きねまないと

最近映画が好きになった20代が素人目線で好き勝手に映画の感想を綴るブログ。

ストリーミングサービスのおかげで家から出る腰が重いけどストリーミングサービスが多すぎて辛い

 

本日の話

今回は雑多に最近見たコンテンツの話をしていきます。どれもストリーミングサービスで配信中ですので気になった方はぜひ見てみてください!

source: Why celebrities are striking: The average pay for actors may surprise you | CNN Business

家にいることが多くて配信サービスオリジナルの話が多いのですが、アメリカの俳優たちのストライキ(脚本家のストライキも)を応援しています*1。彼らの賃金が不当に支払われていることなどを考えると、配信サービスを続けて利用していて良いのか悩みますが、配信サービスそれ自体ではなく、現在の報酬の支払われ方などが問題だと思っているので、どうか誰もが衣食住に困らない生活を送れるような給与をもらえるような制度になることを願いながら、最近はサービスを利用しております。。。。

実写ドラマシリーズ『ワンピース』は吹き替えで見るのが吉

source: One Piece First Reviews: ‘Campy,’ ‘Bighearted’ Adventure ‘To Delight Your Inner Child,’ Critics Say | Rotten Tomatoes

今更……?!って感じがなくないもあるんですが、実写ドラマ版『ワンピース』を見ました。原作はサンジが結婚する話の前まで読んだので今もしっかり追ってる人からすると結構前でやめちゃったんだねって感じかもしれませんが、一応八十何巻とかくらいまでは原作を集めてしっかり追ってた方でした。

実写版の作品を見るのに謎の情熱を燃やしている私ですが、正直この実写版『ワンピース』にはあまり興味がなく、スルーしようと思っていました。が、友達になぜかとてもやる気のないプレゼンをされ、ですが、やる気のないのに「まぁそんなに悪くなかったよ、アクションシーンは微妙だけど、まぁ悪くない」と言うような内容だったので、なんだか逆に気になってしまい、ちょっと1話を見てみました。

まぁ、これがちょっと辛い。というかかなり辛い。知ってるはずの話で話で確かに聞いた事ある話のはずなのにとても『ワンピース』だとは思えない。辛い。なんだこれは……。あと聞いていた通りアクションシーンがひどすぎないか……?!と結構拷問に近いような感想をうけ、やる気のないプレゼンをしてくれた子には「ごめんだけどこれは見続けるのは無理だわ……」とメッセージを送り、もう本作については見ないつもりでした。

邦キチが話題に出すまでは……。

この回の『邦キチ』は『北斗の拳』についてなんですが、その中に出てくる「実写版『ワンピース』でもアニメと同じ声優が声を担当しており、アニメとは異なる演技をしている」「真剣佑だけど喋ると中井和哉という情報に並々ならぬ興味をそそられてしまい、再トライすることに。

これが大正解!!!!!この実写ドラマ版『ワンピース』、日本語吹き替え版がかなり面白い!!!やっぱりルフィには田中真弓の声で話してほしい!!と思ってしまう、だってもう20年くらいこれで育っているんだもの……!!!吹き替え版にしてからは「このドラマ……。ドラマ版にするにあたっての話の整理が上手いな……」「本来であればのちに出てくるガープをスモーカー大佐の代わりと言わんばかりに使うのもいいな……」とか、結構冷静に見られてかなり良かったです。

あと、『邦キチ』でも触れられていた通り、声優さんたちの演技が結構違ってそれも面白かったです。特に実写版のルフィはやっぱり実写版にするにあたって原作やアニメと同じほどのアホさだと見るに耐えないのか、かなりIQが上がってて、それに田中真弓さんがうまーく調節して演技されてるのがすごかったです!サンジは多分吹き替えで見ないとサンジ感がかなり薄まっていると思うんですが、吹き替えはお馴染みの「ナァミすゎぁん!」みたいな話し方をしていたりとかして、平田広明さんの演技でサンジ感が補われているというか原作に寄せているようなサンジになってるのが良かったです。

すでにシーズン2の制作も決まっているということなので楽しみです。(俳優の賃金問題などストライキで改善を求められている点については見直してくれ、ネトフリ!!!)

 

スター・ウォーズ』シリーズ最新作『アソーカ』から目が離せない

source: Ahsoka Tano: Story So Far - Bossk's Bounty

これもまた配信作で今更……?!って感じなんですが、『アソーカ』ほんと面白いです!最初は「また『スター・ウォーズ』シリーズのTVドラマか〜」と食傷気味だったんですが、アナキンが出ると聞いてから見始めたらめっちゃ面白くて最高!

ていうかこのシリーズ、女性がめっちゃ活躍する話で最高です。しかもそこに恋愛が(今のところ)ないのも好き……!!!主人公のアソーカがジェダイなので強いというのはまぁそりゃそうかという感じなんですが、アソーカ以外にもどんどん強い女性が出てくるのが良いですね。将軍や中佐、そして議長という地位につく女たちが、男に絆されることなく一人の人間として自立していてそれがめちゃ良いです。『スター・ウォーズ』シリーズってレイア姫もフォースを持ちながらジェダイにはならないし、レイもなんやかんやカイロ・レンとああいうことになっちゃうしで、女性の描き方がな〜と思ってたので、『アソーカ』はそういう面でかなりプラスです!

そして普通に話もしっかり面白い!さすが!もう最高!ありがとう!最高です!(でもディズニーのCEOは最悪です!賃金しっかり支払ってくれ!!!!!)こういう女性が活躍する話になると、敵も女だったり、とにかく何でもかんでも女にしておくかみたいな感じがして、あれほんと嫌なんですが(女がヴィランでもヒーローでもいい!ということを言っているのはわかるが、私からすると女は男の戦いには参加してくるんじゃねえっていうふうに見えて微妙)、今作ではラスボスはスローンなのでやったー!!!って感じです。男VS女っていう戦いではなくて、ちゃんと新共和国VS帝国として納得がいく敵っていうか、そんなのワクワクするに決まってる!っていうキャラをチョイスしてくれるのがらぶでした。

冒頭でも触れましたが、アナキンがアソーカの中で危うい人ではあったけど、ちゃんとジェダイとしていい面もあったとされているのもかなりプラスでした。彼は最終的に道を誤ってしまったけれど、優秀なジェダイであったことは間違いないっていうのを補完してくれるのは嬉しい。

これから最終話に向かっていくのでどのような終わりになるかわかりませんが、シンドゥーラ将軍も、サビーヌも、そしてもちろんアソーカもめっちゃ好きだから誰も死なないでほしい。。。頼むぞ。。。。

 

『呪術廻戦』2期を見ながら五条悟が全然最強じゃなくてキレてる

source: 『呪術廻戦』第2期、TVerで配信決定 前日には『劇場版 呪術廻戦0』のリアルタイム配信も(オリコン) - Yahoo!ニュース

いや〜やっぱり流行ってるだけあって『呪術廻戦』面白いです。私は次に精神が死んだ時に原作を大人買いしようと思ってるので、まだ原作は読んだことがないんですが、ネタバレをガンガン読んでるので渋谷事変がどういうことになるのかとか、今週(2023年9月最終週)のジャンプで何があったのかとか実は知ってます。が、それでもアニメがしっかり面白い。

アニメでは先週と今週で五条悟が封印されたわけなんですけども。ほんと冥冥も言ってましたけど「あの五条悟だよ?」って感じなのにあんな意図も容易く封印されてんじゃねえよ全くヨォーーー?!?!って感じじゃなかったですか?私残念ながらというかなんというか五条悟ファンではないんで(アンチとかでもないですけど)、「テメェあんな大口叩いといて夏油の顔見たくらいで動揺してんじゃねえよタコ!!!!!」(いやこれアンチか?)みたいな気持ちになってしまいましたね。。。最強とかいうならちゃんと『ワンパンマン』のサイタマ倒してからこいやって感じですよ。まぁ多分サイタマが五条に勝つとは思うんだけど。。。

こんな感じで五条のあまりの呆気なさにブチギレるくらいにはめちゃくちゃアニメ楽しんでます。中学生とか高校生ぶりとかに声優さんのラジオとかも聞いてます。

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この「じゅじゅトーク ニキ」が結構面白くてですね、というのも主役:虎杖悠仁役を務めており、このブログ的にはあのトム・ホランドの吹き替え担当を務められております榎木淳弥さんがこのラジオのパーソナリティを務められているのですが、結構この『呪術廻戦』の役を演じるにあたってどういうアプローチをしたのかという話を毎回ゲストでいらっしゃる声優さんと熱く話してくださるので普通に面白いんですよね。結構聞き応えあるというか。中でも結構面白かったのは『懐玉・玉折』編に登場した子安武仁さんの回でした。確かにこの作品での子安さんの演技は私が見てきた範囲ですけど、どの役とも全然違う印象を受けていたので、なるほど、結構監督さんから細かい指示が出てるんだな……。というのと、ベテラン声優さんでもかなり役の感覚を掴むのに何回か演じる必要があるんだな〜というのがわかって興味深いです。(こういう声優さんの話面白いから声優さんのプライベートよりも演じる上で最初苦労した話とかをもっと聞きたいな、、、。)

そんな感じでラジオ聴いてしまうほどにはかなり楽しんでいる『呪術廻戦』。五条は封印されてしまったけど、『渋谷事変』編としては多分まだまだこれからだと思うので楽しみです!地獄を楽しむぞ〜!!!!!

 

『離婚しようよ』がしっかり面白くてやっぱりクドカンに勝てなくて悔しい。

source: Watch Let's Get Divorced | Netflix Official Site

大石静さん x 宮藤官九郎さんという「まぁそりゃあ面白いだろうよ」と言わざるを得ない脚本タッグのNetflixオリジナルドラマ『離婚しようよ』をちょうど見始めました。

見始めると日本人ならすぐにわかる実在の人物をモデルにした個性豊かなキャラクターたちが日本人なら「マジでこういうことありそ〜……」と思ってしまうような事態に直面していくことをコメディ風にエンタメとしてしっかり描いているんですが、それがしっかり2023年用にアップデートされているのが良いです。まだ3話までしか視聴できていませんが、本当に面白いです。政治をこういうふうに風刺するのもめっちゃいいですね。『エルピス』みたいに真っ向から描くのもいいですが、これはもっと新聞の4コマ漫画に近いような風刺です。

あと宮藤官九郎 x 松坂桃李といえば個人的にはすぐに『ゆとりですが何か』を思い出してしまうんですが、今回の松坂桃李もやっぱり可哀想な役をやらされてて(今回は可哀想なまでにバカな役で本当に毎話毎話腹抱えて笑ってます)宮藤官九郎松坂桃李に可哀想な役をやらせるのが好きなのか……?と勘ぐってます。次も何かやるならまた別の可哀想な松坂桃李が見られるんだと思うとワクワクしてくる……。とりあえず3話までだとノースリーブの回が本当バカすぎて好きでした。

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と思ってたら本人たちもノースリーブの回が好きだったと言っていました笑

それからまぁそんなの全部取っ払ってまずは仲里依紗さんが全編に渡って可愛すぎる!!仲里依紗さんのお顔ももちろん可愛いんですが、やっぱり演技もとっても魅力的!見れば見るほど愛媛県民になりたくなる……。それから仲里依紗さんが着てる衣装が全部可愛い!ドラマで使われた衣装とかってどこを見たら詳細がわかるんでしょう?スタイリストさんの名前とかブランドの名前とかサッと出てくる時代だと思ったんですけど、公式ってそういうの出してくれないんですね。設定資料集みたいなのを買えばいいのだろうか……。

仲里依紗演じるゆいが恋に落ちる錦戸亮さん演じる恭二が「これは錦戸亮の顔じゃなかったら張り手喰らわしてから腹蹴ってやりてえな」みたいな男で、キャスティングの人本当よく分かってんな……。「空いてる時間全部」って言った瞬間に「こいつこれドヤ顔で言いたかっただけじゃねえかクソ!!!!」ってなったんですが、錦戸亮なんで許しました。

あとはNetflix制作だからなのか画面がずっと映画みたいにかっこいい画作りがされてるのもいいです!日本テレビドラマって良くも悪くも安っぽい画作りだなって思うことが多いんですけど、この作品は画はずっと素敵です。Netflix側に出された条件とかなのかはわかりませんが、これがめちゃくちゃいいと思います。(というかなんで今まではドラマと映画で撮り方があんなに違ったんだろうか……。映画みたいな艶やかというか画に豪華さがある撮り方の方が断然いいのにな……。やっぱり予算なのだろうか……)

 

『ザ・モーニング・ショー』はシーズン3もやっぱり面白いしみんな仕事やめてほしい

source: The Morning Show — Season 3 Official Trailer | Apple TV+ - YouTube

先日の『クラウデッド・ルーム』の記事でも言いましたけど*2、本当にApple TV+って地球のどこにサブスクしてる人がいるのか疑うくらい私の周り誰も登録してないんです、が!本当意外に面白いコンテンツ増えてきてるからみんな加入してくれ!!!

で、その面白いコンテンツの個人的に走りになってるのがこの『ザ・モーニング・ショー』です!『アトロク』で話題にされていたので*3トム・ホランドの映画(『チェリー』)観るために加入したけど、ちょっと見てみようかと思って見始めた今作でしたが本当に面白い!

シーズン2はまさに世の中と連動してコロナ禍を描いた話になっていましたが、今回はそれを経てまた別の社会問題(今回はロシアのウクライナ侵攻も取り上げられる)についてを扱っていて、報道番組を題材にしていることを真摯に描いていてやっぱり好きです!

物語はそういった社会で今現在起きていることだけではなく、ずっと昔からあって現在も続いている問題、性的搾取や人種差別、性的マイノリティへの扱い、パワハラ、などなどとにかくありとあらゆる地獄をこの報道番組とその局というものを使って描いていて、こう聞くとなんだか重そうな話だなと思いますが、これらを扱いながらにしてしっかりダークコメディとしてエンタメとしてバカ面白くて本当に最高です。

しかし辛いのはApple TV+は毎週1話更新というスタイルなので、面白すぎて次週が待ちきれないことです。。。。なぜ。。。。なぜ。。。。(いやわかるよ、無料トライアル中に全部見られたら利益にならないからってことでしょ、わかるけど。私は金払ってるんだから全部見させてくれよ)

あとはこのドラマがちゃんと人間関係を真摯に描きすぎてて、かなり複雑な人間関係が描かれているので、シーズン2の終わりの時点での人間関係がシーズン3の始まりで全く思い出せず、「アレックスとブラッドリーってこんなに仲良い感じで終わったんだっけか……」と浦島太郎状態で見始めたのもめっちゃ辛かったですね。ネトフリの『セックス・エデュケーション』のファイナルシーズンは始まる前に前シーズンの振り返りをしてくれたのでめちゃくちゃ助かりましたが(笑)

このドラマは本当に真摯という言葉が似合うので、キャラクター一人一人をかなり誠実に描いている印象を受けます。この人が悪役でこの人がいい人なんていうのがなくて、それぞれがこの人から見たらいい人だけどこの人から見たら悪い人とか、本当は人としてはいい人だけど立場上こう言うしかない、とかとにかくマジの「人間関係」が描かれてて本当に推せます。シーズン1は特にブラッドリーに感情移入しながら見ていたんですが、シーズン3の今では「もーーーみんな幸せにしたいからみんなでせーのでUBA辞めない?!?!」っていう気持ちで見てます*4。本当に1話1話嵐のような展開が待ってる『ザ・モーニング・ショー』、これからもめちゃくちゃ楽しみです。

 

まとめ

source: Too Many Streaming Subscriptions? TV Viewers Sick of Bloated Market – IndieWire

さて、今回は最近視聴したストリーミングサービスで配信中の作品についてお話ししていきました。海外ドラマから日本のアニメまで本当に雑多に話してみました。

こういうことは今まではX(旧:Twitter)でやっていたのですが、イーロン・マスクの牛耳るあの場所から一刻も早く離れたいという思いがあり、Twitterの更新をやめてしまったので話す機会がなくなってしまい、でも誰かに言いたい!と思ってたので、今回こんなふうな記事を書いてみましたが、誰かが楽しんでくれているといいなと思います笑

にしても本当にサブスクリプションサービスが多すぎて自分が何にいくら支払っているのか考えたくないですね。一本化しろ!までは言わないから本当にせめて3本くらいになってくれないだろうかと思います。。。。なんでも気軽に見れるようになったとはいえ、たとえばシリーズものの3作品目まではネトフリで見られるけど4作品目はAmazon Primeで5、6作品目はU-NEXTとか言われた日には「もう実家(TSUTAYA)に帰らせていただきます!!!」という気持ちになってしまう。Disney+とHuluが合併するというような話を聞く一方でなんとかプラスがとにかく増えるので、まだまだこのストリーミングサービス黎明期は続くんだろうなぁ……。

最近は他に読書も結構楽しんでるので、その話もどこかでしたいです。ああ、24時間じゃ時間が足りなすぎる!労働をやめてコンテンツ消費をするだけで生きていく人生を送りたい……。

*1:

toyokeizai.net

www.elle.com

*2:

slhukss1.hatenablog.com

*3:アトロク…ラジオ番組「アフター6ジャンクション」の略称。RHYMESTER宇多丸がパーソナリティを務める文化キュレーション番組。

www.tbsradio.jp

*4:UBA…『ザ・モーニング・ショー』で出てくる主人公たちが務める放送局。