本日の映画
ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジ本人役を演じた映画『マッシブ・タレント』についてお話ししていきます。
Source: https://www.nickcage.movie/
あらすじ
かつてはハリウッドスターの代名詞とも言える存在だったニコラス・ケイジだが、最近はうだつの上がらない俳優になりつつあった。働きすぎでは？と周りから声をかけられながらもさまざまな仕事を必死にこなしてきたニック（ニコラス・ケイジ）だったが、家族との仲も最悪になり、とうとう自信を失い、俳優業引退を決意する。
その後、仕事がないので仕方なく、言われるがままに大富豪・ハヴィという人物の誕生日パーティに参加するため、スペインを滞在するニック。ハヴィとは初対面ながらも、まるで初めて会った気がしないほど意気投合し、二人はすっかり親友とも言える仲になる。
そんな素晴らしいひと時を過ごしたあと、ニックは何者かに誘拐される。何事だ？！と思っていると、自分を連れさった目の前の二人は自らをCIAだと名乗り、ニックにカタルーニャ州政治家の娘の誘拐事件などの主犯と思われるハヴィを逮捕する任務に参加するように言われる。
ハヴィがそんな人物とは到底信じられないながらも、仕方なく彼らに言われるがまま任務に参加したニックだったが……。
詳しくはこちらをご覧ください。
ニック・マザーフ●ッカー・ケイジの最高傑作を観ないでどうする！
Source: https://variety.com/2022/artisans/news/nicolas-cage-de-age-unbearable-weight-1235254597/
もう今作への感想一言でまとめるのであれば「最高」に尽きます。元々今作がかなりウケているのは知っていたのですが、ニコラス・ケイジはめちゃくちゃアメリカ人ウケがいいことも知っていたのでちょっと半信半疑だったんですが、すみません、めちゃくちゃ面白かったです……！
個人的にニコラス・ケイジになんの思い入れもなかったんですが、今作で「こんなん出てくれるニコラス・ケイジ絶対いい人に違いないじゃん！！！！」とニコラス・ケイジファンになりました。今まで奥さんが異常に若い日本人ってだけでちょっとドン引きしててごめんな……*1。
もうとにかく本当に今作は最高でして……。冒頭シーンももちろん最高なのですが、今作何が良いって、ニコラス・ケイジとペドロ・パスカルがとにかく楽しそうなのです……。
まずペドロ・パスカル演じるハヴィがとにかくニコラス・ケイジのことが大好きすぎて可愛いです。初めて対面するニコラス・ケイジにド緊張しているシーンとかとにかく可愛くて「頑張れ！！」って応援したくなっちゃいます。
その後二人は映画の趣味が合致したことなどからめちゃくちゃ仲良くなっていくのですが、本当に意味わからんほど仲良くなるので観てるこっちまで「よかったねぇ……」と心がほんわかしてしまいます。こんなに仲良くなれる友達に出会うのとかって本当大人になると難しいから……よかったね……（号泣）となります。
映画の趣味があったことがきっかけで意気投合した、と書きましたが、途中でハヴィが『パディントン2』を勧め始めて、ニコラス・ケイジが「お前ふざけんなよ！なんでその並びに『パディントン2』なんだよ！」とキレだすのですが、ハヴィが大真面目に勧めるので二人で一緒に鑑賞して二人で漢泣きするシーンが本当に最高に面白いので本当にこのシーンのためだけでいいので観て下さい。本当に最高なんで……。ちなみに『パディントン2』は最高に面白いので皆さんもぜひ。ハヴィの気持ちがわかります。
その後二人が一緒に映画を作るならどんな映画にする？と話し始めて街に"デート"に出かけるんですけど、本当にこれがデートすぎてかわいらしすぎて「これラストシーンでハヴィとニックが結婚式挙げてないと嫌なんですけど！！！！」とブチギレてしまうところでした。本当に映画が好きな二人の少年のキャッキャとはしゃいでる姿が可愛いです。
ちなみに今作はニコラス・ケイジがニコラス・ケイジを演じてはいますが、ドキュメンタリーとかでもなくまさかのアクションコメディ映画ですので、結構見応えあるガンアクションシーンやカーチェイスシーンがあるのもめちゃくちゃポイント高いです。最高です。
ニコラス・ケイジとハヴィが互いに銃を突きつけるシーンは涙なしでは観れませんよ……！！！あんなに一緒だったのに夕焼けはもう違う色なんだ……！！！
- provided courtesy of iTunes
その後、CIAの任務もこなさなければいけないニックがハヴィの「裏の顔」を探るべくハヴィの家を探索するのですが、あっけなくハヴィにみつかり、神妙な面持ちで「ある部屋」へ入っていきますが、ここのシーンが本当にハリウッド俳優ファンなら爆笑するほど「ある！！こういうのある！！！！」というものが出てくるので絶対見てほしいですね……。私は少なくともマッツ・ミケルセンのあの手のものが売ってることは知ってるので、監督マジでeBayで買ったんじゃないかなと思うし、あれを初めて見たニコラス・ケイジの反応見たかったよ、私は……。
Source: https://kutv.com/news/entertainment/review-the-unbearable-weight-of-massive-talent-04-21-2022
私のおすすめシーンは攫われた娘を救出すべく、特殊メイクを施したニコラス・ケイジが敵陣営に元嫁と乗り込んでいくシーンです。とにかくめちゃくちゃアクションシーンとしてかっこよくて最高のニコラス・ケイジが観れます！！普通に「お〜！！！！」とか声出しながら観てしまいました笑
どうしてこの作品がニコラス・ケイジ演じる架空の俳優ではなく、ニコラス・ケイジ演じるニコラス・ケイジじゃないとダメだったのかというのが全編通して理解せざるを得ないほどニコラス・ケイジが満載なのですが、このシーンはニコラス・ケイジだともう観客がしっかりと認識しているからこそ生まれる感動シーンとでもいうんですかね、とにかく超アガるシーンなので観ていただきたいです！！！
ちなみにこれを書いている間に見つけたのですが、ペドロ・パスカルは本当にマジでニコラス・ケイジの超ファンだそうで、もうペドロさんよかったね……（涙）という思い出いっぱいだよ私は……。撮影超楽しかったっしょ、よかったねペドロさん……（2回目）。
このニコラス・ケイジに初めて会った時の感想を教えてくれるペドロさん、とにかくどうしたらよかったのかわからないほどニコラス・ケイジの青い目にやられたよって教えてくれてて可愛いので全世界見てくれ。
（このピンクのスーツ着てるペドロさん可愛すぎない？マジで超可愛くない？コメントもおんなじようなこと書いてて超平和な世界……。）
まとめ
とにかく面白くて最高に元気になれる今作ですが、このインタビューでニコラス・ケイジ本人も言っている通り、ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジ本人を演じていますが、全くもって現実のニコラス・ケイジではないです笑 そこも含めて面白いのですが。
ただ本当に元気をもらえる作品であって、一度は落ちぶれたけど俺まだやってやんぜ映画として最高ですし、そうでなくてもコメディ映画として5億点出てます！本当に笑えて楽しくて、二人のキュートな友情にキュンとするようなそんな素敵な作品です！
日本では2023年春公開予定だそうなので、是非是非皆さん劇場でご覧ください！！
