きねまないと

最近映画が好きになった20代が素人目線で好き勝手に映画の感想を綴るブログ。

綾野剛を飼育したくなる映画「怒り」はもう観たか?

 

初めましての方も、お久しぶりの方も、昨日ぶりの方もこんばんは。

あやめです。

 

 

はじめに

 

私は俳優さんがすきです

一番好きなのは神木隆之介さんです。「君の名は。」すごくよかったですね。最高ですね。次に高杉真宙さんがすきです。「仮面ライダー鎧武」やファブリーズのCMで有名ですね。

他にも吉沢亮さんとか、本郷奏多さんとか、高橋一生さんとか、岡田将生さんとか、松坂桃李さんとかもうほんとに俳優さんすきなんですよ!!!!

っていうか俳優萌えなんですよ!!!!!俳優さん萌え!!!最高!!(萌えとか久々に言ったけど)

そんなクソキモイオタク気質の私が超大作人間ドラマシリアス映画「怒り」を観てきて、感想を述べます。つまりだ、めちゃくちゃにキモイエントリーになるってことだ。みんな、心の準備はいいか?

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『怒り』についてまず話させてくれ 

 

そんな俳優がすきな私が何か月か前から注目していた映画「怒り」をようやく一昨日観てきました!

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主演が渡辺謙さん、そしてその周りを固めるのが妻夫木聡さん、綾野剛さん、森山未來さん、広瀬すずさん、宮崎あおいさん、松山ケンイチさんという豪華っぷり。これは観なきゃ損だろう!

ということで、ちゃんと原作を読みました。やっぱり映画化されるだけあって最高に面白かったです。面白い、といっても恐ろしさがゾクゾクとするスリラー的な小説でした。最後は感動して涙を流しながら読んだのですが。

もしよかったらまだ「怒り」を観ていないという方ももう観たよという方も原作のほうもチェックしてみてください。

 

怒り(上) (中公文庫)

怒り(上) (中公文庫)

 

 

 

怒り(下) (中公文庫)

怒り(下) (中公文庫)

 

 

あらすじ 

 

さて、では映画「怒り」のあらすじをざっくりと。

閑静な住宅街で起きた夫婦殺人事件の犯人は、事件から1年経った今でも逃げおおせていた。

そんなころ、沖縄、千葉、東京に身元不明の男性が現れる。

東京から沖縄に越してきた少女(広瀬すず)が偶然出会ったのは身元不明の小さな無人島に住む男(森山未來)だった。

千葉に住む漁師である男(渡辺謙)と彼の一人娘で東京に家出をしていた少女(宮崎あおい)の元に現れたのは身元不明のまじめなアルバイトだった。

東京に住むゲイのサラリーマン(妻夫木聡)がゲイの出会いの場で出会ったのは一人で静かにたたずむ年齢と名前と無職であることしか教えてくれない男(綾野剛)であった。

身元不明の男と親密になっていく彼らだったが、男と親密になっていく過程で「この男は殺人事件の犯人に似ているのではないだろうか」と疑い始める。

この疑心から彼らの関係に変化が訪れていく…。

 

詳しくは予告をご覧ください。

www.youtube.com

 

感想

 

さぁ!ようやく感想に移ります。

(※私なんかが渡辺謙さんについて語るのはおこがましいので渡辺謙さんについてのこと省きます。素晴らしいしか言えません)

もうこの映画始まって妻夫木と綾野剛が出てきた瞬間に「サイッッッコ―――かよ?!」と心の中で叫びました。今回たぶん女子の心を一番つかんだのは綾野剛でしょう。

綾野剛が白いニャンコみたいなんですよ。登場シーンから

えっ 綾野剛かわいい。 綾野剛ペットショップにいたら絶対にうちの子にする

以外の感情が消えます。これマジです。マジ

今回は珍しく友人と観賞してたんですが、上映後に友人が

綾野剛ってこんなにかわいいんだねぇ。綾野剛すきになったわ

という一言を発してからそのあと「…綾野剛」とたびたびつぶやいていたのでマジで綾野剛はニャンコでした。

この綾野剛のニャンコさを観に1800円払ってもいいのかもしれません。最高です。

綾野剛飼えるなら私今すぐ妻夫木聡になりたいな…。って観賞中300回くらい思いました。マジで。

 

次に素敵なのは松山ケンイチさんでした。松ケンというと、

最近ちょっと太ったのかな…

という印象が皆さんの中にあるんじゃないかなぁと思うんですが、今回の映画では風に吹かれたら飛んでいきそうな松ケンが見られます。ラストシーンあたりの横顔が最高に美しくて、芸術作品みたいです。彫刻かよ。

今作の登場人物はみんなどこかに影がある人たちばかりなのですが、松ケンはなんだか愛を知らない少年のような感じで、

あ~松ケンぎゅうってしたいぃぃ…

となりました。でもどこか不気味なんですが。目つきとか…。あんまりしゃべらないところとか…。

また、CMや予告でも見られる宮崎あおいさんの泣きの演技がすごい印象的でした。

実は宮崎あおいさんの役は原作では少しぽっちゃりめのあまりかわいくないという設定なので宮崎あおいさんは劇中でほとんどすっぴん眉毛なしみたいな見た目なんですけれど、

あの泣きシーンは美しかったです。美女ってずるいなぁ。きれいだなぁ。

ちなみに宮崎あおいさん、この映画のために7キロ太ったらしいんですが全くわかりません。細すぎじゃないか、普段が…。

 

そして広瀬すずちゃん。広瀬すずちゃんの役はこの映画の中でも非常に難しくて、一番かわいそうな役で、普段元気はつらつ~!みたいなすずちゃんとはかけ離れた役どころだったのですが、一皮むけたように心に訴えてくる演技で素晴らしかったなと思いました。

すずちゃんのしゃべり方が独特なので、あれに慣れないという方はちょっと合わないかもしれませんが、私は今回の役をうまくこなしてて感動しました。

また、広瀬すずちゃんに片思いする役を演じた佐久本宝くんの演技がずば抜けて素晴らしい!!!まるで本当にあの男の子がいるような錯覚に陥りました。彼の演技をぜひ劇場で観ていただきたい。

個人的にカメレオン俳優だと思っている森山未來さんはやはり今回もすごかった。もうめちゃくちゃ怪しい。でもいいやつっぽい。

森山未來さんはいつ見てもその役にしか見えなくて、この人俳優が天職だなぁと感じます。今回は特に。

 

また、俳優さんだけでなく、音楽もまた素晴らしい。さすが坂本龍一

坂本龍一のあの美しい音楽がこんなに恐ろしく聴こえるのはこの映画だけなのではないでしょうか。壮大な音楽が流れてきた瞬間鳥肌が止まらなかったです。

 

「怒り」オリジナル・サウンドトラック

「怒り」オリジナル・サウンドトラック

 

 

 

ちなみに「この映画、映画館で観る意味あるの?DVDじゃだめ?」と母親に聞かれたのですが、

クライマックスシーンのあの身の毛のよだつ感覚は劇場だからこそあそこまで感じられるのだと思います。

原作未読だった友人はそのシーンで本当にゾッとしたそうです。ぜひ、この「ゾッとする」体験を劇場で。