初めましての方も、お久しぶりの方も、昨日ぶりの方もこんばんは。
あやめです。
本日の映画
私が2度に渡って苦言を呈してきた
ブリジット・ジョーンズシリーズ第3弾「ブリジット・ジョーンズの日記:ダメな私の最後のモテ期」についてお話ししていきます。
(source:Movie Review: ‘Bridget Jones’s Baby’ Delivers as Expected | Women's Voices For Change)
ざっくりとあらすじ
晴れてマーク・ダーシー(コリン・ファース)とゴールインしたはずのブリジット・ジョーンズ(レニー・ゼルウィガー)だったが、結局マークとは破局し、その上マークは他の女性と結婚してしまっていた。そして、かつて愛してくれた女たらしのダニエル・クリーヴァー(ヒュー・グラント)は交通事故で死去。そんなわけで彼女は43歳の誕生日も寂しく独りで過ごしていた。
でもキャリアはうまくいってるし、もう男なんて…と思っていたブリジットに年下の同僚は恋をすすめてくる。その同僚に連れられて音楽フェスに連れられたブリジットは、「最初にここで会った男と寝ること」と同僚に言われてしまう。そしてその直後に出会ったのがジャック・クウォント(パトリック・デンプシー)だった。ブリジットは「遊び」の一晩を彼と過ごすことに。
その後友人の子供の洗礼式に参加したブリジットはマークと再会する。なんとマークは妻と離婚協議中なのだという。ブリジットが恋しかったと告げるマークにブリジットは長年の恋を思い出しながら彼に抱かれるのだった。
それからしばらく経つと、ブリジットの体に異変が出始める。「もしかして、妊娠したんじゃない?」という同僚の助言のもと妊娠検査薬を買ってみると、陽性反応。初めての妊娠に喜ぶブリジットだったが、あることに気づく。
この赤ちゃんはジャックの子?それともマークの子?
ここからブリジットの険しい妊婦生活が始まった!
詳しくはこちらをご覧ください。
『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』予告(90秒)
感想
いやぁ1,2をぶった切った私としては今回の映画もぶった切ってやんよくらいの気持ちで観に行ってたんですが、(最低)
なんとこれが超面白かったです!
今回の映画は女性の共感とか等身大とかそういうのは全部捨てて、コメディ一本に突っ走った作品になっていて、ゲラゲラ笑ってしまいました。
そうだよ!1,2もこんな作品でよかったのに!と思ってしまうほど。
おそらくこれまでとの作品の違いがアメリカではウケず、イギリス人は皮肉屋ですからこんな酷い作品(褒め言葉)が好きで大ウケしているのでしょう。これはイギリス人向けな気がします。あとは普通に舞台がイギリスだから親近感が湧きやすいのでしょう。
また、アメリカ人からするとアメリカ人のレニーやパトリック・デンプシーがイギリス人を演じるというのが耐えられないらしい。(あれ?でもパトリックが演じたのはアメリカ人じゃなかったっけ?)
ちなみに私はゲラゲラ笑ってましたが、劇場にいたお客さんもみんな笑っていたので、日本人にもウケる作品だと思います。
(まぁ日本人にとってはアメリカ人がイギリス人演じてるとかはあんまり関係ないですからね。日本人を他のアジア人が演じるのを欧米人が気にしないのと同じですね)
では個人的に気になった点や面白かった点についてネタバレなしでお話ししていきます。
余談ですが、ブリジット・ジョーンズよりも共感できなかった作品はこちらです。
①ブリジットついに痩せる
(source:Bridget Jones's Baby - Moviehole)
主演のレニー・ゼルウィガーは近年美容整形をして、全く顔が違う!と話題らしいです。こちら。
(source:Renee Zellweger Plastic Surgery Before and After)
まぁ確かに違う。でも全く違う!って大騒ぎするほどですかね??(いや正直明日花キララとかそういうの知ってるとこれそんな衝撃的ではないのでは…とか…思ったり…)
とにかくこんな風に美容への意識が高くなった彼女への配慮なのか、ついにブリジットは痩せました!!
年食ってから痩せるというのはブリジットみたいにお酒とプリングルス大好きだったら
ありえない
と思うので、この時点でこの映画は女性の共感とか等身大とかそういう点を捨てたんだな!と思ってちょっと好感度上がりました。
共感とか言うなら「アグリーベティ」でいいですからね。私まだ見たことないんですけど。
(source:ディーライフ/Dlife アグリー・ベティ シーズン3 |全国無料のBSテレビ局Dlifeで、海外ドラマも、映画も、ディズニーアニメーションも! | Dlife)
②頭のいい男たちが頭の悪いことをするのは楽しい
(source:Bridget Jones's Baby new trailer is released)
マーク・ダーシーは周知の通り敏腕弁護士ですね。1,2ではブリジットに振り回されつつも、どこかまだすましている感じがするキャラクターでしたね。
でも今回は、前作、そして前々作で見られたケンカシーンのようなコミカルなマークがたくさん見られます!よりコメディ色が強くなっていました!
おそらくそれは、今回出てくるジャックがブリジット同様、彼の想定外の動きを見せてくるからだと思います。
(source:Bridget Jones' Baby review: The movie is packed with belly laughs, but it's just not *our* Bridget)
そしてそんなジャックは実は数学が大好きという知的でありながら、ノリがいいというキャラクター。
彼も頭がいいはずなのに、ブリジットのわけのわからない言動に振り回されて、一緒にわけわからなくなってくれます。
「ちょっと整理させて」と言ってからどんなに突拍子がなくても、その場における最善の策を取る、という彼のスタンスがとてもおかしくて好きでした。
彼の性格はなるようになる、って言い出しそうなのに、どこまでも数学を信仰していて、計算上はこうなるのだからそうでなくてはならない、という意外にも考え方はお堅かったりするところも面白いです。
③キャスターの同僚がナイスキャラ
今回初めて登場するブリジットの同僚・ミランダが最高にいいキャラでした。
キャスターとしてカメラに映っているときは真面目そうなのに、カメラに抜かれていないと
ブリジットと無線で下ネタを話し合ってしま(※会話は電波に乗らないけど番組は全国生放送中)
なんとも下品なキャラ。サイコーでした。
(source:Bridget Jones' Baby review: The movie is packed with belly laughs, but it's just not *our* Bridget)
ブリジットから出される生放送中の指示がトンチンカンなせいで赤っ恥をかいたりしてるのに、ブリジットに怒ったりはしないいい人だったりもします。
日本でこんなキャスターいたら1発で週刊誌にすっぱ抜かれて人気低迷しそうです。でもマツコとかに好かれそう。
④ブリジットに一切共感できないのがいっそ清々しい
(source:Bridget Jones's Baby - News, Trailer & All The On-Set Gossip)
何度も言っているように、
今回の映画は全世界の女性から共感の嵐とかそんなものはない
です。なので、これについてはもうぶっ叩く要素ではなく、むしろ評価したい点です。
まず父親が誰かわからないのに赤ちゃんができた〜〜!って手放しで喜べるのすごくないですか?
(source:Bridget Jones’s Baby Review)
43歳の高齢出産で、仕事も別に安定しているわけでもなく、親戚が近くに住んでいるわけでもなく…という状態で妊娠を喜べるブリジット本当に頭空っぽでサイコー!!私もこれくらい頭空っぽで生きていきたい…!!
ほかにも色々嘘じゃん…みたいな点があったんですけど、本当に頭空っぽかよ?!って感じで、私たちの常識を踏み倒していくブリジットはむしろ見ていて爽快でした。
(source:Let’s Talk the Bridget Jones’s Baby Ending -- Vulture)
こんなブリジットを映画館で静かにしていた方がいいに決まっている状態で見るからもう面白くて仕方ない。年末にやっている「笑ってはいけない」シリーズのような緊張感がありました。楽しかったです。
まとめ
というわけでいままで散々叩いてきた
「ブリジット・ジョーンズ」の第三弾はシリーズの中で1番面白かったよ!
という感想でした。
と言っても、今までの女性の共感がー、等身大の女性がー、とかそういう路線の「ブリジット・ジョーンズ」が好きな方には今回の話はどうなんだろう?という感じでした。
今回の話は女性にも男性にもウケそうながっつりコメディなのでデートで観に行くのもいいかもしれません。※浮気をしていない女性の方に限ります。
(source:bridget jones's baby | MTV UK)
あと個人的には、エド・シーランこんな作品に出演するんだ?!という驚きもでっかかったです。エド・シーランっていい人だな…。私はThink Out Loudの方が好きだけど。
あとあと、Lily AllenのF**k Youが劇中で使われていたのもサイコーに嬉しかったです!みなさんぜひ聞いてみてください。Lily Allenだいすきなので…。
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