初めましての方も、お久しぶりの方もこんばんは。
あやめです。
2月はニューヨークへ旅行に行っておりまして、そのあと箱根に旅行に行っていたら、あっという間に3月1日の就活解禁を迎えてしまい、プレエントリーだのOpen ESだのと忙しくしていたら1ヶ月もブログを書かずにいてしまいました。
ニューヨークは日本人が本当に多くてなんだか海外感がなかった話だとか、2月の頭に観た「マグニフィセント・セブン」馬鹿楽しかったからみんな観るべきだとかそういうブログが下書きに残っています。もし気力があればそれらもいつかアップしたいです。
→ニューヨークの記事は書きました!
本日の議題
現在大ヒット上映中の「ラ・ラ・ランド」ですが、どうもTwitterやはてなブログを見ていると賛否両論あるようです。
今回は、どちらかと言うと否の方の感想を持っている方に柳楽優弥主演のテレビドラマ「アオイホノオ」を見ればいいよ!とおすすめする記事です。
(※「ラ・ラ・ランド」のラストに触れます。ネタバレとなりますのでお気をつけください)
(source:La La Land - Official Movie Site - Now Playing)
はじめに
さて、 2月の終わりからついに「ラ・ラ・ランド」が公開になりましたね。
私自身もエマ・ストーンがだいすきなので、こんな記事を書いて応援してしまうほど楽しみにしていました。
そしてようやく旅行が落ち着いてぎりぎり2月中に「ラ・ラ・ランド」を観ることができました。
個人的にはサントラもだいすきだし、エマ・ストーンもかわいいし、ストーリーが好みだったんですが、同監督の「セッション」を「ラ・ラ・ランド」鑑賞3日前に初めて鑑賞し、なんなんじゃ、このやばい映画…!!と興奮で寝られなくなっていたりしたこともあって、「セッション」の方が好みだったりしました。でも、大変面白かったです。
(ちなみにTOHOシネマズ新宿で鑑賞した(IMAX)んですが、遅れて入って来た私の目の前の席のカップルの彼氏の方が携帯を上映中にパカパカしやがったのでブチギレました。またこの記事を引っ張り出すぞ)
「ラ・ラ・ランド」賛否両論問題
(source:Controversial Topics - Structure & Function)
そんな「ラ・ラ・ランド」ですがアカデミー賞のこともあり、大注目作となり普段は映画は観ないんだけどねー、といった方々も多く鑑賞されているみたいです。
そこで巻き起こったのが、「ラ・ラ・ランド」絶賛の意見と「ラ・ラ・ランド」そんなに良作か?という否定派の意見です。(否定とまではいかなくても、「ラ・ラ・ランド」を楽しめなかった人のことをまとめてここでは「否定派」と呼ぶことにします。)
私は先ほども申し上げた通り「ラ・ラ・ランド」結構楽しめてしまった派です。エンドロールでは泣きかけました。(泣けなかったのは先に申し上げた携帯パカパカ野郎のiPhoneの光量が半端なかったからです。まぶしいわボケ、観る気ないなら帰れ)
ですが、私は否定派に異議を申し立てたい!というわけではなく、何事も合う合わないがあると思うので、合わなかったんだなー、くらいにしか思っていません。
(あ、でも「ラ・ラ・ランド」観る前に「セッション」を観ておけばこんなに大々的な賛否両論な状況とかにはならなかったのでは…とは思ったり…。知らんけど)
(source:Not My Tempo GIFs - Find & Share on GIPHY)
では今回私が何をしたいのかというと、そんな「ラ・ラ・ランド」面白くなくない?という方にテレビドラマ「アオイホノオ」をおすすめしたいという話です。
「アオイホノオ」とは
テレビドラマ「アオイホノオ」とは、漫画家島本和彦原作の作者の自伝的同名漫画の実写作品です。
主演に実力派俳優柳楽優弥さん、ヒロインに現在大活躍で、映画「ピーチガール」の公開を控える山本美月さんを迎え、監督は「勇者ヨシヒコ」シリーズや現在放送中の「サラリーマン左江内氏」、そして実写版「劇場版 銀魂」で知られる福田雄一さんが務めています。
(source:アオイホノオ - ニコニコチャンネル:映画・ドラマ)
ストーリーは、自身のアニメや漫画への並々ならぬ知識と熱い思い、そしてその才能に自信を持ちまくっている主人公焔モユル(柳楽優弥)が進学先の芸大で出会った超天才庵野ヒデアキ(安田顕)の才能を目の当たりにし、いかに庵野秀明を打倒し、プロの道に進むかということを描いた超熱血青春キャンパスヲタクライフ作品です。
なぜ「ラ・ラ・ランド」否定派に「アオイホノオ」をおすすめするのか
(source:Why would you do that?! - Jackie Chan | Meme Generator)
そんな「アオイホノオ」をなぜ「ラ・ラ・ランド」否定派の方にすすめたいのかというと、「アオイホノオ」はモヤッが全くない作品だからです。
これは私の勝手な見解なのですが、「ラ・ラ・ランド」を楽しめなかった方はおそらくあのエンドにモヤッとしたからなのでは…?結構あのエンドはマジか…という方が多かったのではないでしょうか?(「セッション」を観ていなければ尚更。)しかも観客に「察して」というような描写も多いですし。これもまたモヤっとポイントなのではないでしょうか?
今回はこの仮定に基づいて「アオイホノオ」をごり押ししていきます。
「アオイホノオ」はびっくりするくらい痛快爆笑エンターテイメントです。こんなに面白いドラマがあって大丈夫なのか?と心配になるくらい面白かったです。
(だってこんな面白いドラマ見ちゃったらこれから先これ以上に面白いドラマに出会えるかどうかわかりませんよ…。そういう意味で心配ですし、恐ろしい。)
また、今作は原作が作者・島本和彦先生の自伝的漫画なので後は視聴者の想像にお任せします、といったようなモヤッと展開は一切なく、しっかりとそれに至る過程やエンドが描かれています。
一方でそんな「アオイホノオと」「ラ・ラ・ランド」との類似性はどちらも登場人物たちがエンタメというくくりに属する職業を目指し、その中で切磋琢磨しながら挫折や苦労、そしてひどいプレッシャーを味わいながらも最終的にはその職をつかみ取るという点です。
つまり、「アオイホノオ」は「ラ・ラ・ランド」と同じようなストーリーを描いていながら全く性格の異なる映像作品というわけです!!(すいません、各所に怒られそうだから先に謝ります!!ごめんなさい!!!!)
なので、「ラ・ラ・ランド」のストーリーはすきだけどラストがなぁ、という方や結局何が描きたかったの?という方は「アオイホノオ」の方がすっきりと理解できるかもしれません!!(暴論)
「アオイホノオ」の魅力とは
では一体「アオイホノオ」の魅力とはなんでしょうか。私が思う魅力を3つ挙げてみたいと思います。
⑴コメディ初挑戦の柳楽優弥の演技がやばすぎる
(source:「柳楽優弥」の検索結果 - Yahoo!検索(画像))
柳楽優弥さんと言えば11歳でデビューし、2005年映画「誰も知らない」でカンヌ国際映画賞の男優賞を獲得した超実力派俳優です。
近年ではテレビドラマ「ゆとりですがなにか」(日本テレビ系)や「お母さん、娘をやめていいですか」(NHK)、映画「ディストラクションベイビーズ」で活躍されています。
さて、そんな柳楽優弥さんですがなんと「アオイホノオ」が初テレビドラマ主演作だったりします。さらにコメディ初挑戦だったり。
おいおい大丈夫かよ、しかも漫画の実写化って…。とちょっと乗り気でない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかーーーーし!超実力派俳優柳楽優弥を侮るなかれ!!!!
黙っていれば超絶イケメン俳優の柳楽優弥であるが、今作では1200%の力で顔芸を披露してくれているぞ!!!!!!!!!
はい、ドーーーーーーン!!!!
(source:アオイホノオ 第三話「アニメーターへの決定打」柳楽優弥×福田雄一 - YouTube)
コメディ初挑戦とは思えないほどの熱い、そしてまさにこれが「実写化」だ!!と思わせてくれる柳楽優弥さんの演技に大注目してご覧ください。ちなみに私が好きなシーンは1話で庵野秀明に驚きすぎて腰抜かすところです。
⑵脇を固めてくれるのは安定の福田組俳優
福田雄一監督作品と言えば、ムロツヨシさんや佐藤二郎さんといったおなじみの俳優さんが出演されることが多いですね。
私は勝手にこの福田監督作品によく出演される俳優さんたちを「福田組」と呼んでいるのですが、世間一般は何と呼んでいるのでしょうか。ご存じの方がいらっしゃいましたらこっそり教えてください。
今作もそんな福田組が余すことなくご出演されています。(あの山田孝之さんも出演されています!どんなビジュアルで出てくるのかはお楽しみに。)
そして福田組の他にも豪華な俳優さんが続々と登場するので毎話ゲストが気になってしょうがない作品にもなっています。
⑶全力で前向きなる敗北
主人公焔くんはライバルである庵野ヒデアキをどうにかして負かすために毎回奮闘するわけなのですが、焔くんの自らへの驕りと庵野の圧倒的な技術力の高さで焔くんは幾度となく敗北を味わうわけなのですが(後から知ったのですが、焔くんは負けていなかったらしい!その詳細は島本和彦先生による「アンノ対ホノオ」でお確かめください!)、それがまぁ面白い!
(source:Emma Stone and Ryan Gosling – ‘La La Land’ | Heavy.com | Page 7)
「ラ・ラ・ランド」では敗北はちゃんと敗北として描かれているので1ミリも笑えませんが(コメディではないので当たり前ですが)、「アオイホノオ」では焔くんが熱すぎて笑えます。というか笑うしかないです。
また、焔くんのいいところは相手の技術をきちんと認め、なぜ自分が至らなかったのか、どうして相手はすごいのか、ということをしっかりと認識していることです。
ここまでしっかりと自分の才能と相手の才能の位置が分かっているのなら、これは敗北ではないのでは?と思ったり。焔くん、全然負けてへんよ〜。
しかし、その悔しがり方が異常に熱いし、全力だし、でやはり笑います。
笑えるので、普通だったらかなり暗い負けっぱなしの話なのですが、エンターテイメントとして楽しめます。疲れている人でも見られるリラックスしたいときにもおすすめなドラマです。
まとめ
(source:ドラマ24「アオイホノオ」:テレビ東京)
なんだか結局何が言いたかったのかわかりにくい記事になってしまいましたが、今回は「ラ・ラ・ランド」を楽しめなかった方にテレビドラマ「アオイホノオ」をおすすめしてみました。
「アオイホノオ」予告はこちらからどうぞ。
もしよかったら「アオイホノオ」も「セッション」も、そしてもちろん「ラ・ラ・ランド」もオススメですのでお時間あるときに見てみてください。
(「アオイホノオ」は全11話ですが1話が20分たらずしかないので1日で全話視聴することも可能です。やりました。)
最後に
アアアンノ
— 漫画家島本和彦 (@simakazu) 2017年3月6日
オオオレノ
ウウウエヲイクナ
#ララランドみたいなことを言ってください
実はこの島本先生のツイートをを見てからこの記事を書くことにしたのでした。なので、実際には「アオイホノオ」を見た上で「シン・ゴジラ」を観てほしいだけの記事だったりします。
(※何度も言いますが「ラ・ラ・ランド」も面白いので、個人的にはめちゃくちゃにおすすめです。)
そんな庵野秀明に今でも熱い対抗心を燃やし続ける島本和彦先生が熱く敗北している姿がみられる(かもしれない)「シン・ゴジラ」の発声上映の模様を収めたBlu-rayが3月22日に発売です!たぶん買います!→買いました!
よっしゃ見るで!!! pic.twitter.com/2TPTe3GSTE
— 下呂あやめ (@1sskuhls) 2017年3月21日
そしてこちらも買いました。
楽しみにしてた「アンノ対ホノオ」届いたよ〜〜!!島本先生のこと今まで本当に勘違いしてた!負けっぱなしじゃなかったんだなぁ。にしても面白すぎてゲラゲラ笑ってしまった!もっと早くアオイホノオ見ておけばよかった!夏コミ参加したかった〜〜 pic.twitter.com/LXBpTkNf1D
— 下呂あやめ (@1sskuhls) 2017年4月1日
リアル「アオイホノオ」を見たいという方はぜひご購入されてみてはいかがでしょうか?!(カラーの回し者ではないです)
追記
なんとこの記事を紹介した私のツイートを島本先生ご本人にRTしていただいてしまいました!びっくり!ありがとうございます!感動で手が震えました…。