初めましての方も、お久しぶりの方も、前回ぶりの方もこんばんは。
あやめです。
本日の映画
今日は、亀梨和也さん、土屋太鳳さん主演の映画「PとJK」についてお話ししていきます。
(source:映画『PとJK』公式 (@ptojk_movie) | Twitter)
あらすじ
歌子(土屋太鳳)は函館に住む元気一杯の高校一年生!いつかドラマチックな恋をするのだと夢見る普通の女子高生。
そんな彼女はある日、22歳と偽って合コンに参加することになってしまう。16歳の彼女はアルコールを飲めないのだが、周りの男性陣に飲酒を強要されそうになってしまう。そんな時に助けてくれたのが功太(亀梨和也)であった。
その後の帰り道、歌子は功太に助けてくれたお礼を伝えるために駆け寄ると、功太が歌子を家まで送ってくれることに。そして段々二人の距離は縮まって…。
が、家に着く前に歌子が16歳だということが功太にバレてしまう。歌子が未成年だと知った途端に態度を豹変させ、激怒する功太。歌子はあまりに豹変した功太の様子に怯えて走って逃げてしまう。
しかし、そこに待っていたのはクラスの不良・大神(高杉真宙)が率いる不良グループだった。歌子は彼らに絡まれてしまい、功太が助けにくるも、逆に功太を庇って怪我を負ってしまう。
歌子が目を覚ますとそこは病院で、功太がそばにいてくれて…。しかも功太は歌子に「結婚しよう」と言い出して…?
警察官と女子高生の結婚から始まるラブコメディー!
感想
①プロローグ:キャスト発表編
原作「PとJK」についてはそんな漫画があるらしいということは存じていましたが、警察官と女子高生が結婚って犯罪じゃん、くらいの関心度で、全然興味の範囲外の漫画でした。
そんな漫画が昨今の少女漫画原作とする実写映画の波に乗ると聞いても「ああ、そうか。また山崎賢人くんが頑張るのか。大変だなぁ。相手は広瀬すずちゃんかなぁ」とかまぁそんな風に呑気に構えておりました。
しかし、実際入ってきたニュースは
「主演 亀梨和也 土屋太鳳」
…………亀梨和也…って……KAZUYA KAMENASHI?KAT-TUNで毛先遊ばせてて乳首がお母さん譲りで豆チクの亀梨さん家の和也くん………?!
マメチクの話を聞きたい皆さんはこのDVDを買ったらいいと思います。
KAT-TUN LIVE 2015 “quarter" in TOKYO DOME(初回限定盤) [DVD]
- 出版社/メーカー: (株)ジェイ・ストーム
- 発売日: 2015/10/14
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
というわけで、なにかの因果で、なんの力が動いてか自担が「PとJK」という少女漫画原作映画の主演になったからもう大変でした。
そこでもう結構「やばい。自担を大スクリーンで観られる。やばい。しかも恋愛映画だ。心臓が止まってしまうかもしれない。やばい。」という感じで、頭の中はお祭り騒ぎだったんですが、公開初日に観に行こうだとか、ムビチケを買おうなどとは思うほどではありませんでした。
というのも、私は何度も言っている通り恋愛映画が苦手なので、「まぁ…自担のために観ますよ、はい」くらいのスタンスでいました。
が、「PとJK」ってやつはさ、ピンポイントで私に効く必殺技をキメてきたよね。
「追加キャスト 高杉真宙」
…………高杉…………真宙…………。(頭を抱える)
(source:Screenwriting Rules – UGH! | christopher f mueller)
先日色々あって私の1番の推し俳優となった高杉真宙くんが、私のアイドル界の1番大好きな亀梨くんと、まさかの、共演ときたか。まじか。しかも、金髪ときたか。
(source:高杉真宙が金髪披露、亀梨和也と土屋太鳳の共演作「PとJK」で不良役 - 映画ナタリー)
えるしつているか あやめは きんぱつによわい
というわけでもう全く興味の範疇外だった原作コミックをその足でTSUTAYAに向かって一気レンタルして、ザッと読みきりました。(これが貧困オタクの行動力の限界です。許してください。)
いや〜〜しかし、原作がまた意外に面白いんですよね。なかなかキュンキュンさせる漫画でした。さすが少女漫画!
亀梨くん演じる功太もかっこいいし、功太のライバルになる高杉くん演じる大神もかわいいんですよ、かっこいいんですよ。
全然期待していなかったんですが、まぁこれなら確かに実写化しても面白そうかな、と思うくらいには楽しみになり、貧困オタクなのでムビチケは残念ながら買えなかったのですが、公式Twitterをフォローするなどして、公開日を今か今かと待ち受けておりました。
②いざ、鑑賞!
実は「PとJK」の公開日は「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」の公開日と被っていたので、スーパーヒーローたちでホクホクになった状態で劇場へと向かいます。
さっきまでは、若手俳優や特撮そのもののファンで全通必至(必死)なお姉さんたちと熱い特撮ファン(大)と熱い特撮ファン(小)でいっぱいだった場所にいたので、わりかし浮いていなかった(と思う)のですが、
「PとJK」ですから。客層が、すごい。ざっくりと説明すると、
JK JK JK リア充 リア充 JK JK JK JK リア充 私
こんな感じでした。
わ、わぁ〜〜?!私数パーセントは亀梨くんのファンがいると思ったんだけどな〜〜?!なんか恋愛映画を観にきた人でいっぱいだ〜〜?!?!居づれぇ〜〜〜〜!!!!!!
って具合で完全にアウェーですよ。もうやばいっすよ。しかも私おひとりさま鑑賞なので、心細いったらありゃしない。
と思っているうちに上映スタートです。(ジャニヲタとバレてはいけないと思い)息を殺しておりました。
で、結果面白かったか面白くないかでいうと、そうですね…。
この映画は北海道函館市のPR動画だったんだよね?と言いたくなる感じ。
特にストーリーに重きを置いてないよ!みんな、北海道函館市においでよ!
という映画だったのだと思います。では、内容について詳しく述べていきます。
⑴主役の2人がくっつくのが無理がありすぎる
いや、わかる、わかるよ。映画という2時間の尺で、2人を初めに結婚させなきゃいけなかったんだもん。仕方ないよね。
(source:Because men can’t understand a woman’s basic needs | Why intelligent women read romance novels.)
でもさ、出会って24時間以内のプロポーズってどうなんかな!出会って24時間以内にプロポーズをキメちゃう警察官ってどうなのかな?!私たちの税金を給料にして、国を守ってる警察官としてどうなんかな?!
と、ツッコミがもう大爆発です。ちなみに、原作ではさすがにここにもうすこしだけ時間が割かれています、し、キャラクターも確か23歳という設定でいかんせん若いんですよね。23歳かー、わかるよ、うん。若気、まだ至っちゃうよね。わかるわかる。
でもさぁ〜〜〜〜!!!亀梨くんは31歳で、今回の役は設定的には26,7歳なわけでしょ〜〜?!?!若気至らせてる場合じゃなくない?!
もう「娘さんに傷を負わせてしまってすみません」つって菓子折りを持っていくべきなのでは〜〜?!とらやの羊羹詰め合わせを買っていくべきなのでは~?!?!?!なんで「…結婚しようかぁ、カコちゃん」になっちゃうんだお前ェ!
しかもですよ、カコちゃん、プロポーズされた時、当たり前ですけど、功太くんのこと好きかどうかよくわかってないですからね。
(source:好きかどうかわからない……それって「恋の燃え尽き症候群」かも? | 女子力アップCafe Googirl)
親御さんに功太くんが挨拶しにきた時でさえ、まだカコちゃん「好きかよくわかんなーい」みたいなこと言ってますからね!ダメじゃん!!!結婚しちゃダメじゃん!そんな軽い気持ちで結婚するの蒲田の女くらいだから!!
蒲田の女マジですごい軽率に結婚するから!!みんな30過ぎて独身でやばいって思ったら蒲田の女引っ掛けたらいいよ!!
あ、なんか話ズレた。
そんなわけで、結構な軽率に2人は結婚を決めてしまうんですよね…。いや、親御さんの説得とかにも時間割かれてたけど、カコちゃん結構「好きだと思う!」くらいで結婚決めてたけど大丈夫?う、うーん…。2人が幸せならよかった、よかった、で済ませていいのか?これは…。女子高生とか女子中学生に変な影響を与えないだろうか…。
⑵高杉真宙くんがどう考えてもカッコよすぎる
これは、鑑賞後にジャニヲタではない人たちが言っていたことなんですけどね、
(source:https://thenextweb.com/insider/2016/06/23/kill-your-conversion-funnel/)
「うーん、なんか亀梨よりも金髪の子の方がカッコ良くなかった?どうして女のコは亀梨を選んだんだろ?」
ってことですね。
ええ、これにはもう全くもって大賛成なんですよ。
いやいや、聞いて聞いて!あのね!亀梨くんだってかっこいいんですよ!かっこいいんだけども、亀梨くんが1番光り輝いてるのは、「亀梨和也」としてスポットライトを浴びて、かっけえ衣装着て、毛先を遊ばせてる時なんですよ!(個人の見解です)
もちろん功太くんのカッコがカッコ悪いってんじゃないんだよ?!ただ、金髪の高杉真宙くんがさ!!!カッコよすぎるんだ!!!
ベストな状態の高杉真宙くんにさ、ベストではないルックスの亀梨和也をあてがってもさ!!!ベストがそりゃ光り輝いて見えるよ!!!
それはもうファンじゃなかったらそりゃそうだよな〜〜!!仕方ねえんだよ!
しかも、高杉真宙くんが演じた大神も大神で不器用ながらにカコちゃんのことを思いやって、どうしたらカコちゃんに償えるか、笑顔にできるかって考えるんだよ!
もうね、警察官だからって一線引きまくってる功太くんなんかより全然少女漫画なんすわ!大神くんのが少女漫画の男の子なんですわ!!
だから最終的にカコちゃんが大神に一瞬でも揺るがずに功太くん♡♡となってしまうのは、原作も読まず、亀梨和也ファンでもなく、ただの恋愛映画として観にきたレアな人(いや、そんなレアな人たちがいっぱいいたのでレアではないんだなってのは今回わかったわけだけど、)にはかなり理解ができないのではないでしょうか?
あと、亀梨くんが高校生のカッコをするシーンが何度かあるんですが、もっと!!色々!!!やりようあったでしょ!!!!!!
WINK-UPでめっちゃ19歳の頃みたいなかっこできてたじゃん!!!
(↑これ、どっちも30歳の亀梨和也さんです。10代の頃の自分と今の自分っていうテーマで撮った写真なんです。ちゃんと10代に見えますよね?)
なんで!!!!!!こんなギャグみたいなコスプレしてんの?!?!美術スタッフ死んだ?!?!?!
と劇場で混乱でバタバタしかけました。だってなんかマジでドン・キホーテで買えるコスプレみたいなかっこしているんだもの…。
でも、美術スタッフは死んでいたどころか実はかなり優秀で、高杉真宙くんの警官コスプレ姿はアホみたいにかっこよかったです。
(source:http://www.scoopnest.com/ja/user/JUNON_jp/612832040564592640)
※こちらの画像はJUNONで以前撮影されたもので、今回の映画のものではありません。
顔小せ〜〜〜〜!!!腰細い〜〜〜〜!!!帽子のかぶり方のチャラさ〜〜〜〜!!!すき〜〜〜〜!!!
とジタバタしかけるくらいにはめっちゃかっこかったです。
なんか、本当に亀梨くんにもベストなカッコをさせてあげてほしかった…。
まぁ確かにベストなカッコをさせてあげてしまうとアイドル亀梨和也になってしまって、決して警察官には見えなかったでしょうから仕方がないのでしょうけれど…。
⑶監督は胸キュンを削減した少女漫画映画を作りたかったのかもしれないけれど…
さて、私はこちらの記事
を題名しか読んでいないわけですが、本編を見て思ったのは、
「功太くん、カコちゃんに彼氏らしいことも、旦那らしいこともしてないのに、すごい束縛だけしてくんな…」
(source:カップルで必ずもめる問題! みんなが許せる「束縛」ってどこまで? ~前編~ | 女子力アップCafe Googirl)
ということでした。いや、束縛も確かに彼氏ができることなのかもしれませんけれども。それでも、この映画の主な客層であるJKたちが見たかったのはいわゆる壁ドンに代表されるような「キュンキュン」だったのではないでしょうか?少女漫画−キュンキュン=…???ではないですか、知らんけど。
少女漫画は、キュンキュンするために読まれるもので、その実写化と聞いて、見て、聞いて、感じたいんじゃないのか?!その、キュンキュンを!
というか、このキュンキュン削減に至ったのは、監督の廣木隆一さんが少女漫画映画を撮りすぎだからではないだろうか?という仮説を導き出しました。
2015〜17年にかけて6本映画撮っててそのうち5作が少女漫画映画って、そりゃ飽きますよね!!!当たり前ですよこんなの!!
⑷キュンキュンを省いた先にあったもの
そんなわけで胸キュンをね、原作ファンに文句を言われない範囲(かどうかはわからないけど、アンチを目にしてないから上手くいってるんだと思う)で削減したこの映画は結果的にどうなってるかというと、最初にも言いましたが、北海道函館市のPVです。プロモーションビデオ。
(source:青森-函館 3小時40分鐘航程的休閒郵輪 / 津軽海峡渡輪株式會社)
わー、なんて素敵な景色なの!緑が輝いていて、空気が澄んで(そうで)いて、建物も素敵!北海道函館市、住みたい〜〜!
とはなりました。ええ、なりましたとも。
しかも、結構人物が引きで撮られたりとか、不思議なカメラワークが多いんですよ。
ここ結構人物の顔きになるけどなぁ、と思うところで、引き。
うーん、今功太くん何をカコちゃんにあげたんだろう、と思うところで、顔ばかり映る。
とか。なんか不思議でした。綺麗に違和感なく映っていたのは函館市の風景ばかりであった…。
⑸1800円の価値はどこに?
ではそんなストーリーも死んでいて、カメラワークも「???」という感じで、主演俳優はベストなカッコをさせてもらっていない、そんな映画に対して、私は1800円(実際には学生料金1500円)を払ったわけですが、この映画の価値はどこにあるのか。
それは、フレッシュな面々の美しさです。
(source:映画「PとJK」 予告編 - YouTube)
まず主演の土屋太鳳ちゃん。かわいい。文句なしにかわいい。
少女漫画映画の主演をなんで土屋太鳳ちゃんが毎回やっているのか不思議でしたが、今作を観てわかりました。
土屋太鳳ちゃん、無理なく少女漫画の喋り方できる。すごい。
これある種才能ですよ!少女漫画の女の子の喋り方って多分日常的に使ってたらめっちゃうざいですし、多分みんなにTwitterの裏垢でボコスカに言われちゃうやつだと思うんですけど、土屋太鳳ちゃんは素で話し方が可愛らしいので、モーマンタイ。素晴らしい。
(source:高杉真宙“待機作6本”怒涛の撮影乗り越え「今は自分を振り返る時期」―“爆発の年”へ急加速 モデルプレスインタビュー - モデルプレス)
そして、先ほども触れた高杉真宙くんが文句なしにかっこいいし、演技もうまい。今回の大神は不良だけど、実は…みたいな少女漫画にありがちなアレなんですが、うまく演じるよね、これを!さすが何度も素行や性格が悪い役を演じて来ただけあるなぁ、ミッチ……。
(source:https://twitter.com/ptojk_movie/status/784544193683259394)
そして、カコちゃんの親友・三門を演じた玉城ティナちゃんは、Instagramが馬鹿みたいにかわいいんですけど、
動いてもかわいい。すごい。コミックとはもうキャラが全然違うけど、もういい。許す。なぜなら玉城ティナちゃんがかわいいから。輝いてるから。オールオッケー!
そんでそんな高校生組を癒すジローを演じたのが関西ジャニーズjr.期待の星・西畑大吾くんですよ。も〜〜西畑くんがところどころ関西弁抜けてないような喋り方なんだけど、西畑くんにしか出せねえよ、そんなほわほわした雰囲気〜〜!!!すき〜〜!!!ってなって帰って来ました。若さって輝いてんだな〜〜!!!
こんなフレッシュな顔ぶれのフレッシュさに1800円の価値があります。
この映画は多分北海道函館市のPVであったとともに、この人たちのプロモーションビデオだったんだよ。みんな!!!1800円払って若手の才能を青田買いしようぜ!!!
まとめ
そんなわけで、自担アイドルと最推しが夢の共演を果たした恋愛映画を観て来ました。
やっぱり私自身が恋愛映画が苦手ということで、全くもって全然本来の意味では楽しめなかったですし、ツッコミしまくってみてしまったんですが、キャストのみなさんの輝きとか、演技とか、函館市の綺麗さがぎゅぎゅぎゅっと詰まっていた映画だったので、金返せ~!とかは全然思いませんでした。
なんというか、超暇なときに観るのなら全然アリなのかなぁ。と。キャストみんなかわいいし、かっこいいし、美しいし。うん。いや、もちろん亀梨和也ファンはずっと亀梨くんかっこいいし、絶対観に行った方がいいですよ!スケジュール空けて早く観て?!って観てるか!当たり前だな!
(亀梨和也担当としてのコメントを抑えに抑えたら全然亀梨くんの話が出てこなかったので、後で書き足したい…。)
あと何よりわれらが鏡飛彩(仮面ライダーブレイブ)が頑張ってるから、鏡飛彩ファンは観に行った方がいいよ!飛彩先生、大活躍だよ!!
いや、しかし最近邦画ばかりになってしまっているので、洋画の記事も頑張って書かなくては。
KAT-TUNに関する過去記事はこちら