きねまないと

最近映画が好きになった20代が素人目線で好き勝手に映画の感想を綴るブログ。

第3回!2019年漫画原作実写映画ランキング!

 

 

2019年漫画原作映画ランキング!

 

さて、今回は第3回目ですかね?2019年に公開された漫画原作映画の個人的なランキングを付けていきたいと思います!

と言っても、9月に渡英してしまったので、9月に公開されたものまでなのですが…。

にしても2019年はいろいろ濃かった気がします。では早速行ってみましょう。

 

 

 

ノミネート作品

こちらも毎年のことながら私が劇場で観た作品のみを対象といたします。では早速。

①映画刀剣乱舞

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source:https://www.super-groupies.com/feature/181

 「漫画」の実写映画ではなかったのですが、二次元の作品の実写化作品だったので対象とさせていただきました。ちなみに私は未プレイですが、友人がハマってたりなどします。

 

②BACK STREET GIRLS ゴクドルズ

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source:https://yanmaga.jp/c/back_street_girls/

ヤクザ3人が失態を償うために指切って詫びようとしたらタイで性転換手術させられてアイドルになっちゃうという1回読んだだけでは到底呑み込める内容ではないトンデモ漫画。これを実写化しようってんだからすごいですね。

 

③トラさん 僕が猫になったワケ

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source:http://you.shueisha.co.jp/smp/lineup/torasan.html

クズな男が一度だけ転生の機会を与えられて人生をやり直す話、ただし、猫として。

 

がっこうぐらし!

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source:https://cho-animedia.jp/goods/20324/

こちらはニトロプラス作品ですね。アニメ原作かと思っていたら漫画が先だと聞いたので、実写映画課題作品じゃないか…というわけで観に行きました。

 

⑤アリータ

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source:https://comic.k-manga.jp/title/103922/vol/5

そういえば『アリータ』も『銃夢』の実写作品ですよね、というわけで入れてみました。ほかの作品とのバジェットがあまりにも違い過ぎて逆に場違い感が否めませんが。

 

⑥翔んで埼玉

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source:http://konomanga.jp/special/142824-2

 まぁ2019年一番話題をさらった漫画原作実写化作品と言えばこちらでしょう。先日の地上波放送も上々だったようで。

 

⑦キングダム

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source:https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1804/09/news085.html 

 原作マンガが大人気の今作。2019年邦画作品としてもかなり高い評価を得ていましたね。先日の日本アカデミー賞も数々の賞を受賞していました。

 

賭ケグルイ

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source:https://booklive.jp/product/index/title_id/285518/vol_no/007

 デスゲームみたいな漫画が流行って久しいですが、その系統といえばその系統のマンガでしょうか。今作に関してはドラマ化からの映画化でした。

 

ザ・ファブル

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source:https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%96%E3%83%AB%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%89-%E3%83%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%8D%97%E5%8B%9D%E4%B9%85-ebook/dp/B00URE8W0E

超一流の凄腕殺し屋が一生懸命に一般人になりきるという何とも言えないコメディ作品。現在KindleでPrime会員なら1巻無料みたいです。(2020年3月9日)

 

⑩東京喰種【S】

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source:https://ynjn.jp/app/title/160

 以前にも実写化された『東京喰種』が再び実写化ですね。今回は喰種レストラン編が実写化されました。

 

⑪『かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦』

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source:https://youngjump.jp/kaguyasama/

ただのラブコメ…と思いきやお互いがお互いを(無駄なプライドのせいで)告らせようとしている、ラブコメというよりは一種格闘競技にも近い闘いを繰り広げる美男美女の話。

 

と以上11作品でした。やっぱり約4か月分観れていないとなると作品数が減りますね。ちょっと寂しい気もします。

では早速ランキングです。

 

ランキング発表

発表形式に関しては10位から順に発表していき、最後に第11位と第1位を発表する形にしていきます。

というわけで、まず第9位から発表いたします。

 

第10位

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source:https://kakegurui.jp/about/

賭ケグルイ

役者さんたちはやっぱりドラマから演じてることもあって、みなさん役を自分なりにわが物にしている感じで、特に森川葵さんと矢本悠馬さんは元からのポテンシャルがめちゃくちゃ高いこともあってすごく役にハマってたと思います。

ただ、役者たちはおいておいて、それ以外の面が全体として非常に安っぽいといいますか。ドラマからの映画化でよくある、「それならスペシャルドラマでやってくれ!」というレベルの映像作品になってしまっていてすごく残念でした。

また、この賭けごとのスキルもなんだか期待していたよりも弱く、前に放送していたドラマ「ライアー・ゲーム」のようなものを期待していた私からするとかなり大きく期待外れでした。のちに原作既読の友人にこの話は原作ではどんな話なのか、と聞いてみたところ、この話が映画オリジナルのストーリーであることを知り、がっくりきたのでした。じゃあ本当にキャラクターを借りただけのただのスペシャルドラマじゃねえか…!

そんなわけでこの作品は結構がっくりきてしまいました。ドラマ版は原作の話をきっとやっているはずなので、今度機会があればドラマ版もチェックしてみようと思います。

 

第9位

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source:https://www.youtube.com/watch?v=TiATV8uKtJg

 『東京喰種 S』

前作の評論についてはこちら!

slhukss1.hatenablog.com

 はい、というわけで私は前作『東京喰種』が大好きだったんですが、もう結論から言ってしまいますが今作は全然ダメでした。前作がよかったところを全部ひっくり返してしまったような感じです。

なんでこんなに変わってしまったのかしら、と思ったらキャストはそのままなのですが、監督も脚本も前作の方々とは違うという…。そりゃあ前作とは全く違う出来になるわけですね。

何が駄目だったってまずは(これは仕方がない話なのですが)前作でトーカを演じていた清水富美加さんは本当にトーカがコミックスから出てきたかのような演技で、あんなにいやだった役をここまで完成度高く演じることができる人がいるのかと驚いたものでした。ですが今回トーカを演じた山本舞香さんはそうですね…、悪くないんですが、やっぱり清水富美加さんのトーカと比べるとかなり苦しいものがありました。なのでこれはキャスティングが悪かったと思います。二階堂ふみとかだったらまだよかったのかもしれない…か?

また、脚本にヤマもオチもなく、まぁいいんじゃない?くらいのクオリティになっていたのもかなり残念でした。大手を挙げて面白い!と言える作品ではなく、「まぁ実写化作品なんてこんなものよね」の域を出ないとでも言いますか。。。特に残念だったのは、松田翔太さん演じる月山が主人公カネキくんに対しての態度を180度変えるのが原作では面白いところだと思うのですが、この作品ではそれはカットで、月山を倒してハッピーエンドみたいな話になってしまっているんですよね。。。本当に残念。

今後も続編を作る気満々のようなので、今度の3作品目は1作品目の監督、脚本に戻してまた面白い作品を作ってくれることを望みます。。。

 

第8位

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source:http://www.foxmovies-jp.com/alitabattleangel/

 『アリータ』

ジェームズ・キャメロン最新作であり、『銃夢』の実写化作品『アリータ』が8位にランクイン!私今作に関しては本当にめちゃくちゃ期待してたんです!本当に!そして、その期待通りアリータはずっとかわいくて勇敢でかっこよくて最高のキャラクターだったんです!それは本当にその通りでした!

が、しかし。映画として面白かったかと聞かれると、微妙、の一言に尽きました。と言いますのも、この作品これ単体で終わらないんですよ…!!!!だから話がめちゃくちゃ途中で終わるのです…!しかもかなり後味は悪く…!起承転結の起が終わったのか…?!くらいで映画が終わってしまうので、なんとも言えない気持ちになるんですね…。

私の個人的な意見なのですが、映画が1本あるのであるのであれば、それがたとえシリーズものであっても1本の作品としてしっかりと面白い作品であれよ…!!!と思うのです。ですが、この作品に関してはこれ1本ではなかなか面白い作品にはなっていないわけですね…。つらい。

とはいえ、映像美などは素晴らしくて、PVだと思えばすごく楽しい作品であったかな、という感じですね。これはもしかしたら1作1作見るよりも、全部終わってから一気見したい、と思うんです、が!映画としてはちゃんと大画面で観たい、というわけです…!なんとも複雑、、、。きっと二作目が公開されたら観に行くとは思うんですが、ストーリーの軸がしっかり見えてこない限りはどうかな…って感じです。

 

第7位

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source:https://eiga.com/movie/90826/

かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦』

King&Princeのセンター平野紫燿さんと千年に1人の美少女橋本環奈さんを主演に迎えた「ザ・ベスト・顔がいいな映画」である今作。正直アイドル映画だと思ってあんまり期待していなかったのですが、これがなかなかどうして面白かったです。

なんだこりゃ、と思い監督を見てみると、『俺物語!!』や『ニセコイ』の河合勇人監督でした。なるほどなるほど~!やっぱりラブコメ(コメディ要素強め)×河合勇人監督は抜群の組み合わせだな、と改めて思いました。

にしてもこんな顔面国宝たちを集めておいて、あんだけ変顔をさせるこの映画はほんとに勇気があるし、素晴らしいなと思いましたね。二人とも体当たりで一生懸命演じているのもすごく好感が持てるし、個人的にはものすごく好きでした。

ただ、ちょっと脚本にはどうかなと思うところが多々あって、というのは結構下ネタがきつかったり(というのは観に来る層に対してという話です。中学生とかが主に観に来ると思うのですが、ラブホテルの描写を入れるのはどうかと思います)、あと令和の時代に「童貞」いじりをするのはどうなんでしょうか。たとえ原作にある描写だとしても、このご時世ですから省くべきだと思います。

ただ、いろいろな小ネタも入れられててめちゃくちゃ面白いのは確かなので、下ネタが苦手じゃない方々にはおすすめです!

 

第6位

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source:https://eiga.com/movie/90128/

 『BACK STREET GIRLS ゴクドルズ』

原作マンガが始まった際に超話題作になっていたのですが、まさかの実写化に笑っちゃいました。まさかの実写化だったんで、こりゃあ観に行かないとなぁと思って観に行ったら、意外とこれがしっかりと面白かったです。

このヤクザたちが性転換してかっわいい~女子アイドルになるわけですが、そのアイドル達の曲が無駄にいいんですよ笑

www.youtube.com

こんなにいい曲をこんな映画(失礼しました)のために書き下ろすって製作陣の本気を感じました。これはいい本気のかけ方ですよね。ちなみに私のすきな曲は「恋の盃」でした。Apple Musicとかでも確か配信されていたと思うので、よろしければ聴いてみてください!

この映画をかなり高いクオリティにしているのがこの主演の女子三人!ただの女子ではなくて、もともと男、しかもヤクザ、の現女の子を器用に演じているのが素晴らしい~!私が特にすきだったのは、松田るかさんの歩き方の下品さよ…!!!

あとは予告でも使われている「てめぇら何者だァッ」と言われて「何度も言わせんじゃねえよ!!!!!…極上アイドル~~~♡アイリです♡」「マリです♡」「チカぴょん♡」のシーンは最高です!あそこはシビれます!あれはマジでみんな一見の価値ありなシーンですよ!今思い出してもぞくぞくする。

この映画が周りであんまり観ている人がいなかったのがかなり残念だったので、今からでもいいから『ゴクドルズ』流行ってくれ~~!!!!!

 

第5位

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source:https://eiga.com/movie/89401/

 『ザ・ファブル

V6の岡田准一が久々にコメディ作品に出る!しかもアクションコメディ!と聞いて観ない人間がいるのであれば、それは、本当に、もったいない!と私は大声で言いたい!!!

近年では『SP』以降ずっとシリアス作品、しかも時代劇ものに出演が多かった岡田君が今回は現代を舞台にしたコメディに出るわけです!最高!私は岡田君は日本のキアヌ・リーブスと思っているので、ずっとばかみたいなアクション映画に出てほしかったんですが、今作がそれをやってくれたので、わかってくれてる人いるじゃん!とハイファイブしたい気持ちでいっぱいでした!企画してくれた松竹の人ありがとう!

そしてこの作品が面白いんですよ~!!これは原作マンガが面白いのもあって、そしてその原作マンガをうまく実写化できているのもあって面白いのだと思います!

岡田君はアクション監督まで務めていて、やっぱり最高なのですが、さらに「やっぱり最高」なのは柳楽優弥さんでした。関西弁は正直どうかなぁという出来なのですが、『ディストラクション・ベイビーズ』のあの兄貴がすきなひとは『ザ・ファブル』の柳楽優弥もすきなんじゃないだろうか。私はすきでした。まぁ『ディストラクション・ベイビーズ』の兄貴と違って、今回の柳楽優弥は割と弱めなんですけどね。どちらかというと兄貴と、菅田将暉演じるあの小童を足して二で割ったようなキャラクターになってます。

少し残念だったのは、松竹の実写化作品によくみられる、「原作マンガを意識しすぎ」な描写でした。木村文乃さん演じるキャラクターがまさにその被害に遭っていて、もっとうまく描けたのではないか…と思ったりしました。あまりにも「漫画すぎる」んですよね…。うーん。そこがなければもう少しいい映画になったんじゃないかなぁ。

あとはラスボスが福士蒼汰よりも真剣佑みたいなマジで動けすぎる俳優がやった方が面白かったかもしれないですね。福士君も動ける方だとは思うんですが、岡田君と戦うとなると、もっと身体能力が高い人でもいいのでは…!というのが否めない…!

でも続編があるなら絶対観たい、そんな一本でした!おすすめです!!

 

第4位

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source:http://gakkougurashi-movie.jp/ 

 『がっこうぐらし!

あの悪名高きニトロプラスの作品『がっこうぐらし!』の実写化作品。実は私はこの作品に出会うまで『がっこうぐらし!』そのものは知らなかったんですが、こんなにニトロプラス~~~!!!!って感じの作品があるのか…。と絶句しましたね。あ、でもやっぱり伝説は「沙耶の歌」だと思うんですけど。

dic.pixiv.net

どうやって生きてたらこんなひどい作品(ほめてる)を思いつくのかと思います。

さてさて、そんなニトロプラスの作品『がっこうぐらし!』、正直あまり期待していませんでした。まず美少女作品の実写なんて、二次元よりかわいい女の子が出てくるわけじゃないですし、美少女アニメの女の子たちって二次元だから許容されるキャラクター像が多いので、それを実写化なんて耐えられる自信がないぜって思ってたんです。

ですが、この映画のえらいところはちゃんと映画として耐えうるリアリティラインを設定していたことでした。漫画をそのまま実写化するというバカみたいな映画はここ最近多いのですが、今作はちゃんと「映画は映画としての面白さを見せてやろう」という気合に満ちていたところでした。原作を5巻まで読んでから観に行ったんですが、この原作にもリスペクトをちゃんと示しつつ、「これは映画にしたときに要らない」ときめたところはバッサリとなくす、そのシンプルかつ大胆な決断が素晴らしい。

また、俳優陣も無名な女優さんばかりなのですが、彼女たちが作中で女優としても成長していくのがまた熱いんですよね。覚悟が決まっていくキャラクターたちと重なって見えてくるので、決してリアルな作品ではないのに、現実味が増してくるのです。

あとこの作品がいいのはゾンビ映画としてはハードルが低いので、ホラーが苦手な人とも一緒に観れるというのがいいですね。最初のゾンビ映画としてもおすすめかも。

 

第3位

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source:http://touken-movie2019.jp/

 大人気ソーシャルゲーム刀剣乱舞」の実写映画。正直漫画ではなかったのですが、まぁ半分漫画のようなもの、と思い今回はこちらの枠に入れさせていただきました。

で、映画化よりもずっと前から「刀剣乱舞」(以下「とうらぶ」)は舞台やミュージカルになっていましたので、実写作品はこれが初めてではなく、正直ビジュアルなどに関しては担保されているようなものでした。私はもともと「とうらぶ」も通っているわけではないので、ビジュアルについては心配どころか何が正解かをわかっていないので心配はしていませんでした。

心配していたのは、私が「とうらぶ」を全く通っていないので、私がこの映画から入って話を理解できるのかどうか、という点でした。が、しかし、そこは全く心配が要りませんでした!というのも、なんともともとの「とうらぶ」というゲームにストーリー性がそこまでしっかりあるわけではないので、舞台化にしろミュージカル化にしろ、毎回ストーリーは全く異なり、共通しているのはその設定だけだというのです!メディアミックスに対応が抜群すぎるだろう、それは…!!!というわけで、今回の映画化も完全オリジナルのストーリーなのでみんなが一見さんなわけです、その意味では。

しかもその脚本を務めたのが我らが靖子にゃんこと小林靖子…!!!!知らない方に簡単に説明しますと「仮面ライダーシリーズ」や「スーパー戦隊シリーズ」「ジョジョの奇妙な冒険シリーズ」の脚本で知られるスーパー精神破壊脚本女王です。なのでもうこれは面白さまで担保されてんのかい!とちょっとツッコミを入れたくなるほど完璧な布陣だったわけですが、これがやっぱり完璧な映画でした。

完全なる一見さんである私でしたが、この映画だけで設定や、世界観を理解することができるし、やっぱり舞台でこのキャラクターたちをすでに演じている演者さんたちが演じているだけあって、キャラクターの「本物」感がすごいんですね。全くきつくないんです。「ああ、こういう人なんだ」とすとんと落ちてくるとでもいうんでしょうか。とにかく作りこみがどこをとってもすごい。

アクションシーンがもっと魅せる撮り方をされてたらもっともっと万人に受けてもっと素晴らしい作品になっていたと思うので、ぜひ次作はアクションにも力を入れてほしいな…!と思います!

 

第2位

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source:http://www.tondesaitama.com/

 『翔んで埼玉』

この映画に関してはもう何か言う必要ありますか!?と言いたい、もうキャッチコピーに書いてあることがすべてです。「邦画市場最大の茶番劇」その通り。だが、それがいい!もう上映中客はずっとドッカンドッカン沸いてるし、だんだん観客がツッコミさえも始めてしまうという本当に素晴らしい映画体験ができました。

個人的にめちゃくちゃすきだったのは体中の穴という穴にピーナッツを詰められ地引漁をさせられるという得体のしれない恐怖とか、こんな映画のために伊勢谷友介GACKTが濃厚なキスをしていることとかほんと気の毒で笑いました。

あとは個人的にすごくすごく好きだったのは東京テイスティングでしょうか。西葛西を当てられてショックを受けるってもう1から10まで意味不明なのに、東京に住んでいるから笑ってしまう。気になるのはこれは関東圏以外の人はわかったんだろうかということですけど。

あと地味におもしろいというか細かいな、と思ったのはこの話がラジオから聞こえてくるわけだけどそのラジオというのがNACK5とかいう細かいこだわり。

とにかくこの映画はあと200回は観たいな、と思ってしまうくらい面白かったです、ほんとに映画館でゲラッゲラわらいました。地元愛がなぜか深まる、そんな不思議な映画になりました。

 

第11位

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source:http://torasan-movie.jp/

『トラさん』

はい、2019年漫画実写化作品、いえ、2019年公開作品の中でもぶっちぎりで駄作でした…。もうね、この作品に対してはもう罵倒する元気もない、全然ない。疲れる。

もうね、こんなジャニヲタをなめたような映画作らないでほしい。ジャニヲタだってそんな大手をあげて好きなタレントが着ぐるみきてバカみてえな演技してる映画を2000円近く払ってみたいわけじゃねえんだよ!しかもこれ北山宏光の初主演映画なんだろうが、大事にしてくれよ、初主演映画…!!!

本当に長い91分でした…。しんどかったです、本当にしんどかったです。お金の無駄というのはまさにこういうことを言うのだと思います。

あのですね、まずビジュアルがひどいですよね。なんですかこれ。SMAP×SMAPの木村君のコントですか。なんですかこれは。やる気あるんですか。『猫は抱くもの』の吉沢亮くらいまでに昇華できなかったんですか!!!!????

それからストーリーもなんなんだこれは。なんでこんな駄目なやつを生き返らせるんだ。駄目すぎるから反省してきなさい、猫として。いやいやいやいや意味わからん意味わからん意味わからん。普通にダイレクトに地獄に落としてほしい。ていうかもうこんな生活が困窮しているのにやることやってるとか普通に最悪だなこの男、という感想しかないわ。

それからもう音楽の使いかたが駄目邦画です。「ここ泣いてくださ~~い!」というところで必ず流れるピアノ!!出、出出~~~~!!!!(古くてすみません)だ、ダサ~~~~~!!!!!

そしてエンドロールには猫の画像っておま、おまえ、それ『ピーター・ラビット』でさんざんぶっ叩かれてたやないかい!!!

というわけで本当に最初から最後まで本当に醜い作品でした。この作品が好きな人には悪いですが、私の中では生涯ワースト。ほんとにしんどい91分でした…。

 

第1位

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source:https://eiga.com/movie/89983/

『キングダム』

2019年漫画実写映画1位は『キングダム』でした~~!!原作マンガはほんとに「バカ売れ」という言葉がぴったりなくらい売れているのですが、これを山崎賢人吉沢亮、橋本環奈で実写化すると決まった時にはSNSは阿鼻叫喚だったわけですが、ふたを開けてみればこれが漫画実写作品どころか邦画のアクション作品としても歴代上位の出来になっているという素晴らしさ!

なんだこれはすげぇな!と思い監督を見てみると佐藤信介~~~!!!!そりゃあクオリティが高いわけです!信頼と納得の佐藤信介です。もうDEATH NOTEのことは大目に見ます!というか忘れます!

slhukss1.hatenablog.com

 この作品がすごいのは、一切の妥協をこの作品に携わっている人の誰も許していないことです!すごい!中国でロケハンをし、衣装もコスプレ感を無くし、ストーリーも原作から一本の映画としてのボリュームが無理がないところまでに抑え、そして脚本に原作者と監督自身が参加する!!素晴らしい!

あとは『ジョジョ』を観た時にも思ったのですが、山崎賢人という俳優は本当に真面目な俳優なのだと思います。

slhukss1.hatenablog.com

 そして天才なのだと思います。原作から「この要素がないとこのキャラクターにはなりえない」という要素を見事にしっかりと持ってきて、それを自分のものにするということが山崎賢人はしっかりとできているのです。

それからこの作品において素晴らしいのは長澤まさみさんです。彼女に対しては全くアクションのイメージがなかったのですが、彼女の抜群なスタイルを活かした衣装と、迫力満点のアクションがすごくマッチするのです。そしてあの長澤まさみさんの強そうな女のイメージが今作でのキャラクターに本当にぴったりと合ってるんですよね。これは新たな長澤まさみの引出しを開けたな、というような印象を受けました。

この作品の続編を作るのであれば同じ製作陣が作るのなら、絶対に観たいと思いましたね。まだ観たことない方にはぜひとも観ていただきたい、そして「ああ~~これは大画面で見るべきだった!」と思っていただきたい!だから続編は大画面で観てほしい!!!続編があるのかは知らないですけれども!

ちなみに今作に関してはラジオも録っているのでよろしければこちらも聴いていただければ幸いです!

radiotalk.jp

 

まとめ

はい、というわけでちょっと遅くなってしまいましたが2019年の漫画実写作品を振り返ってみました。9月以降は全く観れていなかったのですが、それでも11作も観れたので、去年は豊作だったように思います。

2020年もストリーミングなどで実写作品を観ていきたいな~と思っています!ランキングを付けたいと思っています!なので楽しみにしていただければ幸いです!

それではまた!

過去のランキングはこちら!

 

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