初めましての方も、お久しぶりの方も、昨日ぶりの方もこんばんは。
あやめです。
本日の映画
今日は「シェフ〜三つ星レストランの舞台裏へようこそ〜」についてお話ししていきます。
(source:Le Chef - Film Review)
ざっくりとあらすじ
シェフになりたい!と長年夢見ているジャッキーは料理へのこだわりがとっても強いせいで、せっかくシェフとして採用されたレストランで客やオーナーにケチをつけてしまって、今月はもう4軒もクビになってしまった。
しかし、彼の婚約者は彼の子供を身篭ってもう今か今かと出産を待つ状態。彼は何としても新しく生まれてくる家族のために職を見つけなければならず、泣く泣くペンキ塗りの仕事に勤めることになった。
ある日ペンキ塗りの仕事をしていると、ジャッキーは厨房のシェフたちを発見し、彼らが作っていた料理を勝手にアレンジしてしまう。その後、そのシェフたちと仲良くなったジャッキーは介護施設の料理をこっそり手伝うようになったのだが、その料理の評判が有名三つ星レストラン・ラガルドのシェフ・アレクサンドルの元へと伝わる。
いつものようにペンキ塗りをしていたジャッキーにある日ラガルドが「私の助手をしないか?」とスカウトに来るのだが…。
詳しくはこちらをご覧ください。
映画「シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~」予告編
感想
84分で終わるという短い映画大好きマンの私にとって最高の長さであったこと、そしてジャン・レノが出演していると知って即視聴を決めてしまいました。
フランス映画ってあんまり得意ではないんですが、この映画はなんというか、フランス映画独特の含ませとでもいいますか、敢えてボヤかすと言いますか、まぁそんなようなものがなくて、ストレートなコメディでとっても面白かったです。
魅力その1:主人公が愛されキャラ
(souce:Capsule Film Review – “Le Chef” | Splash Magazines | Los Angeles)
主人公のジャッキーは、確かに料理に関してかなり口うるさいのですが、その腕前は確かですし、それに料理のことだって、
美味しい料理をみんなに食べて欲しい
と純粋に考えているからこそ口出しをしてしまうので、悪気は無いんです。まぁ、実際いたら面倒くさそうですが…。
また、料理のこと以外では自分に自信は一切なくて、自分なんてダメだ…とすぐしょんぼりしてしまいます。その自信のなさのせいで婚約者との結婚もずっと先延ばし。でも子どもは授っちゃってもう大変。
でも、彼のいいところはいくら料理が好きでも、婚約者のことをまずは第一に考えるところでした。これができる人ってなかなかいないと思うんだよなぁ。
アレクサンドルに「うちの店で働かないか?」と言われた時も、冷静に「それって何カ月?」と聞いて、1,2カ月と聞いたら一度しっかり断ってましたからね。結局婚約者に嘘をついてしまって怒らせてしまうのですが…さて、どうなるかは本編で!
魅力その2:有名シェフだって一人のお父さん
(source:Homelife - Le Chef Movie Review)
ジャン・レノが演じる、三つ星レストランのシェフを務めるアレクサンドル・ラガルドは、20年三つ星を守ってきた第一線で活躍する超凄腕シェフ。
でも娘の論文の発表の予定をすぐ忘れてしまって、娘にはダブルチーズバーガーを食べられる始末で、なんとも可愛らしいお父さん。
しかも、レストランの社長にはお前の料理はもう古いから次三つ星を取れなければクビと言われてしまうというなんとも散々。
この辺は以前ご紹介した「シェフ 三つ星フードトラック始めました」に少し設定が似ていますね。
こちらのシェフはずっと上品ですけれど。
娘からの信頼を取り戻すこと、そして今年も三つ星を死守すること、この二つのプレッシャーに悩まされるアレクサンドルに大注目してください!
でも初めて銃を持たないジャン・レノを見たんですけれど、ジャン・レノは銃を持たなくても素晴らしい役者でした!!
普通のお父さんを演じるジャン・レノも個人的にはだいすきになりました。ていうかジャン・レノがお父さんってサイコーかよ。レオンごっこするわ。
魅力その3:シェフ三人がかわいい
(source:Film Review: Le Chef : Sassi Sam Girlie Gossip Files)
ジャッキーの仲良し介護施設のシェフの三人がかわいいです。
三人とも元々ちゃんとしたシェフではなくて、タイル職人だったり、清掃員(だったかな…?記憶が曖昧)だったり…。
三人とも急にやってきたジャッキーを厨房に迎い入れてくれる時点で超いい人たちなんですが、そのあともジャッキーのためにテレビを見せてあげたり、ジャッキーの頼みを聞いてあげたり本当に本当にいい人たち…。
(source:「踊る大捜査線」スリーアミーゴスは2人だった!? 今明かされる誕生秘話! - シネマトゥデイ)
そんな三人のことを生命保険入ってるから大丈夫だよね!って言いながら
料理の実験台にするジャッキーマジでクレイジー…!!
いい人のことはちゃんとそれなりに扱ってあげて…!!!
三人もそんな誘い受けたら逃げていいのに…!!律儀に付き合ってあげてるあたりバカなのかいい人なのかわからないよ!あ、バカなのか。
魅力4:コメディ部分が本当に面白い
この作品はコメディなので、笑かしてくるシーンが結構多いんですが、これがすごく面白い!腹抱えて笑っていました。
私のおすすめシーンはこちら。
(source:Le Chef - DC FilmdomDC Filmdom | Entertainment reviews by Michael Parsons and Eddie Pasa)
婚約者に内緒でペンキ塗りの仕事を辞めてアレクサンドルの助手としてテレビに出ることになったジャッキー。
なんとかして婚約者にばれないようにするためにサングラスをかけて偽名を使います。
ここのシーンのジャッキーとアレクサンドルの絶妙な掛け合いは必見です!
それから日本人としてはここが外せないです。
(source:Movie Review: The Chef (Comme un Chef) …Light as a Souffle, Sweet as a petit four – Katon Mitten)
WHAT THE HELL?!?!!?!?!
と叫びたくなってしまう似非ジャパンっぷり。面白かったです。一生懸命日本語をしゃべる主演の2人にご注目ください。アリガト。
魅力5:好きなことを極めるって大切
(source:Review: Le Chef Is a Piece of Cinematic Trash: 0/5 Stars - Eater)
この映画のメッセージは、
やっぱり人生一度きりしかないんだから好きなことを好きなだけ極めて自分の力にしてしまえ!
ということかな〜と勝手に解釈しました。
確かにこの映画はフィクションですしコメディですから(しかも84分だし)、かなり都合がよく話が進んでいくんですけど、
好きなことは本当に極めて自分の強みにしてしまえば損になることはない、っていうのは現実の世界でも同じだと思うんですよね。少なくとも私はそう信じたい!
ジャッキーの料理へ真摯にまっすぐに真剣に向かっていく姿はとっても素敵なので、何をしたらいいんだろうとか
将来に不安を覚えたときに見るとかなり元気がもらえる
かもしれません。
就活前に見るといいかもしれない映画。
ちなみに就活前に見てはいけない映画はこちら。
まとめ
そんなわけで、84分と短いのにとっても満足感たっぷりのコメディ映画「シェフ 〜三つ星レストランの舞台裏へようこそ〜」を今回おすすめしました!
ずどーんと暗くて重い映画もいいんですが、個人的にはこの作品みたいな観た後にすっきりさわやかで元気が出るもののほうが好きです。
こちらの作品は Amazonプライムビデオでも見放題!
しかしこの映画海外の映画サイトでは結構けちょんけちょんに言われているみたいで化なしいです。ご都合主義映画だからかもしれませんね。
今回ご紹介した「シェフ 〜三つ星レストランの舞台裏へようこそ〜」のように短い映画が好きだよ、というあなたにはこちらの作品もオススメです。