きねまないと

最近映画が好きになった20代が素人目線で好き勝手に映画の感想を綴るブログ。

第2回!きねまないと漫画実写映画ランキング!

 

本日のテーマ

昨年そこそこに好評だった実写少年漫画映画のランキングを行います!

slhukss1.hatenablog.com

今年は少女漫画映画も何本か観たので、少年漫画と銘打ってますが、ごちゃまぜでランキング付けしていきたいと思います。よろしくお願いします!

 

 

 ノミネート作品

ランキングのルールについて

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このランキングにおけるノミネート作品は、上期・下期に本ブログで行っているランキングと同じく、私が鑑賞した作品=ノミネート作品といたします。

そのため、決してすべての作品が入っているわけではないので、ご期待に沿えなかった場合はすみません。

 

2018年ノミネート作品

未成年だけどコドモじゃない

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source:未成年だけどコドモじゃない・水波風南|Sho-Comiねっと-小学館コミック

不能犯

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source:不能犯[漫画公式サイト/最新情報・試し読み]|集英社グランドジャンプ公式サイト

③羊の木

f:id:slhukss1:20181228002404j:plain source:【完結済み】羊の木 1巻 | 作画:いがらしみきお 原作:山上たつひこ | 無料まんが・試し読みが豊富!eBookJapan|まんが(漫画)・電子書籍をお得に買うなら、無料で読むならeBookJapan

 

曇天に笑う

 

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source:https://www.amazon.co.jp/dp/B00OAWYB18/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

 

いぬやしき

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source:『いぬやしき(1)』(奥 浩哉)|講談社コミックプラス

 ⑥BLEACH

 

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source:まんが王国 『BLEACH モノクロ版』 久保帯人 無料で漫画(コミック)を試し読み[巻]

 ⑦虹色デイズ

 

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source:虹色デイズ:テレビアニメ化もされた人気マンガが最終回 番外編や新連載も - MANTANWEB(まんたんウェブ)

 ⑧センセイ君主

 

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source:楽天ブックス: センセイ君主 10 - 幸田 もも子 - 9784088456249 : 本

銀魂2 掟は破るためにこそある

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source:漫画「銀魂」が9月で完結 最終回まで残り5話 - シネマトゥデイ

 

⑩累 -かさね-

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source:『累(8)』(松浦 だるま)|講談社コミックプラス

 

3D彼女 -リアルガール-

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source:https://www.amazon.co.jp/3D%E5%BD%BC%E5%A5%B3-KC-%E3%83%87%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%88-%E9%82%A3%E6%B3%A2-%E3%83%9E%E3%82%AA/dp/4063656756

 

⑫響 -HIBIKI-

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source:Amazon CAPTCHA

 

愛しのアイリーン

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source: 映画「愛しのアイリーン」特集 新井英樹インタビュー - コミックナタリー 特集・インタビュー

 ⑭あのコの、トリコ。

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source:あのコの、トリコ。・白石ユキ|Sho-Comiねっと-小学館コミック

 

ニセコイ

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source:https://www.amazon.co.jp/%E3%83%8B%E3%82%BB%E3%82%B3%E3%82%A4-1-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9DIGITAL-%E5%8F%A4%E5%91%B3%E7%9B%B4%E5%BF%97-ebook/dp/B009GZJYJS

 

順位発表

発表形式

今回も昨年同様1位と最下位は最後に発表し、そのほかは下位から発表していきます。全15作品(そんなに見てたのか)なので、14位から上位に向かって発表し、最後に第15位、第1位の順番で発表いたします。

 

第14位

不能犯

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source:不能犯 : 作品情報 - 映画.com

きねまないと上期ランキング 59作品中59位を獲得した不能犯が今回実写漫画ランキングでは惜しくも最下位を逃しました!う~ん残念!

slhukss1.hatenablog.com

不能犯』は思い返せば思い返すほどニチアサの映画みたいなガバさのある映画だったんですが、まさかの今作の脚本担当の山岡潤平さんが、まさかの3月からスタートの「騎士竜戦隊リュウソウジャー」の脚本に大抜擢されており、さすが不能犯』を書いただけあるじゃん…!と震えました。

ちなみに、ニチアサ関係で行くと、今作には「仮面ライダービルド」の幻徳役の水上剣星さんが出演されていますのでよろしければ!(というか主演も「侍戦隊シンケンジャー」の殿ですからね!)

さて、なぜ『不能犯』が今回ワースト2位なのか、そして上期最下位を獲得したのかといえば、やはりこの映画の設定のガバガバさにあるかな…と思います。人に催眠術をかけて殺すことができるというダークヒーローのストーリーと聞くと面白そうなのですが、そのファンタジー要素以外はこういう映画の場合は説得力を持たせるためにしっかりとした設定にする必要があると思うのですが、今作は本当にいろいろな設定がガバガバなのでう~んといった感じでした。

今作は原作未読なので、もしかしたら原作もガバガバなのかもしれませんが、それにしても映画化にあたって設定つめてほしかったなぁとは思いました。

ちなみに今作については別記事で感想を述べていますので、よろしければこちらもご覧ください!

 

slhukss1.hatenablog.com

 

第13位

累-かさね-

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source:累 かさね : 作品情報 - 映画.com

 第14位は累-かさね-です。こちらの作品についてはすでにラジオにてお話していますので、そちらもよろしければお聞きいただけると嬉しいです。

radiotalk.jp

さて、この作品本当はかなり期待していたのですが、映画は結構残念な出来でした…。

というのも、設定を見ると、演技力は高いが顔が「醜い」主人公と、顔は美しいがある秘密を抱える美女の話というのですが、上の画像でもわかるように、芳根京子さんが主人公、土屋太鳳さんが美女の役なのですが、二人とも大体同じくらい美しいので、別に芳根さんと土屋さんが顔を入れ替える必要はなくない?!と一般人の私は思うわけですよね!!!!そこはなんかもっと女芸人さんだとか、オーディションしてめちゃくちゃ演技力の高い声優さんとかを使うとかなりよかった気がしました…。

後個人的に残念だったのは全体的に主役の二人以外の演技があんまりよくないというか、主演の二人以外がやる気がなさそうに見えるような演技なんですよね…。特に個人的には横山裕さんの演技はひどかったなぁと思ってるんです。あれはお金もらってするような演技じゃないでしょう。あんなにひどい演技久々にスクリーンで観たなぁとぼんやり思いました。もう少し頑張ってほしかったです…。残念。

 

第12位

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source:映画『3D彼女 リアルガール』公式サイト

今年は中条あやみちゃんは主演映画2本が漫画の実写映画というトンデモイヤーだったわけなので、せっかくならどちらも観に行こうかというわけで観てまいりました。

こちらの映画本当にやばい映画で(まぁポスターからわかりますが)、しばらく友人とわけがわからなすぎて考察を始めるというトンデモ体験をしました。

まずこの映画は本当にいろいろやばいんですけど、個人的に中条あやみ濱田マリによる湯呑バトル(※スローモーション)というトンデモシーンがほんとに誰の需要にこたえた結果これになったんだ…?!というわけのわからさで、大変満足してしまいました。それから白目を剥いた竹内力に病院内で全力で追い回されるシーンもあるので本当にやばいです。狂気を感じます。(なんでこの作品を『邦キチ』は取り上げないのだろう*1。)

それからストーリーがはちゃめちゃに難解で、本当に頭が痛くなりました。特にすべてをダメにしたのは「ハロウィン」のシーンで、サイコパスが映画作るとこんなことになるんか?と混乱しまくりました。

そして、私が一番残念だったのは、同性愛をちょっとギャグのように描いていることでした。特にそんな意図はなかったのかもしれませんが、あのように描いてはギャグとしか思えないのではないでしょうか。

 

第11位

曇天に笑う

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source:曇天に笑う : 作品情報 - 映画.com

松竹が作った東映映画と話題だった『曇天に笑うが12位にランクインです!

脚本が高橋悠也さん(「仮面ライダーエグゼイド」脚本家)、主演が福士蒼汰さん(「仮面ライダーフォーゼ」主演)、共演に桐山漣(「仮面ライダーW」主演)、池田純矢(「海賊戦隊ゴーカイジャー」レギュラー出演)というもう何がしたいの松竹、、、…!さては帝一の國』を作りたかったんだな?!という思惑がにじみ出すぎていて笑ってしまった映画なんですが、『帝一の國』の十分の一も話題になっていなかったのが残念でした。脚本以外はかなり良い映画だったんですが…。(というのは私が本広克行ファンだからでしょうか)

さて、なぜ脚本があまりよくなかったのかというと、この映画尺が94分しかないんですよ!それでですね、高橋悠也さんという方はじっくりじっくり話を温めて最後にばーん!と打ち上げるというような物語構成が得意な方だと思っているのですが、今回の映画では温めきる前に打ちあがってしまって、不完全燃焼で終わってしまったような感覚があります。

しかし、原作がかなり面白そうだな、と思わせるような素晴らしい設定で、ぜひとも原作を読んでみたくなってしまいました。もう最後には少し泣いてしまったくらいにヒットしました…!ああ、せめて120分映画だったらよかったのに!!なので、俳優の顔だけを売るような映画というわけでは決してないです。かなり惜しい作品だと思っていただければ…!

 

第10位

銀魂2 掟は破るためにこそある

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source:銀魂2 掟は破るためにこそある : 作品情報 - 映画.com

 昨年大ヒットだった『銀魂』の続編、銀魂2 掟は破るためにこそある』は11位にランクインです。

実を言うと、もう個人的には福田雄一監督の過剰消費だと思っていて、こんなペースで消費されているとすぐに飽きられてしまうぞ…と思うし、現に私は飽きました。

この順位なのは私の「飽き」だけが原因なわけではありません。普通に銀魂』(1作目)よりも今回の映画はクオリティが低いと思います。というのは、なんというかもう「映画」を撮ろうというのではなく、福田監督の福田ワールドを作ってやろうというようなものになっていて、映画という点でいうとかなりひどいものになっていたなぁと思うわけです。

また、今回はストーリーが動乱編だったこともあり、シリアスシーンが多かったわけですが、福田監督はシリアスを撮るのには本当に向いていないので、それも相まってお粗末な映画になっていると思います。

特に私がひどいなぁと思ったのは、ラストシーンで、ほんとにサムい。原作の『銀魂』もいい話の際にサムいことがありますが、あれは漫画だから耐えられるのであって、映画でやってしまうと目をそむけたくなるほどのサムさでした。あれはもう二度とやらないでほしい。

しかし、この映画もちろん良い点もあって、個人的にMVPを差し上げたいのは、夏菜さんです。猿飛あやめを演じるのが夏菜さんと聞いた時は、朝ドラ女優にさっちゃんは無理だって!!!と思ったのですが、見事にスクリーンにさっちゃんを再現してくれていて、最高でした!もう吹っ切れ方が今作の中でNo.1でした。ありがとう夏菜さん!!!

また、演技で言うとゲスト俳優である三浦春馬窪田正孝の演技が圧倒的すぎて、レギュラーキャラでどっこいの演技しているのは土方を演じている柳楽優弥くらいなものでした。もう少しレギュラー勢も爪痕を残してやろうくらいの演技をしてほしいものでした。

 

第9位

虹色デイズ

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source:虹色デイズ : 作品情報 - 映画.com

 これは完全に事故で観に行った映画だったんですが、期待していたよりも良い映画でした。結構この映画の描く高校生活というものはリアルで(といっても完全にフィクションなんですけど、ありえないというのは言いすぎかな、とは思えるくらいの感じです。)、自分の高校生活を思い出して胸が締め付けられました。

主人公は佐野玲於さん演じる夏樹君なので、ヒロインの小早川さんとの恋愛模様が主に描かれるのですが、個人的には高飛車な女の子のまりっぺとすけこまし(死語か?)のまっつんの恋模様が気になってしまいました。まりっぺがかわいくないんですが、かわいいのです。一生懸命まりっぺを応援してしまいました。それから、まっつんを演じた中川大志さんなんですが、私この映画で初めてちゃんと中川さんのことを知ったんですよね…。「少女漫画映画御用達俳優」くらいの認識だったんですが、こりゃかっこいいですよねぇ。そりゃ少女漫画映画に出演させたくもなります。クラスのカーストのトップにこんな男の子いますよねぇ。

この映画は欲張っていなくて、恋愛に焦点を当てた映画だったので、4組の恋愛に対する姿勢が見えてとてもよかったです。高校生時代にこんな経験したかったなー、なんてちょっとノスタルジーとジェラシーを同時に感じたいときにおすすめです。

 

第8位

BLEACH

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source:映画『BLEACH』オフィシャルサイト

2018年実写映画のラインナップで一番騒がれた映画の一つがBLEACHだったような気がします。なのでマストで観なきゃだなぁと思って観てきたんですが、最近の実写映画の中では本当に良い映画だと思います。あの世界観を見事に無理なく実写化したなぁとかなり感心させられました。

とくに、観る前は原作を少しかじっていた私としては「これどこだよ…。ストーリー謎すぎる…」なんて言う風に思っていたんですが、ソウルソサエティルキアが連れていかれる前に打ち切りが来てしまったバージョンのBLEACHだと思えばかなり納得できました。(※勝手な解釈です)

また、個人的に見事!と思ったのは、原作の背景の白さを映画ではBGMを減らすことで表現していたことでした。漫画は漫画だから背景が白いのであって、映画も背景を白くしようというわけではなく、映画であればBGMを消そうというアレンジを加えたのは素晴らしいです。

しかしこの映画、謎に「死神代行篇」とついているため、続編があるのかな…と思われるのですが、どうなんでしょうか。というのも、原作を読んだことがある人は原作と照らしあわせて楽しめると思いますが、何も知らない人が観たときに同様に楽しめるのかは若干微妙だったので…。

 

第7位

いぬやしき

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source:映画『いぬやしき』公式サイト

 『いぬやしき』は近年の映画の中でも本当に真摯に作られたアクション寄りの少年漫画実写映画でした。これだったらハリウッド作品と並んでも恥ずかしくはないかなぁ…と思わされるレベルには。

この映画のすごいところは、邦画が諦めがちなCGの部分にかなり力を入れているところですね。お金がかかるからなのかCGがお粗末なことになっていることが多い邦画ですが、『いぬやしき』は本当に現実のようなクオリティで素晴らしかったです。

また、役者陣で言うと、佐藤健さん、木梨憲武さんはもちろん、その脇を固める濱田マリさんと三吉彩花さん、斉藤由貴さんの演技がすばらしく自然で、それがCGが足したリアル感にプラスする形でリアルを生み出していてよかったです。佐藤健さんは初めてのヴィラン役だったとのことですが、さすがですね、彼は役に憑りつかれるのがうまいな、と思います。観ているだけなのに、フィクションだと思っているのに、なぜだか彼が登場するとぞわぞわとしてしまいました。一方で、佐藤健さんが高校生を演じるには無理があるなぁと思ってしまい、それが上映時間中ずっと頭の中にはびこってしまい、少し集中できなかったのが残念でした。

 

第6位

ニセコイ

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source:ニセコイ || TOHOシネマズ

私が下期映画で一番楽しみにしていた映画ニセコイ!期待を裏切ることなく、最高に面白い映画でした~!私が漫画実写映画って面白いんじゃないのか、と思うようになったきっかけの一作である『俺物語!』を手掛けた河合勇人監督による作品でした。さすが河合監督ですね!もうどうなっちゃうんだろうと思ったんですが、最後にはしっかりと感動を得られるような作品になっていました。…まぁほんとのホントのラストはちょっと笑ってしまったんですけど…。あれどこ…。空港にいたんじゃなかったの…。

この映画のすごいところは、キャスティングが主演二人以外はもうこの人しか考えられないな!と思わされるほどぴったりとはまっていることでした。特に小野寺小咲ちゃんは漫画からそのまま飛び出てきたかのようなかわいさで、素晴らしかったです。しかも不思議な髪型なのになぜか自然に見えるのがすごい。小咲ちゃんの可愛さがあってこそだ~!それから私の原作での推しキャラ、万里香ことマリーを演じた島崎遥香さん、かっわいかったです~!!!!マリーって実写にしたらきっついキャラの一人だと思うんですが、すごいですね島崎さん、自らに潜在する(というか表面にも十分表れているけど)可愛さを250%駆使して無理なくマリーを演じてくれていて、ファンとしては感謝の気持ちしかないです…!また、舞子くんを演じた今年デビューしたジャニーズのグループ、King&Princeのメンバー岸優太くんが本当にハマり役でした。この映画を面白くしている要素の20%は君だ!!!と私は岸君に伝えたい。一人で映画の面白さの20%も担うのすごすぎるよ岸君!

では主演の二人はキャラに合っていなかったのか、と言われると、実は映画を観てみたら全くそんなことはなく、二人は二人でキャラクターから遠いベースからかなり寄せてきてくれているのをひしひしと感じながら鑑賞いたしました。楽の天然タラシ感を見事に表現してくれたケンティー、そして千棘ちゃんの可愛さと暴力性を見事なバランスで演じてくれた中条あやみちゃんに盛大な拍手を!

 

第5位

未成年だけどコドモじゃない

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source:https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AA%E6%88%90%E5%B9%B4%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A9%E3%82%B3%E3%83%89%E3%83%A2%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%84-DVD-%E9%80%9A%E5%B8%B8%E7%89%88-%E4%B8%AD%E5%B3%B6%E5%81%A5%E4%BA%BA/dp/B07BMWSKMY

 厳密にいえば2017年公開映画なのですが、2018年に鑑賞した映画だったので、今回こちらに入れました。

ちなみにこちらの映画は以下の記事でもご紹介しておりますので、よろしければお読みいただければと思います!

slhukss1.hatenablog.com

 そして実は『3D彼女-リアルガール-』と同じ監督の作品だったりもします。(脚本家の重要性を感じる結果ですね)

もともとこの映画は観ようと思って観に行ったわけではなく、代替映画として観に行ったんですが、これが意外にも本当に面白い!

コテコテの少女漫画映画なのですが、それぞれの登場人物の心情が丁寧に描かれているため、トンデモ展開が来てもなんとかすんなり受け入れてしまうことができるというなんか力技のような映画です。

それからこのコテコテの少女漫画映画でもつらい!きつい!とならないのは、主役の平佑奈さんの力量でしょうか。彼女の話し方やしぐさや、立ち居振る舞いがまさに少女漫画のヒロインといったようなものなので、観ているこちら側も少女漫画を読んでいるときのように、あのキラキラな世界にはいりこんだような没入感を体験することができました。

また一方でこの映画が残念だったのは、知念君のキャラの弱さでした…。一応ポスターにもあるように三角関係がメインの映画だと思ったのですが、知念君のキャラクターに惹かれる要素が少なすぎるので、完全に最後はケンティーとくっつくんだろうなぁと思わされたので、最初から最後まであまりはらはらすることがなかったのが残念でした。

 

第4位

羊の木

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source:羊の木 - 作品 - Yahoo!映画

 こちらの作品はすでにこちらでご紹介済みですので、こちらもご覧にたけると嬉しいです。

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 今から会う人は「殺人犯」です、と言われたら私たちはどのようにその人たちをジャッジするのでしょう。無意識に差別するのでしょうか、畏怖するのでしょうか、、、。といった普段だったら出会わないシチュエーションを前提とした映画です。

結局この映画では、元「殺人犯」であろうが、なかろうが人は人それぞれで、過去の自分から変われる人もいれば変われない人もいて、変わる努力をしている人も、そうではない人もいて…ということを描いた作品でした。なので、そこに「殺人犯」というフィルターを通して見るかどうかの違いで態度を私たちが変えているだけで、それは「殺人犯」ではない人も同じなんですよね…。

この映画での個人的なMVPはエロすぎる優香です。もうエロすぎてちょっとそういう映画なのかと思ったこともありました。というか今も思ってます。これもしかして吉田大八監督エロい優香を撮りたかっただけなんじゃないのかって思っちゃうでしょ。と思ってしまうくらいにはエロいので、ぜひともエッッッロイ優香を皆さんも記憶に収めてください!

 

第3位

響-HIBIKI-

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source:映画『響 -HIBIKI-』公式サイト

 この作品についてはこちらの記事にてお話していますので、こちらもご覧いただけると嬉しいです。

slhukss1.hatenablog.com

 というわけで、私は『響-HIBIKI-』を『バーフバリ』並みに推したいです!

なんてったって、『響-HIBIKI-』はこのストレス社会と言われる時代の中で「あんたもスッキリしたくない?」と言いながらバッティングセンターに連れて行ってくれる先輩、みたいなそんな映画なんです。(たとえがわかりづらい)

この映画のいいところは必ずしも主人公・響の言っていることが正しいわけじゃないところなんですよね。響が正しくない、と自分を基準に考えたときに評価したとき、響が全く躊躇することなく暴力で物事を解決するという。これがダメなんですけど、響の幼さゆえの行動な気がして、しかも別に劇中でも称賛された行いなわけではないのでこれはこれでアリだな、と思っていて(必殺仕事人的感じ?)、本当にスカッとするんですよね~。

あと響が本当にかわいらしいんですよね。15歳らしさもちゃんと持ち合わせている響を平手ちゃんが本当に不自然さなしに演じていて、素晴らしいです。響を演じてくれたのが平手ちゃんでよかった!それから響の友人を演じているアヤカ・ウィルソンさんの演技も素晴らしいんですよね。『響』は平手ちゃんばかりが話題になってしまっていましたが、アヤカ・ウィルソンさんの演技にもぜひとも注目していただきたいです。嫉妬と友情と劣等感の間でさいなまれる女の子を見事に演じています。

 

第2位

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source:映画『愛しのアイリーン』公式サイト

 愛しのアイリーン2018年において一番ずしんと来た作品でした。本当にこの映画のことはすさまじいドキュメンタリーか何かでも見せられたような気分になりながら劇場を後にしたことを憶えています。

この映画は本当に性とバイオレンスと、日本のガラパゴス的な「家族」という呪いを描いていて、しんどい、しんどい、しんどい、の連続なんですが、そんな中でも主人公の岩男とアイリーンの間でしっかりと絆が生まれていて、だからこそラストがMAXでつらいです…。

とにかくこの映画では目をそむけたくなるような展開が立て続けに起こるわけですが、「生」と「愛」と「欲」というものにまみれながらみっともなくても生きている人々を生々しく描いていて、本当にこれはいい意味で映画という媒体を超えたのではないだろうかと思います。特にその「生」と「愛」と「欲」が爆発しているセックスシーンがあるのですが、もうこのシーンの美しさと醜さの混在が素晴らしいんですよね。

この映画は演者さんの演技がとにかく素晴らしいのですが、アイリーンを演じたナッツ・シトイさんのかわいらしさが本当にすごくて、なんだかまるで15歳のような、本当にいたいけな少女という感じで、そんな彼女が日本の男性に仕方なく嫁いで現実と夢のギャップに絶望しつつも、決して希望を見失わないアイリーンを見事に演じ切っています。最後にはアイリーンに恋をしてしまうような感覚に陥りました。

 

第15位

あのコの、トリコ。

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source:映画『あのコの、トリコ。』 | 大ヒット上映中!

 2018年の映画の中でもこれはひどかったです。本当にひどすぎて、その日のうちにラジオでキレちらかしていました。

radiotalk.jp

で、これ本当にひどくて、私あんなに苦手な『不能犯』でも途中で帰ったろ!!とか思わなかったんですが、私『あのコの、トリコ。』に関してはマジで帰ろうか悩みましたもんね!!!!!そりゃ吉沢亮もこれが制服を着る最後かなとか言うわ!!!!こんな映画絶対やだ!!!出たくない!!こんな映画に1800円も取るなんて正気じゃない!!!

とにかく演出から演技から脚本まですべてが?!すべてがダメなんですよ!どうやったらこんなに魅力のない映画を撮れるの?!って逆に不思議だし、配給元のショウゲートさんもこれでよくOKだしたね?って感じなんですよね!!!本当に本当に本当にこの映画に1スクリーンが各映画館で割かれたのかと思うと意味が分からない、返してほしい。なんでこんな映画にシネコンのスクリーンが割かれなきゃならんのか。意味が分からない。本当に。もうこれ以上話したくないので、詳細を知りたい方はぜひぜひラジオを聴いてみてください。

 

第1位

センセイ君主

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source:センセイ君主 : 作品情報 - 映画.com

はい、2018年漫画実写映画のベストはセンセイ君主です!!!

本当に月川翔監督は天才です。素晴らしい監督です。もう月川翔が漫画実写映画全部撮ってほしい!と私は心から思ってしまいます。本当に好き。

この映画何が素晴らしいって、ちゃんと少女漫画要素を残しながら映画としてもしっかりと面白い作品に仕立てあげられていることなんですよね。やっぱり少女漫画って実写にするとつらいところがあると思うんです。それを見事なテンポ感で描いていくので、考えさせられる前にまた次がやってきて、それがもうとにかく楽しいのです。(笑)

そして見事なのは、おそらくこの漫画で主人公はそんなにかわいくないという設定だと思うのですが、それを浜辺美波に全然似合わないカツラをかぶせることでダサさを演出し表現するのが巧みだなぁ!と思いましたね。

また、先に述べた少女漫画特有のノリをテンポだけで乗り切っている点ですが、これには音楽がかなり貢献していて、音楽の使い方がうまいんですよね。リトルグリーモンスターなどのアップテンポな楽曲がふんだんに、しかし無駄なく使用されていて、観ているこっちも無条件に楽しくなってしまいます。

それから主人公あゆはがもうセンセイのために一生懸命すぎて半分観終わるころにはあゆはが大好きになってしまって仕方ないんですよね…。これ少女漫画映画として完璧じゃないですか?少女漫画ってたいていが主人公の女の子目線で語られるので、その子が読者に好かれるか、共感を呼べるかというところが肝だと思うのですが、それをこの映画は見事にやってのけているんですよね!

それからこの映画が素晴らしいのは、ラストは映画として作られているところなんですよね。それまでは割と少女漫画を原作として持つことを尊重して描かれているのですが、ラストは映画としての「画」の美しさなどが重視されたつくりになっているので、最終的に残るのが「あー、いい映画だった!」という経験なんですよね。なので、これは月川翔という監督の見事な手腕だと言わざるを得ません。

ラジオではたっぷり12分間『センセイ君主』についてお話しておりますので、よろしければぜひぜひお聞きくださいませ!

 

radiotalk.jp

まとめ

というわけで、いかがだったでしょうか?お気に入りの作品は何位でしたか?と言ってもこれは私の独りよがりなランキングなので、あくまで鑑賞の際の参考にしていただければと思います。何も根拠はないです(笑)

さて、今年は15本の漫画実写映画を観ましたが、残念ながら結構多くの作品を撮り逃してしまいました。なので、ぜひとも2019年も続けて漫画実写映画のウォッチを強化し、続けていきたいと思います。

ちなみに2019年の現在のラインナップはこちらで確認できます。

www.animatetimes.com

個人的には『翔んで埼玉』が今のところ一番気になっています!これは絶対に観たい!それから2017年の傑作『東京喰種』の続編が来るのも楽しみですね。『ヲタクに恋は難しい』は大変なことになってしまいそうなのでもうワクワクが止まりません。

そんなわけで、来年も引き続き続けていく所存ですので、皆さま、また来年もよろしくお願いいたします~!

*1:『邦キチ!映子さん』

comip.jp