初めましての方も、お久しぶりの方も、前回ぶりの方もこんばんは。
あやめです。
なぜか今更ながら
この記事が多くの方に読まれているらしく、おかげさまでこれの関連記事のアクセス数が伸びました。
↑こんな感じ。
その結果、普段映画のことしか書いていないのに、映画以外の記事が注目記事ランキングに上がってしまい、なんだか悔しくなったので(いや、本当にいろんな方に読んでいただいてるのは心からうれしいんですけれどね)、今回はちゃんと映画の記事を書きます。
ちなみに私のお気に入りの記事はこの辺です。お時間あるときに読んでくださったらうれしいです。
本日の映画
今回は、アカデミー賞大本命映画「ラ・ラ・ランド」特集の第二弾!
「ラ・ラ・ランド」主演俳優ライアン・ゴズリングの主演映画「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」についてお話ししていきます!
(source:THE PLACE BEYOND THE PINES Two Posters and 20 Photos)
あらすじ
天才ライダーとして活躍しているルークは、ある日偶然ロミーナという女性と再会する。彼らはかつて男女の仲であったが、今では互いに連絡をとることもなくなっていた。
再会を機にルークはロミーナのことを気にかけるようになるが、彼女の家に向かった際に実はロミーナが自分の子どもを身ごもり、現在の恋人とその子どもの世話をしていることを知る。
彼は父親として自分の子を育てたいという親心がわき、ロミーナの元に向かうが断られてしまう。それでも父親として何かしてやりたいと思ったルークは、養育費をロミーナに与えるために銀行強盗を働き始める。
ルークの銀行強盗は何度も成功し、ルークはロミーナに断られながらもプレゼントを与えたりするのであった。そんなルークにロミーナも次第に心を開き始めていく。
そして、ルークが再び銀行強盗をしかけると、今度ばかりはうまくいかず、彼は新人警官・エイヴリーに追い込まれ…。
詳しくはこちらをご覧ください。
感想
この映画に関しては、私の好きな俳優デイン・デハーンが出演しているということでもう1年以上前にDVDを購入していました。
(source:https://jp.pinterest.com/glawdys94pruden/dane-dehaan-/)
ちなみにデハーンさん今年で31歳になりました~!!いえ~い!亀梨君と同い年のデハーン!時空ゆがみまくってる!あふれんばかりの合法ショタみに感謝~!!
そして今作では17歳の少年を演じていますが恐らく当時すでに25,6歳だったと思います~!アメリカでも認められる合法ショタ…。そんな合法ショタなデハーンですが、既婚です。
話がそれましたが、そんなわけで1年以上前に購入していたDVDですが、見事に詰みDVDになってしまっていて、ようやく2月6日デハーンの誕生日を記念して観てみた次第です。
デハーンが出演していること以外は全くなんの知識もいれずに観てみた今作なのですが、複雑な各登場人物の心情をリアルに描くかなりの良作でした。
それぞれの立場で考えると、誰が悪くて誰が良いという価値観が180度変わってしまうので、登場人物の心情になりきって何度も観てみたら面白いと思います。まるでするめいかのように何度見ても味が出てくる素晴らしい映画…!
ちなみに日本版ポスターはこんな感じ。
(source:プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 - 作品 - Yahoo!映画)
なんだかバイク映画のような感じですが、この映画はレーサー映画とかではないです。
犯罪と家族愛をテーマにした作品です。ポスター詐欺に遭わないように注意しましょう。私は、まんまと騙されました。ちくしょう。そういうことなら先に言ってくれ。
あ、でも今作に登場するバイクはかっこいいです。
(source:Suspend Your Disbelief: Place Beyond the Pines | RideApart)
というかこの場合はライアン・ゴズリングがかっこいい。こんなライアンに「送っていくけど、乗る?」とか言われたらもう家まで送って行かせて酒飲ませて帰れないようにすんぞコラ♡って感じですよね。
櫻井くんもこう言ってるし…。あれ?これ何の話でしたっけ。
ちなみに上で紹介したデハーンもバイクに乗るシーンがあるのですが、あふれ出る合法ショタみのせいでバイクに乗っているというよりバイクにのっけてもらっている感がすごくて面白いので必見です。
①他映画評論サイトでの評価
さてさて、全然話の内容に触れられていなくてすみません。
今作は結構初めの方に重大な出来事が起こっていってドラマが動いていくストーリーなので、ネタバレ厳禁を掲げている当ブログとしてはやりづらいことこの上ないですが、どうにか進めていきます。
今作は辛口映画評論サイトRotten Tomatoesでは80%を獲得し、Yahoo!映画では3.9/5
、映画.comでは3.7/5を獲得するなかなかの好成績映画です!
先にも言った通りポスターにバイクが写っているのでなんとなくアクション系…?と思いがちですが、この映画は父と子の関係を丁寧に描く家族ドラマ映画になっています。
犯罪を犯してまで息子を、そして家族を愛したルーク。彼の愛は果たして悪なのか、罪なのか…。そんなことを考えさせられる前半パートです。
あ、ちなみに今作は父と子の関係を描いている話なので、スター・ウォーズのエピソード4~6(特にエピソード5)を観ておくとかなり面白いかもしれません。
(source:10 Darth Vader Quotes for Fathers Day)
小ネタとして劇中にもセリフが引用されていたりするので、エピソード5を観ておくと、「あ!」とちょっと得した気分になります。
というより、アメリカではスター・ウォーズを観ることは当たり前、通過儀礼みたいな感じなのでしょうか。いろんな映画でパロられてますよね。「トイ・ストーリー」とか。
②描かれる二人の父
今作では、2人の父親がメインに描かれていて、片方が子を愛するが故に暴走してしまった父、そしてもう片方が父親であることが罪悪感となっている父です。
もちろん前者はルークです。暴走、というより手段を選ばないと言った方が正しいでしょうか。自分ができることならなんでもしてあげたい、そんな言葉を有言実行してしまうお父さんがルークです。
そして後者となるのがこの人。
(source:Cyclical Patterns & Circularity in The Place Beyond the Pines | ScreenPrism)
ブラッドリー・クーパー演じるエイヴリです。ブラッドリー・クーパーといえばやっぱりこの映画!
(source:The Hangover - Wikipedia)
そう、映画「ハングオーバー」ですが、今作では「ハングオーバー」のようなお調子者のような役では全くなく、真面目で正義感が強い新米警官を演じています。
どうしても私は「ハングオーバー」の印象が強いので、エイヴリがずっとまじめにしているのにも関わらず、「どうせそのうちあれだろ…。すごい酔っぱらって猿とか赤ちゃんとかが周りにいることになるんだろ…」とか思ってしまったのですが、そんなことにはならないので安心してください。(?)
そんなブラッドリーが演じるエイヴリはその正義感の強さから父親でいることに罪悪感を抱くことになり、息子とうまく関係が築けなくなってしまいます。
なぜ、正義感が強くまじめな彼が罪悪感を抱かなければいけなくなったのか…。その理由は本編でお確かめください!
③キャスティングが実は…
(source:Eva Mendes not the pretty face as Romina in The Place Beyond the Pines | filmOA magazine)
本作で共演している主人公・ルークを演じたライアン・ゴズリングとロミーナを演じたエヴァ・メンデスは実際の夫婦だったりします。なんでも、今作での共演がきっかけとなり、結婚したのだとか!
(source:Ryan Gosling jumps to partner Eva Mendes' defence after sweatpants divorce joke | Daily Mail Online)
↑実際パパラッチされた二人の様子がこんな感じ。めちゃくちゃにかっこいいな!!全然オーラ消せてないし!
現在は二人の子どもも生まれて幸せに暮らしているそうですよ~。そんな素敵な良縁のきっかけとなった映画でもありますのでぜひご覧ください。
まとめ
(source:Ryan-Gosling-The-Place-Beyond-The-Pines - PopOptiq)
全く一切のネタバレができない記事だったので、なんだかまとまりのない記事になってしまいましたが、本当に今作は父と子の絆の物語としてかなりの良作だったのでおすすめです。
ちなみに今作は、Netflixでもご覧いただけますので、ネトフリユーザーの方はぜひ!
本当に登場人物たちのリアルな心境が描かれていて、映画というよりは事細かに心情が記載されている小説を読んでいるような感覚になる映画でした。
キャストの繊細な演技にも注目してみてください。特にブラッドリー・クーパーの「ハングオーバー」とは全く異なる演技に注目です。
彼のシリアスな演技が好きだ!という方は「二つ星の料理人」なんかもお勧めです。
(source:First Trailer For 'Burnt' Has Landed Starring Bradley Cooper)
こちらはブチギレまくるブラッドリーが観られます。個人的にはブチギレブラッドリー、すきです。
あとおいしそうな料理が出てくる映画はたいてい好きなので、「二つ星の料理人」は最高です。ブラッドリーおじさんがいつもはキレまくってるのに幼女には優しいとかいうギャップ萌えを見せつけてくるのでそういう意味でもおすすめです。
また、今作の監督を務めたデレク・シアンフランスの最新作「光をくれた人」がこの春公開になります。
(source:http://www.impawards.com/2016/light_between_oceans_ver2_xlg.html)
さらになんとこの作品でもマイケル・ファスベンダーとアリシア・ヴィキャンデルちゃんがめでたくお付き合いを始めたということで、もしかしたらデレク監督作品は神様が良縁を導いてくれてる作品なのかもしれません…。
恋愛運をあげたい人は観るべき…かも…ですね!
そして、今回ご紹介したライアン・ゴズリング主演映画「ラ・ラ・ランド」がついに今月24日から公開です!やったーーー!!
もう本当に本当に楽しみで予告以外はなんのネタバレも仕入れないようにするほど楽しみです!
IMAXで予告やってたし、おそらくIMAX上映があるのだと期待しています…!ああ、楽しみすぎて待ちきれない…!
待ちきれないので近いうちに「セッション」を観て予習しようと思います!それでは!
追記
「ラ・ラ・ランド」の記事ではほぼないですが、「ラ・ラ・ランド」の記事を書きました!
おすすめ過去記事
「ラ・ラ・ランド」予習記事エマ・ストーン編
親子の愛を描いた映画