初めましての方も、お久しぶりの方も、前回ぶりの方もこんばんは。
本日の映画
本日は、ヒュー・ジャックマン主演の「ローガン」についてお話ししていきます。
(source:Wolverine is on the run in a new 'Logan' poster - Superhero News)
X-MENシリーズについて
映画シリーズについての簡単な説明
(source:http://io9.gizmodo.com/x-men-apocalypse-finally-puts-the-mutants-in-their-com-1767101699)
本作「ローガン」は、MARVELコミック原作の「X-MEN」シリーズに出てくるキャラクター、ウルヴァリンが主役の映画です。上の画像の真ん中の黄色いキャラクターがウルヴァリンですね。
MARVELが経営の危機に陥った際にX-MENの映像制作の権利を20世紀FOXに売り払ってできたのがこちらの作品。
(source:The Five Most Dated Part of the First ‘X-Men’ Movie)
2000年公開の「X-MEN」です。ここからX-MEN2,X-MEN the Last Stand,X-MEN the First Class,X-MEN the Days of Future and Past,X-MEN Apocalypseへと続いていきます。
あらすじ
人間が進化の面において新たな局面を迎え、火を操ったり、瞬間移動ができたり、天気を操ったりなどの超人的な力を使用することのできる「ミュータント」という種とこれまでのいたって普通な「人間」とが存在する世界。
人間たちはミュータントたちの持つ恐るべき能力を恐れ、ミュータントをどのように支配するかを考えていた。
一方、ミュータントたちも揺れていた。人の心読むことができる力を持つチャールズ・エグゼヴィア(プロフェッサーX)は人間との共存を実現化するために、ミュータントの子どもたちを集めて学校を作っていた。
鉄を操るエリック・レーンシャー(マグニートー)は、人間たちよりも優れた能力を持つミュータントこそがこの世界を支配すべきであり、優位に立つべきだと考えていた。
この三者の三つ巴により、世界は混乱の渦に飲まれていく…。
詳しくはこちらをご覧ください。
LOGAN
(source:New Logan Poster Released by Hugh Jackman)
あらすじ
ミュータントたちで結成された正義の味方とでもいうべきチームである「X-MEN」が活躍していた時代は終わり、ミュータントという種が絶滅したと言われ久しい2029年。
X-MENの一人として活躍していたローガン(ウルヴァリン)は、生き残ったミュータントの一人だった。彼は、名を変え、リムジンでの送迎運転手として暮らしていた。
そんな彼はある女性に、命を狙われている少女をある場所へと送ってほしいという依頼を受ける。
初めは依頼を拒否したローガンであったが、彼と一緒に生存していたチャールズに少女が「新しいミュータント」である、守るべきだと告げられ、さらにその少女・ローラの持つ能力が自ら持つものと酷似していることなどから、厄介ごとに巻き込まれる形で、ローガンは仕方なくその依頼を引き受けることとなる。
果たしてローラは一体何者なのか?ローガンは無事、彼女を依頼された場所へ送り届けることができるのだろうか…?
詳しくはこちらをご覧ください。
感想
(source:Logan trailer breakdown: James Mangold talks us through the teaser, Feature | Movies - Empire)
2年前にたまたまつぶれたレンタルビデオ屋のビデオがたたき売りにされていて、そこで私がなんとなく買ったのが「X-MEN」シリーズのDVDでした。
(ほんとのこと言うと、なんとなくというのは嘘で、ジェイムズ・マースデンが見たくて買いました。でもサイクロプスの役だったので、ずっと目が隠れていて、「あ…あ…」となったのを覚えています。)
そんなことがありつつも、そこからあれよあれよという間にX-MENにハマっていき、ウルヴァリンシリーズまで観てしまいました。
さすがに、これだけ長い間、そしてこれだけ多くの作品を作られるだけあって、X-MENシリーズ、面白いです。
そんな17年続いたX-MENシリーズの集大成ともいえる今作「ローガン」。
なぜこの作品が集大成と言われるのかというと、ウルヴァリンを演じてきたヒュー・ジャックマン自身がこの作品を最後にウルヴァリンを演じることを終了すると宣言したからです。
17年もウルヴァリンを演じてきたヒュー・ジャックマン。そんな彼のウルヴァリンとして、ローガンとしての最後の作品、驚くほどの良作です。ぜひ、劇場でご覧ください。
では、私なりに「ローガン」について詳しくお話ししていきます!
①「ローガン」を観るのに「X-MEN」シリーズは視聴すべきか?
(source:Ranking All The Fox X-MEN Movies From Worst To Best)
シリーズものの作品についてお話しするときは必ずこの話をしていますが、今回も例に漏れずしようと思います。
「ローガン」の鑑賞前は、「いやこれ何にも観なくてもいいじゃあねぇか~??」と思っていました。
が、しかし。
今作「ローガン」は、ローガン(ウルヴァリン)の一生を知ってこそ、響く作品のように感じました。
ローガンという人物がどのような経緯でミュータントになり、どのような人生を送り、どのようにX-MENとなり、そしてどういう人と関わってきたのか、ということを知ってこそ、楽しめる作品のように思います。
ただ、じゃあX-MENの映画を全部観なきゃ全く楽しめないのか、というと、そんなことはなくて、ただ、X-MENの映画を知っていた方が楽しめる、というだけです。
なので、全くの未見でも問題なく楽しめると言えば楽しめるのではないかなぁ…と、私は思います。(ただ冒頭部分にキャラクター紹介などがあるわけではないので、誰が誰だかわからないという問題は少なからずあるかと思います。)
また、ウルヴァリン単独主演映画は、「ローガン」の前に「ウルヴァリン:ZERO」や「ウルヴァリン:SAMURAI」などが制作されていますが、これらは観なくても待ってく問題ないっていうか、むしろ観なくていいくらいです~!!!!いえ~~い!
ただ、あのわけのわからなさ具合がすき!という方もいると思うので、判断はお任せします。私は観なくていいと思いますが。
②「レオン」が好きなら「ローガン」を観よ。
(source:Logan is the Most Political X-Men Movie Yet)
私は「レオン」という作品がすきです。
「レオン」がどういう作品なのか、というのは次の記事で確認していただくとして、
私は本当におじさんと少女という組み合わせが好きなのです。
で、「レオン」が好きな方の4割くらいって、おじさんと少女という組み合わせが好きな人だと思うんですよね?!(過言ですか?)
で、「ローガン」も、「レオン」とは全く異なる関係性ですが、おじさんと少女っていう組み合わせじゃないですか!好きに決まってるんですよねぇ!!!!!
2人の関係性がどのようなものなのか、というのは詳しくは本編で確認していただくほかないのですが、まぁ簡単にいうと、「ウルヴァリン、子守りをする」って感じなんですよ…!
あの、気に入らねえものはとりあえず殺しておけみたいなウルヴァリン、もといローガンさんがですね!!!!!女の子の子守りですよ!!!
最高以外の語彙が見つからねえ~~~~!!!!!って感じなんですよね…!!!!
映画本編は本当にシリアスで、息つく暇もなく常に絶望って感じなので全く以て「萌え」とか感じてる暇なんかないんですが、改めて思い返したら「萌え」以外の何物でもないじゃん!って感じなんです。
ちなみにちなみに、役者さんたちの写真はもっとやばい。KAWAII
(source:Hugh Jackman Gets Adorably Upstaged By 'Logan' Co-Star Dafne Keen at MTV Movie & TV Awards)
エッ KAWAIIかよ…。人類を本当の意味で救うのはKAWAIIなのかもしれない…。最高…。しんどい…。
ちなみにこの画像、本編観終わった後だと多分3000倍くらいしんどいっていうかいろんな感情が沸いてきてすごいことになると思います。私はなってます。死にそう。しんどい。
③「ローガン」はあまりにも永い、一人の男の人生を描いた作品
(source:Logan: A Perfect X-Men Movie for the Age of Donald Trump | Den of Geek)
「X-MEN」シリーズは、人間とミュータントとの共存は可能か、というテーマで描かれる作品なので、度々人種問題と絡めて考えられます。
(実際、X-MENでは現実世界で起きた事件を基にして作られた話がたくさんあるので。)
今作も例にたがわず、ミュータントVS人間の構図が取られるのですが、私はこの作品をそんな政治的な目で見るよりも、ローガンという一人の男の生きざまとして捉えました。
X-MENシリーズの映画を追ってきて、ローガンが最後に手にしたものが……という軌跡を思うと、涙が止まりませんでした。
彼の人生は、決して幸せなものでも、平穏なものでもなくて、とても長く、それでいて悲しすぎたな、と感じられ、そんな人生を送った彼がこのような物を手に入れられて、本当によかったな…と。
本当にローガンという人の人生を初めから追ってきたようなシリーズだったので、だからこそ「ローガン」は面白かったというか…。
ネタバレなしで語ろうとすると全くもって何を言ってるかわからないことになってしまうんですが、「ローガン」は人種問題云々の前に、ローガンという一人の男の物語なんだということです。
うう、思い出すとまた涙が出そうだ……。
まとめ
(source:MTV Awards: Hugh Jackman and Dafne Keen win Best Duo | Daily Mail Online)
と、ここまで感動モノのようにご紹介してきましたが、「ローガン」はバイオレンスアクション映画です!!!!!!!!
ワッハッハ!!!!ひっかかったな!!!!!!!!彼氏に「ローガン」観に行きたい〜〜!とか言って首がはねる映画だということを知らずに観に行ってしまえリア充この野郎〜〜〜〜!!!!!!!!
……なんて、思ってません。思ってませんよ。でも、彼氏に「ローガン」を観に行こうって誘われた女性のみなさん気を付けてくださいね、結構モロに死体出てくるんで。
でも、本当に感動できる作品なので、バイオレンス表現が大丈夫、という方はぜひぜひ観に行ってみてください。
ヒュー・ジャックマン演じるローガン(ウルヴァリン)最後の愛にあふれた勇姿を目に焼き付けてください。