初めましての方も、お久しぶりの方も、昨日ぶりの方もこんばんは。
あやめです。
今回は81分で観られる「フォーン・ブース」(2003)についてお話ししたいと思います。
ちなみに今回もネタバレなしです。
長い映画が苦手
私はこの記事
でもお話ししたように基本的には長い映画が苦手です。なので、よくgoogle先生に「短い 映画 オススメ」で検索してTSUTAYAでよく借りています。
短い映画を好むのはバイトに行く前に映画1本観ておきたいというのもあるんですが。
とにかくそうやって短い映画を探しては観ているんですが、その中でも私が
こいつはすげえな!!!
と思った映画が今回お話しする「フォーン・ブース」です。
あらすじ
ではザックリと「フォーン・ブース」のあらすじをば。
絵に描いたようなクズな主人公(コリン・ファレル)は浮気相手に電話をするためにいつものようにいつも使用している電話ボックスへと入る。
浮気相手との通話を終え、電話ボックスから離れようとすると、鳴るはずのない電話ボックスの公衆電話が鳴り始める。
なんとなく主人公はその電話を取ってしまう。すると電話の相手は「この電話を切ったら殺す」と伝えてきた。
最初は取り合わなかった主人公だったが、電話の相手が宣言した通り主人公の目の前にいたチンピラを銃殺したことで事態は一変する…。
詳しくは予告編をご覧ください。
感想
じゃあこっから「フォーン・ブース」の魅力を私なりに語ります!
もうすっげえんすよ!!!「フォーン・ブース」!!やっべえんすわ!(いつもすごくてやばいしか言ってない気がする)
ではどうすごくてやばいのか。
①スケールが小さいのにでっかい
この映画で映るのはほとんど主人公がいる電話ボックスとその電話ボックスがある道路のみ!スケール小さい!
と、思いきや野次馬の数だとか、テレビ中継だとかでこの事件がどんどん大きくなっていく様子がわかります。あれ?スケールでっかくなってきた!
というようにスケールが段々壮大になっていくのがワクワクポイントです。
②最後まで先が読めない
電話ボックスで脅されて閉じ込められる
という時点でだいぶわけがわからないんですけれど、犯人の要求が次から次へと全く読めないのにガンガンガンガンやってきて、主人公と一緒に観ているこっちも
そんな酷いこと言う〜〜?!
とガクガク震えそうになってきます。
そして最後の最後まで展開がわからないです。二重三重に観ている人たちを騙してきます。81分中1分たりとも気が抜けません。まぁ81分なんで集中して観てられるんですけど。
とにかく最後までわからないので楽しいです。
(※ちなみにキャストを検索してしまうとその時点でネタバレになるのでフォーンブースを見ようと思っている方はDVDのジャケットさえも見ずにレンタルしてくださいね)
③相手が見えないからめちゃくちゃに怖い
そう!電話の相手は電話で指示を出してくるだけなので声しか聞こえないんです。
姿は全く見えないんです。どこにいるのかもわからない。
だけど相手はこちらを観察して銃で狙ってるというんだから本当に怖い。
結構な終盤まで犯人がどこにいるのかわからなくて81分しかないのに大丈夫か?!という新たなドキドキも味わえます。すごい!
しかもこの犯人が何をもってしてこの主人公を狙っているのかというのもミソ!
犯人めちゃくちゃに怖いんですが、犯人のことも応援したくなっちゃうような動機なんですね。
きっとバットマンのことが好きな人はこの犯人のことも好きなはず。
というわけで魅力満載の「フォーン・ブース」。
81分とは思えない満足感です。濃い81分。ぜひ、ご覧ください。
ちなみに「フォーン・ブース」はRotten Tomatoesで71%とまぁまぁな評価。個人的にはもう少し満足度上ですが。
Phone Booth (2003) - Rotten Tomatoes
また、フォーン・ブースの監督は2004年の「オペラ座の怪人」の監督でもあるので、こちらの作品が好きな方も要チェックです。
「オペラ座の怪人」はロンドンでミュージカル観たけれどよかったなぁ…。私も近々映画版も観てみようと思います。