初めましての方も、お久しぶりの方も、前回ぶりの方もこんばんは。
あやめです。
本日の映画
今日は、ついに日本公開が始まりました、トム・ホランド主演「スパイダーマン ホームカミング」についてお話ししていきたいと思います。
(source:All Movie Posters and Prints for Spider-Man: Homecoming | JoBlo Posters)
あらすじ
15歳の少年、ピーター・パーカーは現在YouTubeで話題のヒーロー、スパイダーマンとして秘密裏に活躍していた。
アイアンマンであり自分の憧れのトニー・スタークにその力を買われて一度だけアベンジャーズと共に戦った彼は、その後もスタークに必要とされる任務の連絡が来ることを願って、日々地元・クイーンズで人助けを行なっていた。
そんなある日、スタークに日々の活動報告を送っていたところ、ATM強盗を発見する。久々の「大物」に大興奮のピーターだったが、強盗たちは見たこともないような怪しげな武器を持っており……。
憧れのヒーローになりたい、そして憧れのあの子に認められたい、そんな15歳の少年は果たして街を救うことができるのか?!
詳しくはこちらをご覧ください。
感想
以前こちらの記事でも言った通り、
私はスパイダーマンが大好きです!サム・ライミ版スパイダーマンも、マーク・ウェブ版アメイジング・スパイダーマンも、大大大好きです!
(source:Two New Spider Species Named After Spider-Man Actors)
ちなみにお二人とも本当に良い俳優になりまして、最近だとアンドリュー・ガーフィールドなら「ハクソ―・リッジ」、トビ―・マグワイアなら「完全なるチェックメイト」が面白かったです。
そんな私が今回このトム・ホランドくんというイギリスのシンデレラボーイを主演に迎えた「スパイダーマン ホームカミング」をどれだけ楽しみにしていたことか!
(source:The Poster Posse Slings Out Phase 1 Of Our Tribute To “Spider-Man: Homecoming” – Poster Posse)
今作が本国や他の国よりも公開が1ヶ月遅いと聞いて、本気で台湾まで行ってやろうかと思いました。なんでやねん、日本。さっさと公開してくれよ。おっと話がそれたぞ。
しかし、そんなド高い期待値をすんなりと超えてくる今作!化け物かよ!!!!!
もうアメリカに向かってありがとう…ありがとう…と合掌してしまうレベルで面白かったです。まじでMCUのスタッフたち、あんたたちは最高だよ…!俺はこれだけで生きていける…!最高だぜ…!
では、そんな「スパイダーマン ホームカミング」について、私なりに感想を詳しく述べていきたいと思います。
①15歳のピーター・パーカーのフレッシュさ!
(source:Spider-Man: Homecoming review: It's a triumph)
主役のピーター・パーカーを演じたトム・ホランドくんは、なんと今年で21歳!
(source:Broadband ads are confusing and misleading)
…21歳………????14歳…なのでは………。
そう、このフレッシュさこそ今作の最大の魅力と言われています。原作のピーターも15歳の設定なので、これまでのスパイダーマン映画の中で最も原作に近い形での実写化となっているかと思います。
そんなピーターのフレッシュさは「キャプテン・アメリカ シビルウォー」での「スターウォーズ」の下りでも見られたわけですが、今回はもっともっとフレッシュさがすごい!です。
まず15歳ですからインスタとかTwitterとかワッツアップとかなんかもうとにかくそういうSNSが身近すぎて、どこに行くにも何をするにも自撮って自撮って自撮りです!かわいいね!SNSのいいねを私にも押させてください!!オネガイシマス!
(source:New Spider-Man Tom Holland Took the Coolest Selfie Ever | E! News)
そして何と言っても、声が…たっけぇ……!!!フレッシュ……!!!生まれたての子鹿……。かわいい…!!!!
(私はスパイダーマンが好きすぎるので全くもってしっかりした感想を言う自信が今回はありません)
そんな初々しいピーター・パーカーがクイーンズの平和を守るために奮闘する姿、やはり最高です。
(source:How Spider-Man: Homecoming Is Different From The Other Spider-Man Movies, According to Tom Holland)
もちろん、そのスーパーパワーを駆使した人助けも行うのですが、「親愛なる隣人」(friendly neighbourhood)さがすごいスパイダーマンの姿をぜひ見てほしいです。アイアンマンやキャプテンアメリカのような、世の中の憧れ、というよりは、みんなの頼れるヒーローだけど、同時に町の弟のようなスパイダーマン!初々しさが随所に溢れるピーターの初々しい「親愛なる隣人」っぷりにどうぞ酔いしれてください(⌒▽⌒)!
②憧れと理想と現実
(source:Ultimate Spider-Man - The Iron Octopus - YouTube)
今作はピーターが15歳の子供であることが存分に生かされて描かれている作品なのですが、その15歳の子供の対比として描かれるアダルトであるアイアンマン=トニー・スタークの姿も印象的です。
アイアンマンとして活躍して長いスタークは、ヒーローとしても、そしてもちろん人としてもピーターよりもずっと先輩です。特にヒーローとしてという部分においてはトニーは幾度となく様々な責任を負い、そして苦しみを背負い、辛い目にあってきました。
そんな彼が自分に憧れを抱き、澄んだ瞳をした若きヒーローの卵を目の前にした時にどんな反応を見せるのかというところにぜひぜひご注目ください。
(source:Spider-Man: Homecoming Will Strain Peter's Relationship With Iron Man)
また、トニーは父親に滅多に褒めてもらえなかったというコンプレックスがあるので、自分が同じような立場になった時にどうするのか、ということは何回も何回も考えたのだろうな…ということが感じられるシーンが何回かあるので、そこにもご注目を。
そしてそんなトニーの姿はピーターにとっての理想のトニー・スターク像なのかどうか…。そしてトニーとピーターは最終的に信頼しあえるヒーロー同士になれるのか、それとも師弟関係?それとも擬似親子……?という2人の関係性にもご注目を!
③スパイダーマンだけど、その前にピーター・パーカーだ
(source:Tom Holland Went to High School Undercover for SPIDER-MAN: HOMECOMING | Nerdist)
With great power comes great responsibility.(大いなる力には大いなる責任が伴う)
(source:With Great Power Comes Great Responsibility GIF - Spiderman Responsibility - Discover & Share GIFs)
ピーターの叔父のベンがピーターに遺した最後の言葉です。ライミ版、そしてウェブ版スパイダーマンのどちらにも登場したこのセリフは本作には出てくることはありません。
そんな今回のスパイダーマンは、過去のこの二つのシリーズとは異なり自己犠牲という意識はそこまで見られないように感じられます。「自分がやりたいから」スパイダーマンとしての活動に取り組む、というような姿勢でスパイダーマンを行なっています。
(過去の二つのシリーズに比べれば、という話です。個人的に、スパイダーマンの根幹に自己犠牲(というよりは強い責任感)の意識があると思うので、今作のスパイディに全く責任感がないわけではありません。)
(source:Tom Holland Spider-Man: Homecoming Interview)
そんな彼は、スパイダーマンであると同時に高校生であるので、恋に部活に授業に一生懸命な姿も描かれており、今までで一番のびのびとしたスパイダーマンだなぁ、というように私は感じました。
そんな彼が「本物の」ヒーローとして覚醒していく過程が描かれるという点も今作の見どころの一つなので、ここにもぜひ注目していただきたいです。
④今までのヴィランとは異なるヴァルチャーという存在(若干ネタバレ気味)
(source:Spider-Man: Homecoming - Vulture Explained | Screen Rant)
これまでのMCUの映画に出てくるヴィランたちは紛うことない悪であることがほとんどであったように思われます。(まぁ人を殺して勝利するヒーローを描くことが大半なので、その死がふさわしいような悪役を描かなければならないので仕方がないのですが)
しかし、今回の「スパイダーマン ホームカミング」のヴィランであるヴァルチャーは完全に悪役である、と言い切ることはできないかもしれません。
彼は自分の人生を賭けて取り組もうとした仕事を、結果的にトニー・スタークに"横取り"されたことをきっかけに悪に染まっていってしまいます。彼は、アベンジャーズの戦いによって得られるこの世では考えられないようなスーパーパワーを持った原料を用いて自分たちで製造した武器や兵器を売りさばく武器商人になってしまいますが、この仕事によって手に入れた収入のすべてを家族のために費やしているというのが、これまでのヴィランとは異なるのかなぁ…と思いました。
世界征服なんか企んでいない、ただどんな手を使ってでも家族を幸せにしたいという思いが強いそんなヴァルチャーに対して、スパイディは何を思い、どのように彼と対決するのでしょうか。ただの正義VS悪ではないこの構図をどうぞ劇場で、大迫力のアクションとともにお楽しみください!私、作ってないけど!!!!製作陣みたいな文章になっちゃった!!!!
まとめ
(source:Comedy, Diversity Make 'Spider-Man: Homecoming' the Best Comic Book Movie of the Year | BNP)
というわけで、今回は「スパイダーマン ホームカミング」についてお話しさせていただきました。
もうシビル・ウォーにスパイダーマンが出てくると聞いた時から単独映画が楽しみだったので、本当にとっても期待を高くしていたのにその期待を悠々と超えてきてくれた今作には感謝しかありません!
私はIMAX(字幕)と4D(吹替)で鑑賞してきたのですが、どちらもかなりかなりかな〜〜り楽しめました!
個人的には、藤原啓治さんの復帰もあって、吹替版で観るのがオススメです。(今作はコメディとしての要素もかなりあるので、字幕よりは吹替でテンポよく観た方が楽しめるかと思います)
そして早くもスパイダーマンは続編の制作も決定しているので、次回作が楽しみで仕方がありません。次はどんなヴィランが出てくるのでしょうか。
個人的にはドクター・オクトパスがヴィランの中では好きなので、
(↑これです。)
(source:Otto Octavius (Earth-96283) | Marvel Database | FANDOM powered by Wikia)
原作で描かれたスパイダーマンと精神を入れ替わってしまう話とか観てみたいんですよね…!!!!(とは言ってもこれドクター・オクトパスとの関係を描かないとできないから多分無理だけども)
兎にも角にも楽しみすぎて、フラッシュになって時間を飛び越えて観に行きたいくらい!(フラッシュってなんやねんって方は秋に公開される「ジャスティス・リーグ」を観てください)
今年はこの後ワンダー・ウーマン、そしてマイティ・ソー、ジャスティス・リーグとアメコミ映画の公開がたくさん控えているのでと〜っても楽しみです!それではまた~!
スパイダーマン続編の記事も書きました!