今回の映画
本日はドクター・ストレンジ単独映画2作目『マルチバース・オブ・マッドネス』についてお話ししていきます。
今回はネタバレも含みますので、まだ鑑賞していない方の閲覧は自己責任でお願いいたします。(といいつつまだ見ていない人向けにも内容を書いています、、、。)
Source: https://www.forumcinemas.lv/eng/event/302993/title/doctor_strange_in_the_multiverse_of_madness/
あらすじ
先日のスパイダーマンとの共闘を経て、ようやく日常を過ごしていたスティーブン・ストレンジは、かつての恋人であったクリスティーンの結婚式に参加する。
複雑な思いを抱えながら式に参列していたスティーブンだったが、途中で街が騒がしいことに気がつき、急いで現場へと向かうと、目玉の大きな怪物が街を襲っていた。正確には、ある一人の少女を狙っているようだった。
なんとか怪物を倒した後、スティーブンはその少女、アメリカ・チャベスになぜ怪物に命を狙われていたのかと問うと、彼女は「あの怪物は私を殺そうとしてたんじゃない、私を誘拐しようとしてたんだ」と話す。なんと彼女は多元宇宙を行き来することのできる能力を持っており、その力のせいで怪物に襲われていたのだという。
仲間のウォンに彼女とこの世界を救うため、多元宇宙に詳しい人に心当たりはないのか、聞かれたスティーブンは、かつてサノスから共に世界を救ったヒーローの一人、ワンダ・マキシモフの元へ向かうのだったが……。
詳しくはこちらをご覧ください。
感想
まず『ワンダヴィジョン』を見ろ
まず感想を言う前にマジで今作を120%楽しみたいなら文句を言わずに『ワンダヴィジョン』を見てくれ、って私は思っています。マジで。
一応『ワンダヴィジョン』とはなんぞやと言う話を簡単にしておくと、『アベンジャーズ エンドゲーム』後のワンダとヴィジョンの話を描いたシットコム*1風ドラマです。
2021年にMCU*2の初Disney+*3配信ドラマとしてお披露目されたのがこの『ワンダヴィジョン』なんですが、未だに見ようか躊躇されてる方も多いのではないでしょうか。かく言う私もおそらくコロナ禍でなかったら見ていなかったと思います。と言うのもやっぱり配信サービス戦国時代の現代、すでにNetflix、Amazon Prime, Apple TV+, Apple Musicなどなどに手を出していたので、もうこれ以上サブスクリプションを増やしたくないと言うのが本音でした。
しかしこれが見てみたらMCUの結構重要な部分を描いているんですよね、かなり丁寧に。なので、MCUをこれからもちゃんと楽しみたいよ、と言う方はリアルタイムで毎週追うのは難しくとも、私はこれらの作品もちゃんと見るのを強く強くお勧めします。
だって、今回の『マルチバース・オブ・マッドネス』(以下、『MoM』)は『ワンダヴィジョン』を見ている前提で作られておりますので……!!!
Source: https://screenrant.com/wandavision-doctor-strange-2-story-connections-kevin-feige/
去年2月の時点でケヴィン・ファイギ*4は上記のように『ワンダヴィジョン』見なくても『MoM』楽しめるみたいなこと言ってますが、はっきり言おう、それはな〜……「できなくないけど、見ないと話を必死に脳内補完しないといけないから大変だぞ!!!」という感じです。
マジで冒頭らへんのワンダのシーンから『ワンダヴィジョン』見てるよねってなんかもうゴリ押しでなんの説明もなく始まっていくので(その後一応ストレンジ先生との会話のシーンで何があったかなんとなく想像できるのですが)、本当に2時間置いていかれたくなかったらマジでちゃんと『ワンダヴィジョン』、見た方がいいです……。
欲を言えば、『What if...?』も見た方がいいですし、ていうかもうMCUじゃなくても"Marvel"って名前のついたものはできる範囲でなんでも予習しておいた方がいいですね、そっちの方が話がわかるというか、知ってるよねみたいな感じで進んでいくので……。
これは私の推測ですけど、アメリカの人にとってMarvelコミックスが少年ジャンプ的な存在で、だからみんななんとなくこのヒーロー知ってるとかあると思うんですよ、私たちと違って。だから今回『呪術廻戦』見に言ったのに『鬼滅』とか『ワンピース』とか『NARUTO』のキャラ出てきたんだけど!みたいなことになっても、まぁ話知らなくても誰かなんとなくわかる、みたいな。だから少なくともMarvelのキャラに対してそれくらいの知識を持っていくと200%楽しめるのかな、と思いますね……。
とはいえ、それはかなり無理なんで、個人的には結構マストで『ワンダヴィジョン』、次点で『What if...?』を見ているといいかなと思います。
賛否両論と聞いたけど私は……(以下ネタバレあり)
Source: https://www.denofgeek.com/tv/how-wandavision-has-blazed-a-new-path-for-women-in-the-mcu/
めっちゃ好きでした!テイストとしては『ドクター・ストレンジ』単独映画1作目の方が好みなんですが、総合的には今作の方がテンポもいいし、かなり好きでした。
で、鑑賞後にTwitterで英語と日本語とで感想見てたんですが、かなりテンションが違って面白かったです。英語圏の方は結構みんな「行けー!ワンダやったれー!!!!」みたいな人が多くて、かなりみんなハイテンションで楽しんでいるようなんですが、日本語ツイートで結構見られたのは「ワンダの物語の結末これなの?ひどい……」みたいなものでした。
正直言うと、私は『ワンダヴィジョン』見てたらわかるでしょ、ワンダってマジで病んでるよ、って思ってたので、今回『MoM』を見て「やべーーーーーーー!!!!!!想像の4億倍病んでるじゃん!!!!!!!!!!」と思いはしたものの、結構解釈としては一致というか。だって『ワンダヴィジョン』のラストでゴリゴリに魔女化してたし……。
私はワンダというキャラクターは誰かを愛したい、愛されたいという気持ちがすごく強い人なのだと思っています。だから、ヒーローとかヴィランとかも、彼女の利害と世界の利害が一致してるときは(たまたま)ヒーローでいられて、今回はそうではなかったからヴィランとなってしまったのだと思います。
「令和なのにまだ心の弱い女の役をワンダに担わせるわけ?!」というのを見たんですが、いいたいこと分からんでもないのですが、別にみんながみんな強い女じゃなくてもいいのではないですか?例えばMCUにはすでにもう強い女がめちゃくちゃいっぱいいて(というか心弱いヒーローみたいな女キャラクターはあんまりいなくて)、そこにワンダまで感化されて無理やり強い女にならなくてもいいのではないでしょうか。ダイバーシティってそういうことだと思います。
後、女性の役割みたいな話で言うと、すでに今作で描かれている通り、ワンダはもうパワー的にはめちゃくちゃに強くて、他の人も敵わない、最強のヒーローとして描かれてるので、「女性は守られるべき」みたいなのにはもう含まれていませんし、その上で、彼女は完璧な超人じゃなくて、一人の人間だから弱いところもあって、今回はその弱さが悪い方向に彼女自身を引っ張っていってしまったというそういう話なんだと思うんです。
それから、彼女のことをケアしてあげなかったのは本当に彼女の周りの人の責任で、サノスとの激闘の後で誰かが彼女を支えるべきでした。モニカが彼女を救えたのかもしれませんが、彼女はもうすでにワンダが病み切ってしまったウェストビューの事件後に手を差し伸べようとした人なんですよね。もっと前に彼女に誰かが寄り添ってあげるべきだったんです。
なので、今回ワンダはヴィランとして描かれていますが、同時にどうしようもなく被害者なんですよね。私は鑑賞中「ごめんね、ワンダがこんなに病んでしまってるのに気づけなくて、本当にごめんね……」と思っていました。こんな不安定なワンダを『ワンダヴィジョン』、『MoM』両作で見事に演じきったエリザベス・オルセンに拍手!!!
後、私は現在イギリスにいるので最後の別ユニバースのワンダからアース616のワンダへのセリフがどうやって訳されているのか知らないんですが、なんか「私が愛すから」と言われたみたいな感想を読んだんですけど、そ、それは違うと思う〜〜〜〜!!!!!と声を大にして言わせてくれ!!!あのシーンであのワンダは「They'll be loved」と言っているので、これは日本語に訳すのであれば、「この子たちは愛をもらって育つから心配しないで」ということを言っているようなそんなセリフだと思います……。別ユニバースのワンダは、スカーレット・ウィッチになってしまったワンダを見ても、おそらく彼女が本当に心から子どもたちを愛していて、その愛が暴走してしまったのが今回の結果なのだとわかったのだと思います。だから、彼女にそんな優しい言葉をかけてあげることで、彼女の呪縛を解いたのではないかな、と……。
だからその字幕の訳だと、なんかそのワンダがスカーレット・ウィッチに対して「お前の子どもじゃねえから」って突き放したような感じになっちゃうんですけど、本当はもっと愛があると思うよ……!と言わせてください。
ちなみに私はその後ワンダが死んだとは思えないので、今後もMCU作品に彼女が登場してくれることを願っています。今度こそ本当の意味で救われてくれ、ワンダ……!!!
てかサム・ライみ強いな
Source: https://www.screenspy.com/sam-raimi-director-doctor-strange-2/
今作『MoM』の監督はトビー・マグワイア版『スパイダーマン』トリロジーの監督を務めたサム・ライミが担当しているのですが、彼の代表作といえばホラー映画で、もともと今作も「ホラー映画になるよ」みたいなことを言われていたので*5、納得の人選なんですけど、「初手にしてやりすぎじゃね??????」ってくらいいつものMCUとテイスト違って、違いすぎて笑いました。
最初らへんはいつものMCUみた〜いって感じなんですが、目ん玉モンスターの目玉をストレンジがくり抜いたシーンくらいから「……やりすぎ……じゃね?」という雰囲気が漂い始め、そして段々と「わかった、この映画『ドクター・ストレンジ2』じゃなくてサム・ライミ最新作だ!」と気付かされるみたいな映画でしたね……。
個人的に反射を利用してワンダがアメリカを捕まえようとするシーン(その前にストレンジ先生がワンダをミラーディメンションみたいなのに閉じ込めたシーン、なんか領域展開みたいで面白かったですね。)、完全にこれRESPECT SADAKO……とか言ってるサム・ライミの顔浮かんだもんね。
さっきワンダまじで可哀想だなみたいな文を書いたのにアレなんですが、ワンダ強すぎてマジで怖いんですよね。強い力を持つ人が精神やられてるとやべえんだなってことを改めて感じるっていうか、まぁそれ『X-MEN』のジーン*6で散々習ったんですけどね……。
あと、返り血を浴びた魔女撮りてえ〜〜〜みたいなためにウルトロンの設定が活かされたんか????と思うくらいあのウルトロンたちを破壊した後に黒いオイル浴びたワンダが炎の中から現れるのやばすぎて笑いました。怖いよ。サム・ライみが強いんよ。
このサム・ライみが強いおかげで(せいで)今作初登場のアメリカ・チャベスの役割がマルチバースの扉を開ける以上にホラー映画ヒロインとしての方に重心を置かれている気がしないでもないです。ウケました。めちゃくちゃ叫ばされてますよね。
あととにかく『ドクター・ストレンジ』1作目以上に(というか1作目とは違う方法で様々なディメンションや魔術を表現するために)めちゃくちゃカメラがグルングルン回るので本当に酔いやすい人はすごく見るの大変だったと思いますね。あれグルングルンしすぎて私はアトラクションみてえだな……とか思いながら見てて面白かったんですが、結構向き不向きがガッツリ出るような撮り方だなと思いました。あれはサム・ライミのせいなのか撮影監督のせいなのか……。
とにかくこんな感じですごくサム・ライみ強くてウケ倒してしまい、エンドロール中はずっと「サム・ライミじゃん!!!!!!」いいました。It's a very Sam Raimi movieて感じです。形容詞にしたい、サム・ライミ。サム・ライみがある。
初登場のアメリカ・チャベス良すぎる
そしてあんまりみんながワンダの話をしすぎるのであまり話題に上がっていなくて寂しいのですが、個人的にめちゃくちゃアメリカが良かった〜〜!!!!です!
私はMarvelコミックス原作を読むことはスパイダーマン*7とデッドプール*8以外はあんまりないので、アメリカ・チャベスについてはほぼ初見だったんですが、今作でかなり好きになりました!
演じる役者さんもまだ16歳(2022年5月7日現在)で、かなり若いキャラクターなので、彼女がヒーローとして、そして人として成長していくのをこれから見ていけるのはかなり楽しみです。無駄に元気の押し売り!みたいなキャラでもなく、かといって悲観的なキャラクターでもなく、警戒心が強い割に楽観主義者っぽいのも可愛くて好きでした。
あとコスチュームも可愛い!アメリカという名前なくらいなのでかなりアメリカっぽい格好をしているのですが、それが本当に可愛い!好き!!原作ではスカジャンとパーカーを合わせたりもしているみたいなので、今後はその格好も見たい!というかスーツみたいなのがなくてカジュアルなカッコしているのすごく好き……。本当はあるのかもしれませんが、今後もこのままカジュアルスタイルでヒーローやってて欲しいです。
戦闘スタイルもかなり良かったですよね。拳で殴るみたいな。スカーレット・ウィッチや、フェニックス(ジェーン)はやっぱり超能力的な戦い方ですし、ブラック・ウィドウやオコエは道具を使っているので、それもそれでかっこいいんですが、プリキュアのテーマにあるみたいに「女の子だって暴れたい!」というのを体現してくれるヒーローがいてくれて嬉しいです。
なので、今回(すぐワンダに殺されましたが)キャプテン・カーターとキャプテン・マーベルが出てくれたのもかなり好きでした。今後この3人がボコボコに敵を殴って吹っ飛ばすとかいう格ゲーみたいなシーンかなり見たいですね。
別次元のヒーローだからって……
Source: https://www.tvacute.com/the-illuminati-in-doctor-strange-2/
いや別次元のヒーローだからって雑に殺しすぎだろって笑ったよね。イルミナティ出てきて喜んだ5分後に全員皆殺しって面白すぎる。そんなんアリか……????(英語圏のツイートはマジでこんなのばっかりでウケました)
特にキャプテン・カーターは『What If...?』で出てきたときにめっちゃ気に入ってたのであんな「I can do this all day」のマジで文字通り1分後くらいにぶっ殺されてたんで「そんな、オリジナルの台詞に対しても泥を塗るような、そんな演出でいいんか……???」と思わなくもなかったですね。ここらへんの扱いについて賛否両論が出るのは正直分かります。
あとみんな大好き(だよね?)チャールズ・エグゼビアをあんなにもったいつけて出しておいてワンダに首の骨折られて死ぬとかも絵面やばすぎて吐くかと思いました。だから別次元のヒーローだからってすごい殺し方すんな???ってウケました。あれは誰の意向なんですか、またサム・ライミですか?脚本家ですか?ケヴィン・ファイギですか???
とにかく今作で出てきたこれらのヒーローについては後で何かしらフォロー欲しいですよね。キャプテン・カーターとかは別次元でしかありえないんだから、ほんと別次元のヒーローだからって殺しても本次元(616)で生きてるからいいじゃん!とかないんだぞ!バカバカ!(©︎パンクブーブー)
スティーブンとクリスティーンの関係について
正直もうクリスティーン一生MCUに出てこないんだろうな〜!!と思っていたので、『What If...?』で再登場しかもスティーブンがクリスティーンを救うために何度も何度も時をかける魔術師やってクリスティーンが生きている世界線を見つけようとして挙句のはてに世界を破滅に追いやるのすごい、本当に『What If...? 』でしかできねえ〜!!!すげ〜!!!てかスティーブンってそんなにクリスティーンのこと好きだったんだ!!!と目から鱗だったんですが(マジでサノスとの戦いのせいで忘れたと思ってた)、今作で「そんなに引きずってるの?!?!」とさらにおどろかされました。
しかもあの闇落ちストレンジだけがクリスティーンとうまくいかないのかと思ってたら、どのストレンジ先生もクリスティーンとうまくいかないのかよ!となって闇が深いんだよだから。ワンダの闇と比べたら軽量級かもしれないけどストレンジ先生の愛がそれでも重いんよ、平均と比べたら……。
でもそこについてもスルーされると思ってたので、今回思ってたよりもしっかりとクリスティーンとの関係について改めて整理してくれたのは良かったなと思いました。赤髪のクリスティーンとかいう可愛いおまけがついてきたのも個人的にはかなり嬉しい!!
またワンダの話に戻っちゃうんですが、「ワンダはピエトロを失って、さらにヴィジョン、そして"実子"まで失ってるのにストレンジ先生への課題、"失恋の克服"て!」みたいな感想見たんですけど、ストレンジ先生のこれはワンダの甘い囁きに落ちてしまうかも〜みたいなストレンジ先生の一種の弱みを描いているだけで、本当の彼の弱みは「人を信じられるかどうか」だったのではないでしょうか。だから、彼は最後にその弱みを克服して、アメリカに希望を託したわけですよね。
一方でワンダはMCUにボコボコに精神を殴られているキャラクターなので、人の言葉を全然聞いてないんですよ。自分がやりたいことをやる!みたいなのを最後までやってしまってるわけで。そこで自分が信じた道を他人の意見も聞かず最後まで行った結果がどうだったのか、というと、愛する"我が子"に魔女扱いされてしまうという悲しいエンドなわけですよね。
ストレンジ先生は途中アメリカとクリスティーンに「自分を信じろ」みたいなことを言うんですけど、最後は自分が相手を信じることで世界を救えたわけです。だから、なんというか、ストレンジの課題は失恋の克服というよりも人を信じるというところだったんじゃないですかね。まぁ『エンドゲーム』でトニーにかけてるじゃん?って言うのはあるんですけど、それは未来を見れるだけ見てあった選択肢がそれだけだったんで、結局は己で見たものを信じてるだけなんで、他人を信じたと言うよりは「俺の目に狂いはなかった」くらいのそんくらいの感じじゃないですかね。
そして、人を信じることができたからこそ、最後クリスティーンに「どんな次元の君も愛してる、君が誰であっても」と言えたのだと思います。今後もストレンジは傲慢さが残ると思うけど、人を信じることができるようになったから、素直になることができたので、この言葉を彼女に伝えられたのではないのかな。
あと、人を信じられるようになったことで、本当の意味で彼は今の自分自身を信じられるようになって、前を向けるようになったのではないでしょうか。クリスティーンは自分の愛をちゃんとわかってくれてる、理想的な関係には至れなくても、自分はこれで幸せなんだ、って。
まとめ
Source: https://thedirect.com/article/doctor-strange-2-post-credits-scene-stay
そんなわけで今回は『MoM』について結構長めにお話ししました。
ちなみに『Multiverse of Madness』だからMoMだけど、mom=mother(お母さん)なのは意図的ですか?それとも偶然ですか……?どっちにしろ今作どちらかというとワンダの話の比重が重めで良かったな……。
まだ一回しか観られていないのでできれば劇場で何回も観たい、できなければDisney+で何度も見返したいところですが、今後もなかなかハードスケジュールですよね。
というかもっと言うなら今週『ムーンナイト』*9最終回見終わってようやく気持ちの整理がついたぜくらいの感じなのに『MoM』までぶち込んでくるMCUなに?!鬼????
しかもこれでようやくひと段落というわけにもいかず、今後『オビ=ワン・ケノービ』*10がきて、それが終わったと思ったら『ミズ・マーベル』*11がくるわけですよね……。エンタメに予定を支配されてるな、私は……。
*1:シットコム…シチュエーションコメディのこと。英語でSituation Comedy、略して"sitcom"と書くのでシットコムと呼ばれる。
*2: MCU…Marvel Cinematic Universeの略。それぞれのMarvel(アベンジャーズなどのスーパーヒーロー映画。バットマンやスーパーマンなどはDCなので別の会社となり、この枠組みではない。)映画が一つのユニバースとして連なっているシリーズ、またはそのユニバース自体をこのように呼ぶ。
*3:Disney+…ディズニーの配信サービス。ディズニー映画などの他にオリジナルコンテンツを配信中。『スター・ウォーズ』シリーズでは『マンダロリアン』などがオリジナルコンテンツとして配信されている。
*4:ケヴィン・ファイギ…MCUの総合プロデューサーみたいなめちゃくちゃ偉い人。MCUをちゃんと一つのユニバースとしてまとめているすごい人。
*5:https://movieweb.com/doctor-strange-2-first-mcu-horror-movie-sam-raimi/
*6:ジーン…Marvelの世界でもっとも強い力を持つという説もあるミュータントの一人だが、力が強すぎて自分でも力をコントロールできず、そんな自分が嫌いなので自己嫌悪に陥り、さらに心が不安定になり……という地獄の無限ループを繰り返している。
*7:スパイダーマン…Marvelコミックスにでてくるヒーローの一人。詳しくは以下の記事からどうぞ。
*8:デッドプール…Marvelコミックスにでてくるキャラクター。ヒーローとは言い難いが、Marvelコミックス屈指の人気キャラクターで、日本でもかなり人気。第四の壁を破る、すなわち読者に話しかけるなどする独特なキャラクター。
*9:ムーンナイト…オスカー・アイザック主演のDisney+オリジナルMCUタイトルとしては初の新ヒーローデビュー作品。全6話で、ちょうど『MoM』の公開週に最終回が配信された。
*10:オビ=ワン…Disney+オリジナルStar Warsドラマシリーズ。近日配信開始。