本日の映画
今回は、MCU最新作にして大人気シリーズ完結作『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー vol.3』についてお話ししていきます。
Source: REPORT: ‘Guardians Of The Galaxy Vol. 3’ Runtime Revealed - CoveredGeekly
ちなみに前作の記事はこちらです。
あらすじ
新たな拠点地ノーウェアで新たな仲間コスモと共に平和な日々を過ごしていたガーディアンズの面々だったが、肝心のキャプテンであるピーター・クイル(スターロード)はサノスとの戦いの中で起きたガモーラの死をまだ受け入れられずにいた。
そんな中、突然ロケットがソヴリン人の襲撃に遭い、重傷を負ってしまう。ソヴリン人はなんとか撃退したガーディアンズだったが、ロケットの治療には彼の体に仕掛けられたキルスイッチを無効化する必要があることが判明する。ロケットを救うため宇宙船に乗り込んだガーディアンズは今まで語られなかったロケットの過去について知ることになるのだが……。
詳しくはこちらをご覧ください。
私この映画を一生愛してる
結論から言うとこの映画まだ観てないよって人はもういますぐIMAXで上映されているうちに観に行くべきですし、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ(以下、GotG)観てない人はこのブログなんか読んでる場合じゃなくて、今すぐDisney+加入してGotG1作目から観てほしいです。
(2023年5月27日追記)
Source: A Marvel Studios Special Presentation: The Guardians of the Galaxy Holiday Special | Disney+
そういえば、私は先に今作を鑑賞していた友人から「『クリスマススペシャル』を見てないと若干話に置いてかれるかもしれないから、見れるようだったら見てみて」と言われて、一応見てみたのですが、確かにこれはみておいた方が良かったです!!
話としてはドラックスとマンティスがクリスマスに良い思い出がないというクイルのためにクリスマスが何かわからないながらも必死に最高のクリスマスを用意するというものなのですが、結構この話の中にたくさんの重要要素が含まれているので、Disney+に加入している方、もしくはGotGが大好きだという方は観た方が良いですね!!!個人的には「そんな大事なことをここでいうんだったら最初から必修科目扱いしてよ!」って感じでした。そうでなくても、マンティスとドラックスの仲良し兄妹感があまりにも可愛いのでぜひ見てみてください。あとケビン・ベーコンは最高です。
(追記終わり)
正直もう2023年ベスト映画決まったな、っていうかここ5年くらいでベスト映画だったなってくらい個人的にはめっちゃくちゃいい映画でした。
私のGotGの推しはロケットとグルートなので、この映画がロケットの出生に関わる作品になると聞いた瞬間からもう絶対泣くんだよな……と思っていましたが、想像の4倍くらい泣きました。
というかこれはメタ的な話になりますが、今シリーズの監督を務めているジェイムズ・ガンがMarvelのライバル会社であるDCの映画作品の代表に就任してしまったので、GotGはそういう意味でもまぁ(少なくとも一旦は)最終作なのだろうなとは思っていましたが、まさかMarvelのロゴがガーディアンズのシーンだけで構成されると思ってなくてそこでもう制作側から「これがGotGのラストだぜ!!!」って念押しされてる気持ちになってめっちゃ寂しかったですね。わかってるけどそんな念押ししてこなくても良くない?みたいな。そこでつまり一度もう泣いたんです。(『エンドゲーム』開始2秒で泣いてた友人のこともう笑えなくなった。ていうかこれ完全に余談なんですけど、私この間久々に『エンドゲーム』をユーロスターの中で見て号泣して周りの乗客をビビらせました。もしあなたが鼻水垂れ流して号泣しているユーロスターの乗客をみたら多分私です。)
Source: Rocket Raccoon Lylla GIF – Rocket Raccoon Lylla Hug – discover and share GIFs
そしてその後から語られることとなるロケットの過去がまぁなんていうか想像はしてたけど「し、しんど〜……」ともう本当劇中でも同じようなこと言われてたけど「ロケット、こんな過去があったのによくあんないつも明るく生きてたね……」となってしまい、そこでもう落涙。というか予告でめっちゃ使われてたライラとロケットのハグシーン、勝手に再会のシーンだと思ってたので、あの展開が待ってて「う、うわ〜〜〜!!!!!(絶叫)(膝から崩れ落ちるほどの絶望)」になってしまいました。ロケットを私がハグしてあげたい、ハグさせてくれ……。その後噛みつかれてもいいからお願いだから俺にロケットをハグさせてくれ……。
Source: GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 3 Gives Nebula a Fantastic MCU Character Arc - Nerdist
こんな具合にやっぱり公開前にジェイムズ・ガンが明言していた通り、今作はロケットの物語が中心に描かれるものの、ジェイムズ・ガンはキャラクター1人1人を丁寧に描く天才なので、ガーディアンズの面々についてもしっかり思いやりをひしひしと感じるような作品になっていました。特に私はネビュラがロケットとグルートの次に好きなのですが、ネビュラがロケットを想って涙を流すシーンとかは、もうなんていうんですかね、不良になった娘が素敵な生活を送ってることを改めて自分の目で確認した母親みたいな気持ちになって私はネビュラの涙を見てさらに泣きました……。(例えがキモすぎるのは無視してください)ネビュラ、姉だけじゃなくてたくさんの家族ができてよかったね……。本当によかったね……。
Source: Guardians of the Galaxy Vol. 3 ending explained | Popverse
それから一番恐れていたガモーラとピーターの関係についてもこっちの心配がバカみたいに丁寧に描かれていてですね……。私たちが知っているガモーラは先のサノスとの戦いで命を落としてしまったわけで、今存在するガモーラは別の世界線のガモーラなんですよね。だから私は今のガモーラとピーターが無理矢理また恋人みたいな関係にされたらどうしようかな〜と思ってたんですよ。だってこれ完結編なのに、今作ではガモーラとピーターの関係って振り出しに戻るどころじゃなくて、もうここからサノス以前に戻すってなったら本当無理矢理くっつけるしかないよな……と本当に本当に危惧してたわけですが、ジェイムズ・ガンって天才〜!!!!そんな野暮なことしない〜!!!!疑った私がバカだった〜!!!!!!!ジェイムズ・ガン好き〜!!!!!信頼と実績のジェイムズ・ガンブランド!!!らぶ!!!!!実際に2人の関係がどうなったのかはぜひ本作でお確かめください。
Source: Guardians of the Galaxy Vol. 3 Trailer Breakdown: Rocket, Peter
ていうかごめんなさい、こんなクソキモオタク感情だけだと面白いかどうかわからんと思うのですが、今作一本の映画として本当に面白くてですね。まずアクション!アクション良かった!GotG3部作の中で一番アガった!!!特にグルートとクイルの2人が敵陣に乗り込んでいくシーンのあの武器を出してくる感じ本当に素晴らしい以上の言葉要る〜??!!ってくらいかっこよかったですよね!あの予告でも使われている背中合わせのシーンそんなにアガるシーンだったのかよ!!と劇場で震え上がるほどの大興奮!グルートがあの敵陣に乗り込むバディとして選ばれたのは彼がロケットの一番のバディだからっていうだけじゃなくて彼のその特徴を活かしていると言うのがクイルのリーダー的な側面も見えてよかったです。(ただやっぱりMCUのキャラクターたちコミュニケーション取るの下手なの???というツッコミは一生ついて回るんでしょうか)
それから文句なしのまるでワンカットのガーディアンズ+ガモーラのアクションシーン!!!最高!最高!最高!!とにかくチーム感が出てるのもいいし、GotG2のヨンドゥの大殺戮シーンが大好きなのですが、あのシーンに匹敵するほどテンポの良いアクションシーン!大好き……!どうしてMCU、どうしてジェイムズ・ガンを解雇してしまったの……。(と言いつつ、ジェイムズ・ガンが好き放題できるDCの作品の方が多分誰にとっても良いのでしょうが)
Source: Guardians of the Galaxy 3’s High Evolutionary actor on shaking up Marvel - Polygon
そしてこの作品の魅力はもちろんアクションシーンだけでは無くてですね、上述したロケットの過去とともに明かされる今回の敵であるハイ・エボリューショナリーの最悪な野望とそれに抗うガーディアンズという構造がとても良いというか、ガーディアンズでこれを描くのは正解すぎる……!と唸ってしまいます。
苛烈な完璧主義者であるハイ・エボリューショナリーと不揃いなものたちの集まりであるガーディアンズってもう熱い……。だってこれハイ・エボリューショナリーとキャプテン・アメリカの対決だったら「ただの同族嫌悪では……」と少し思ってしまうので……。対決したのがガーディアンズで本当良かったよね……。(キャプテン・アメリカって正義の心を持ったサイコパスだと思っているので、私は……。しかし、未だにそんなサイコパスな彼が『エンドゲーム』で取った行動に関しては「いきなり人間味出してんじゃねえ〜〜!!!!」とキレてます。メタ的な視点としては仕方ないとはいえ、「トニーとかバッキーのこととか考えた????」って思っちゃうんだよな〜〜!!!!クソ〜〜〜!!!)
て言うかもうこのストーリーそもそもあんな平和な日々をロケット1人のためにぶっ壊されたんだから、常人であればロケットを恨んでもいいのに、ガーディアンズは「俺たちのロケットになんてことしてくれんだよこのサイコパスが!!!!」って怒り1200%でハイ・エボリューショナリーに立ち向かっていくっていう序盤の行動から最高なんですよね。だって1作目でも2作目でも大体ロケットのせいでいろんなやばい目にあったりとかもしてるし、『インフィニティー・ウォー』でもロケットの勝手な行動のせいでソー組とクイル組に分かれることになっちゃったりしてるのに、それでもちゃんとロケットのことを誰1人として見捨てないんですよ。それが本当に見返りを求めて一緒にいるんじゃなくて、居心地がいいから一緒にいるっていうマジの「家族」すぎて、本当にこんな素敵なチームと家族になれたロケットは幸せ者だよ……。(号泣)となりました。マジでジェイムズ・ガン、今からでもGotGの短編ドラマ撮るとか言ってくれね〜かな〜〜。ガーディアンズのどうでもいい日常見てえ〜〜〜。ネビュラに他のメンバー全員が正座させられて怒られて最終的に事務所(事務所?)を雑巾掛けさせられるところとか見てえ〜〜って思ったけどこういうのTumblrとか探したら死ぬほど出てくるのかな……。
Source: Guardians of the Galaxy 3's rating controversy explained
というかまた話戻るんですけど、ロケットのかつての仲間たちの造形があまりにグロすぎてハイ・エボリューショナリーの美的センス死にすぎてるだろとビビりました。うさぎのフロアが一番キツくなかった?(上図)実を言うと劇場で見るまでライラの腕があんな感じなのに気づいてなかったから、「うわなんだこの化け物は」と思ってしまったんですよね。最低だ、俺って……。でも話が進んでいって彼らのことを知っていけばいくほど、ロケットと同様に彼らのことを心から大好きになってしまうんですよね。あの仲間たちと青い空を一緒に見上げる夢とかロケットは何回見てるんだろう、そして何回絶望の朝を迎えているのだろうと思うと胸がギュッとなってしまうね、辛いね。そして彼らとともにもし逃げ出せていたら、そして彼らと共に生きることができたら、ロケットはこんなにも悲しい思いをしなかったのに、そういう「たられば」を考えずにはいられないような作品でした。でも、それでも、私はやっぱりロケットがグルートと、そしてクイルたちと出会えたことはよかったことだと思ってるよ……!(しかもその後にアベンジャーズの面々にも会えて、頼れる人たちがいることを知れたのは彼にとって大きかったのではないかな……。)
とにかくまとまらなくて申し訳ないのですが、ガーディアンズを約10年にわたって見守ってきたファンにはたまらなく素晴らしい最終作で、そしてまだガーディアンズに出会ってないという方にもぜひぜひ鑑賞してほしいほど楽しい一作でした!確かに感動的な涙を流さざるを得ない作品ではありますが、上述した通りアクションも楽しく、またGotGお馴染みのイライラさせるほど常識のないガーディアンズの不条理ギャグも健在ですので本当に楽しい娯楽作になっております!!是非是非IMAXでご覧ください!!!!
まとめ
というわけで本日は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』についてお話ししてまいりました。なんかもっと気の利いたことを書きたかったのですが、ただの感情の吐露になってしまいました。だって仕方ないじゃん、あんな映画観て冷静でいろっていう方が無理だ!!!まあ世の中にはもっと多角的にこの映画をご覧になって感想を述べている方がいらっしゃるのでね、そういう多角的な視点での感想を読みたい、聴きたいというかたはYouTubeやSpotifyなんかでね、探されると良いのかな、と。
私としてはロケットが本当好き!!!!ロケット愛してるよ!!!!!を叫べたので満足です。
これは私信ですが、友人各位、本気で私はロケットに会いにカリフォルニアに行きたいのでこれを読んでいたらぜひ私とカリフォルニアに行く約束をしてください。カリフォルニア現地集合、現地解散しましょう。
私が何の話をしているかわからない方はぜひこちらの動画をご覧ください!
……っていうかさ、今作が良すぎたから私はこれより後の作品が心配だよ……。これより面白い作品が今後MCUから出てくるとは私はにわかには信じられないよ……。『マーベルズ』面白そうだけどこれの後に公開するのはちょっと辛くない……?????