゴコロ』
私が自信をもって、胸を張って、「これが吉高由里子の当たり役である!」と大声で主張したい作品となった『ユリゴコロ』。周りで全く話題にならなかったのが悔しくてしょうがないです。くそう…、こんな良作の邦画に出会えるのはどれだけすごい奇跡なのか世間は全然わかってない、わかってないぞ…!!!(まぁ個人的に殺人鬼の話がすごくすきっていうのはかなりあるんですがね…)
ちなみにこちらの作品についても以前ご紹介していますので、詳しい紹介・感想につきましてはそちらで確認していただければと思います。
そ・れ・で!ですよ!みなさん!!もうこの映画ホントに最高でしてね…???まず女が殺人鬼なのが個人的にめっちゃクール。最高、すきって感じなんです。だって男の殺人鬼ってそんなに意外性ないんですけれど、女の子で、しかも吉高さんが演じるような華奢な子が大の大人の男とか殺していくんですよ…。やばくない…?しかも息をするように殺していくのがやばすぎる…。
そんな彼女がある人の心のやさしさに触れることで人生を大きく変えていくわけなんですけど、凄惨な殺人の話というより深くて哀しい愛の物語だったんだ…と気づかされた時にはもうこの作品の魅力にはまってしまっていたので、ぜひぜひ皆さんにも観ていただきたい一本です。
おすすめポイント!
☆吉高由里子の最高の はまり役!
☆平気で人を殺す人間の深い愛情のお話
第3位
■『スパイダーマン ホームカミング』
MCUの期待の新人、スパイダーマンの単独映画がついにきました~!!!何を隠そうアメコミヒーローの中でスパイダーマンが一番好きな私は公開日にIMAX3Dと4DXでの鑑賞をキメてしまうくらいでした…!
そんな期待の中で観に行った今作、本当によかったです…!!!今までのスパイダーマンの中で最も幼く、青年ではなく、少年なスパイダーマンが描かれています。これはMCUというユニバースに組み込まれたことで起きた変化だと思うのですが、これは本当に最高。もちろん過去のサム・ライミ版「スパイダーマン」シリーズや、マーク・ウェブ版「アメイジング・スパイダーマン」もかなり素晴らしかったのです。それは間違いない。多くの人が「アメスパ」は良くなかったとか言うけどそんなことない。「アメスパ」はほんとによかったです。誰が何と言おうとも私のなかでは「アメスパ」は最高の作品です。(凄み)
話がそれてしまいましたが、今作のスパイダーマンはずっと楽しいのが個人的にはかなりよかったですね。最近のMCUはやっぱりどんより気味だったので、やっぱりアメコミ映画はこうでなくっちゃね~という楽しさがふんだんに盛り込まれていてかなり楽しく鑑賞できたのがプラスでした。
まぁただやっぱり悲しかったのは、スパイダーマンのコスチュームを手作りしていたピーター・パーカーがすきだったので、結果的に見れば手作りしてたんですけど、でも最終的にはスタークさんに作ってもらったスーツ着てるわけでしょ…。スタークさんの過保護さが可視化できてめちゃくちゃよかったけど…。ちょっと寂しかったですね…。でも17歳さんの声がするスーツ、私もめっちゃほしい。
こちらの作品もすでに記事を作成していますので、よろしければそちらもご覧いただければうれしいです。
おすすめポイント!
☆これまでのスパイダーマンよりポップで明るい!
☆新星トム・ホランドの当たり役と言わざるを得ない!
第2位
■『マイティ・ソー バトルロイヤル』
source:Biggest Thor: Ragnarok Easter Egg Revealed - MovieWeb
2017年一番印象に残った映画かもしれないってくらい個人的にはあたり映画でしたね…!『マイティ・ソー/バトル・ロイヤル』…!!!
やっぱり大きく貢献しているのはロキかな…!と思うんですよね。今までここまでソーとロキが共闘したりすることはなかったですし、あとソーとロキのミッドガルドでの擬態の恰好がかっこよすぎて全然擬態になってないよ!!!っていうのも個人的にはめちゃくちゃすきでした。あんなにかっこいい人たちいたらそりゃあ写真も頼んじゃうよね。わかる。
あとはやっぱり全体を通してあほ映画だったのが最高でしたね。MCUの重い空気なんか知るかよ!パーティータイムだ!YEAHHHHHHHH!!!!!!みたいな映画のテイストだったのがめちゃくちゃよかったです。面白すぎます。ヴァルキリーが花火背負って出てくるの最高にクールだったよね?あのシーンで爆上がりしない人っているんですか?ってくらい私爆上がりしてしまった…。
ここではこんな頭の悪い感想を書いていますが、しっかりとした感想は個別記事で書いていますのでそちらで確認していただければと思います!
おすすめポイント!
☆鑑賞後にImmigrant Songをダウンロードするに決まってるくらい最高
☆ロキちゃんとソーちゃんの「助けて」
第1位
■『ベイビー・ドライバー』
source:Baby Driver | Sony Pictures
いや、もうこの作品に関しては、もう、観てくださいとしか言いようがないんですが、勢いあまって帰ってきてすぐに記事を書いてしまったくらいには本当に個人的に最高の一言しかないほどドストライクな作品でしてね…。もうほんとに最高…。
この作品の何がすごいって、冒頭10分だけで「もう1800円の元は取ったぞ!!!!」って思えてしまうくらい、冒頭だけでも満足感がすごいんです。だって冒頭がめちゃくちゃにかっこいい!すき!楽しい!最高!すき!あと2億回観たい!!!冒頭を!!!2億回!!!!ってなってしまうんです。
もうこの作品見たらコーヒーは4つ買いたくなっちゃうし、iPodを久々に引っ張り出してきて使いたくなっちゃうし、サングラスかけてイヤホンして歌いながら街を歩きたくなっちゃうし、かわいいウエイトレスと恋に落ちたくなっちゃうし、何か一仕事終えた後はテッキーラ!って歌いたくもなっちゃうし、あ~~~~!!!すき!!!!!って感じなんです…。
もう本当にこの映画と出会うために2017年私は生きてたし、この映画に出会えたことで人生が2割増しで楽しくなりました。最高です。大好きです。愛してます。もうほんとに、この映画を観てない人、あなたは幸せです。これから人生が2割、3割増しで楽しくなってしまうんですから…。
おすすめポイント!
☆ベイビーがかわいくてかっこいい!真似したくなっちゃう!
☆好きじゃないシーンがないほど全編にわたってクール!!!
まとめ
というわけで、 下半期ランキングでした!初めて全ランキングしてみたんですんが、やっぱり10位以下のものってちょっとその時の気分とかにもよって順位が入れ替わってしまうので、自分でやってみても「おお?!」と思うところがあって面白かったです。
しかし、今年の下半期は観たい映画が多くて全然観きれなくて大変でした。来年もいっぱい映画が観られるようにがんばります!そして観劇にコンサートなども楽しんでいきたいと思います~!
皆様の2018年もよりよいものになりますように!それでは!