初めましての方も、お久しぶりの方も、昨日ぶりの方もこんばんは。
あやめです。
さて、今回はYahoo!映画で2.9、そしてメイン俳優に2人ジャニタレを起用している映画「グラスホッパー」は面白いぞ!って話をさせていただきたいと思います。
もともと伊坂幸太郎がすきですので
もともと伊坂幸太郎さんの小説が好きなので、「グラスホッパー」も映画化のずっと前から読んでいて、続編の「マリアビートル」も読んでしまうくらい、特に「グラスホッパー」は好きな作品でした。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2007/06/23
- メディア: 文庫
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ちなみに「マリアビートル」には「王子」という名前の中学生の殺し屋が登場するんですけど、個人的にはこっちが山田涼介くんかな!と思ってたので(彼もう23歳とかですけれど)、「グラスホッパー」の劇場公開前はキャスティング知ってめちゃくちゃびっくりしました。
また、鯨役も小説を読んでいるときにはピエール瀧さんで想像していたので、浅野忠信さんが演じると聞いて思っていたよりも細くて驚きました。
そして主役も加瀬亮さんかな〜〜とか思いながら読んでいたので、生田斗真さんだと知った時は、めっちゃキラキラしてる鈴木だな、と思った次第です。
そう、つまり私はこのキャスティングに全くもって納得いっていなかったんですよね。ジャニタレだしね。ジャニオタだけど、私。
でも大好きな原作小説の実写化ならできるだけ観ておきたいよな〜と思い、恐る恐る観に行くことに。
するとなんとまさかの大満足。そしてまさかの二日連続で観賞してしまうくらいにはお気に入りの作品に。
まさかまさかすぎて自分でもびっくりしました。
あらすじ
では感想を語る前にざっくり「グラスホッパー」のあらすじ。
高校教諭の鈴木は妻の死が仕組まれたものなのではないかと疑い、その疑いがあるヤクザの傘下に潜り込む。しかし、そこでようやく妻を死に追いやった男を見つけるもその男は「押し屋」という殺し屋に殺されてしまう。彼はヤクザに言われてその押し屋を負うことに。
一方で、依頼されたら確実にターゲットを自殺に追い込むことができる「自殺屋」の鯨もまた自身の過去を清算するために押し屋を追いかけていた。
そして、ナイフ使いで有名な殺し屋・蝉は自らの手柄をあげるために押し屋を探していた。
こうして異なる思惑を持つ三者は押し屋を探していくのであったが…。
詳しくはこちらをご覧ください。
感想
本当に面白かった「グラスホッパー」!原作その通り、というわけではなかったんですが、改悪とかはほとんどされていなくて、とてもよかったと思っています。
先にも言ったようにYahoo!映画で酷評されていますが、この映画を受け入れられるかどうかは、映画というよりも
伊坂幸太郎特有のありえない世界観やキャラクター設定を受け入れられるかどうかだと思います。
ジャニーズ映画だから酷評されているわけではないんです!ストーリーの合う・合わないじゃないんです!(重要)
この作品は、私の友人が言っていましたが、聞こえが悪いかもしれませんが、
「大衆受けするライトノベル」のような内容なので、どちらかというとアニメとか漫画とかが好きな人向けの作品ですね。ミステリーだとかドラマ系だと思って観に行くと爆死するので注意してください。
それでは、以下映画「グラスホッパー」のネタバレなし感想です。
①今作で評価したいところ
鯨役の浅野忠信さんがもうめちゃくちゃに怖い。
本当に私このまま自殺しようっておもってしまうかも…と思わされるほどには自殺屋の役がしっくりハマってました。
浅野さんの目がどんどんどアップになっていく演出はうまいですよね…。どんどん映画に引き込まれていきました。浅野さん、もし俳優で食いっぱぐれても自殺屋として活躍(暗躍?)できるのでは…とさえ思ってしまいました笑
また、私が好きな登場人物である蝉役を演じた山田涼介くんの演技も思ってたよりも全然に良い!これまで山田くんが出てる作品を見たことがなかったというのもあって、あんまりっていうか全然期待してなかったんですけれど、自分の耳をそぎ取るシーンの演技が本当に素晴らしくて…。(そういえばこの映画ジャニーズ起用しといて虫やら血みどろやらでターゲットカスタマーがよくわからなかった…笑)
二回目の観賞時はその耳をそぎ取るところを劇場で観に行ったようなもんでした。
それから蝉の演技の中では、「そいつぁはヘヴィーだなぁ」ってセリフを吐く時の顔が本当にすきです。
あとすきなものはシジミって設定なんですけど、シジミを見ているときの顔がとっても満足気で、あの顔を見て「あ、これは蝉だなぁ」と思いました。蝉の上司の岩西と絡むシーンが多いんですけれど、この二人が息の合った兄弟みたいな、親子みたいな、漫才師みたいな感じで楽しい。
とにかくこの蝉という役は山田涼介くんの印象が一気に変わった役でした。この後から山田涼介くんのことめちゃくちゃに追いかけてしまいました…。
追いかけまくってしまってHey!Say!JUMPの曲プレイリストに入れちゃったもんね。ウィークエンダーほんとすきです。この曲を目覚ましに設定すると百発百中で起きられるのでお勧めです。はい。
そういえば今度月9やるらしいけど山田くんの役茶髪サラリーマンってもうフジテレビ企画段階から練り直してこいよ…😔 私はもっと目がいっちゃってる山田涼介が見たいんだよ…。
②残念ポイントもあるよ
ただ残念だったのが主役の鈴木を演じた生田斗真さん。
やっぱりね、生田斗真ってどっかキラキラしてしまうんですよ!!!生田斗真で生まれてきたんだもん。冴えない高校教師の役なんて無理だよ。なんかちょっと常軌を逸した美男の役やっててくれ…頼む…。この映画に影を落としたのは矛盾する言い方になるけど生田斗真の輝きだと思うんですよね。
あとは個人的に生田斗真はジャニーズの中でも俳優枠だっていう先入観があるので演技に過度な期待をしてしまいました…。というかこの映画周りのキャストさんがすごすぎて主演の生田斗真が食われてるっていうのはあるんですよね…。そこも残念ポイントです。
ちなみに1番いいなぁ!と思ったのは押し屋役を演じた吉岡秀隆さんとその妻役を演じた麻生久美子さんでした。
なぜいいなぁ〜と感じたのかは本編を観たらわかると思いますのでぜひ映画「グラスホッパー」ご覧ください。
さらにちなみに、私のすきな蝉のサイドストーリーはコミカライズもされているのでよければこちらもチェックしてみてください。
グラスホッパーもコミカライズされています。
原作の続編『マリアビートル』のハリウッド実写化作品がきた!(2022年3月4日追記)
まさかのハリウッド映画化と最初聞いた時は嘘かなと思ってたんですが、予告編が来たので信じることにしました。
しかも日本が舞台のまま実写化されるとは……。(だけど日本人福原かれんさんしか出て来なくて笑いました。)(しかもめっちゃトンデモJAPANだ!!)
監督が『ウルヴァリン SAMURAI』の第二監督だったと聞いたので、「つまり新幹線が大好きってコト……?!」ってなっちゃいました。
とにかくこれはクソ映画好きの血が騒ぐぜってことでかなり楽しみにしています。絶対観ると思うので、その時はまたブログ書けたらいいなと思います。
(にしても真田広之見るとハリウッドの日本描写だ〜〜!!!って思うんですけど、何かをバグらされてる気しかしませんね)