本日のお話
今回は就活の話をします!新卒採用された日本での就職と今現在ワーホリで滞在しているイギリスでの就職のどちらも含めてお話ししますので、これから就活をひかえた学生の方や、今後ワーホリに行くよーという方のお役に立てればと思います。
※就活に対してモチベ上がらない方向けです。
2021年2月17日 updated!
コロナ禍での転活の話を追記しました!
新卒採用のときの就活
私の就職(仕事)へのスタンス
すっかりインターネットの世界ではニート代表になってしまった剣心…*1。私の中では無駄にいろんなことに首を突っ込まされる可哀想な人なので、初めてこのコラ見た時は驚いたものでした*2。
原作より。
神木隆之介が実写版で演じてたキャラです。はい。ヲタクだからすぐにああいうのが好きになります。「ゼロワン」も迅くんがすきです*4。
るろうに剣心 文庫版 コミック 全14巻完結セット (集英社文庫(コミック版))
- 作者: 和月伸宏
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/06/19
- メディア: 文庫
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さて、まず私の基本スタンスをお話ししようと思い、この章から始めます。はい、私は仕事をしたくないです。何もしないで5000兆円ほしい派です*5。
最近この画像見なくなったけどみんな5000兆円ほしくなくなったんですかね。私はいまだにほしいです。
話を戻して、とにかくできれば自分の好きなことだけをしてお金を稼ぎたいんです。人生の目標は所ジョージなんです。今風に言えばYouTuberになりたいという感じだろうか。
でも現実問題それは無理だった(というか試しもしないで無理と思ってしまった)のと、せっかく大学まで出してくれた親のためにも(とか言って奨学金を払っているのは私だ)一回くらい就職ってやつをしてみるか、ということで就活をしたような人間でした。下記の記事でも書いたけど本当にこの心意気の低さについては反省しました。
なので、めちゃくちゃ人生の目標があって、例えば「年収1000万円」とか「億ション買う」とか「金持ちになって美形と結婚する」とかそういうのでもいいし、「ファッション業界にいきたい」とか「プログラミングをしたい」とか「エンタメ業界に行きたい」みたいなとにかく自分の方向性が定まっている人とは違って、ふんわりとした就活をしていました。
これから先はそういうふんわりとした就活の備忘録とアドバイスになるので、上記のような目標を持っている人には何も役に立たないと思います。すみません。
あー、ちなみに「ネットビジネスをしましょう!」「週に5日も働くなんてナンセンス!これからの時代はノマド!」とか言いだしたりしないので安心してください。
①なぜ働くのか
アイドルになりたいけど、なれない自分が悔しくて、でも生きてはいかなきゃいけないし、食べていかなきゃいけないから、一度は夢を、目をつぶって…
(「PRODUCE 101 JAPAN|ビューティー4|#1 席順決め イ・ミンヒョクインタビュー」より抜粋。強調は引用者によって付加。)
「なぜ働くのか」と言われたら、 上のヒョクくんの動画より抜粋した通りで*6、まずは食べなきゃいけないからなんですよね。どれだけやりたいことがあっても、人間食べていかなきゃいけないから、生きていかなきゃいけないからお金を稼ぐ必要があるんですよね。当たり前のことだけど、大事なことです。毎回このヒョクくんのインタビュー見るたび一緒に泣いてしまう。
でも家庭とか恋人とか身体能力とかの問題とかでもいろいろ違うと思うんですけどね。働かなくてもいいよって言われてる人とか、働きたくても働けない人とかもいると思うんですが、とりあえずここでは私の経験について話していくので、食べるために生きていかなきゃいけない人で、働けるけど働きたくねえ~みたいな人向けに話を続けていきます。
②応募先をどのように決めるのか
就活セミナーとか就職の相談とかに行くと「将来何がしたいのか」みたいなことを耳にタコができるくらい言われますね。ほんとこの質問嫌い。将来とか考えても無駄。マジで。明日死ぬかもしれないのに「将来」なんてふわふわしたこと言いやがって。将来の最前列センターの席確保してから言ってくれない?!って思いません?某東京コミコンみたいに何回もドタキャンされたらマジで行く気しなくなっちゃうから、将来に関してもチケット確保とゲスト確保は絶対ちゃんとしてほしい派~*7。
でも9割5分くらいの可能性で明日もやってくるし、たぶん2,3年後も生きているのだろうから将来を考えろって言う人の気持ちもわからんでもないです。
で、将来何がしたいのかって言われてもたぶん多くの人がそんなの持ってないと思うんです。でも、将来何がしたいの?ではなく、どんな暮らしがあなたの理想ですか?って聞かれたらちょっと答えやすくないですか?
たとえば私はヲタクだから急にイベントやコンサート、もしくは海外遠征が必要になるわけですけど、そんな予定にも柔軟にこたえられる生活を送りたい、そしてまずはそのチケットを買えて、映画も月に10本以上は映画館で観たいからそれも余裕でできるくらいの生活が送りたい…。とかそんな感じです。
週に2日は絶対寝たいから週に2日以上のお休みがある生活がいいとか、旅行が好きだけどオフシーズンに行きたいからそれが可能な生活~とかとにかく自分がしたいことを可能にする条件をすきなだけ挙げていってみたらいいと思います。
そうするとたぶん自ずと収入はたぶんこれくらい必要だなーとか、これくらいお休みがほしいから年間休日はこれくらいほしいなーとか、自担のせいで家帰ってから見たいテレビてんこ盛りだから残業は月20時間以下じゃないとやだーとか、ここの職場なら東京ドーム近いから退勤後にコンサート行けるじゃんサイコーとか、そういうのがね、見えてくると思います。
あとは「これだけはやりたくない」っていうのは決めておいた方がいいと思いますね。とくにやりたいことがないのであれば。やりたいことがある人は別ですよ!やりたいことはなんでもやったほうがいい!法に触れない限りでね!
私の場合は小売業界で働くのが絶対無理!むいてない!と思っていたので小売は避けたのと、映画館でバイトしていた時に映画館の社員の人が死ぬほどやせ細っていき、死にかけていたので、どれだけ映画が好きでも映画館のスタッフにだけはならんでおこうと思いました。体は資本。自分、大事。
業界とか業種じゃなくても、「電話かけまくるのはいやだ」「外回りはいやだ」とかいろいろあると思うんで、そういう自分が無理ぜったいやりたくないという強い意志を持っているものは避けてみたらいいと思います。はい。それで残った肩書きがニートしかなかったら避けたいことの順位をたてて「まだこれならやってやらんこともない」的なものを見つけ出したらいいのかなって思います。
まとめると私の場合は「どんな生活を送りたいか」「どんなことはしたくないのか」の二点を軸に就活をしました。
③転職はいくらでもできると知ろう
そんな無責任な。と思われるかもしれませんが、実際たぶんそうです。というかそうです。
私は10~15人くらいしか仲のいい友人がいませんが(個人的には十分だと思っている)、そのうち4~5人ほど新卒で入った会社から転職/退職しています。就職して1~2年で転職していることになります。
「え、そんなに?」と思われた方もいらっしゃるかと思いますが、冷静に考えてみてほしいのですが、就職もしたことない大学生が初めて臨んだ就活でつかんだ職場がぴったり自分とマッチするなんてことがある方が奇跡じゃないですか?だからおよそ半数の人が転職した、したいと考えていても私は何ら不思議にも思わないです。そらそうよ、私たち就活初めてしたんだもの。(でも最初の仕事も「どうせ辞めるし」とか言って真面目に働かないのはナシですし、就活の段階から興味が多少なりともある会社にしないと最初がきついから就活はちゃんとやろう…!)
なので、今内定もらっていて内定ブルーになっている方だとか、これから就活だけどどうしようと思っている方もですね、すごく無責任なこと言いますけど、仕事は辞められるし変えられるからあんまり気負いしすぎなくて大丈夫と思います。一生懸命仕事して、気に入ったら続けていいし、気に入らなかったら転職を考えたらいいんですよ。「そんなバイトじゃないんだし…」と言う方もいらっしゃるかもしれないですけど、1日24時間あって7時間睡眠するとして残り17時間しかなくてそのうち通勤時間含めて大体10~11時間取られるようなこと、気に入らなかったら辞めろ以外なくない?!って思うんですけどどうですかね…。自分が辞めたら人手不足で死ぬとかいう会社はむしろソッコーで逃げたほうがいいと思います。あと鬱になるくらいなら退職した方が一那由他倍マシ。那由他がわからない人はさらば青春の光「ぼったくりバー」のコントを見てください。
もちろん「辞めます」っていうのめちゃくちゃパワー要るので簡単じゃないですけどね。転職もまた就活をもう一回やることになるのでさらにパワーが要ります。でも最初の就活に失敗したくらいで人生が全部終わるわけじゃないから安心してほしいです。就活で失敗しても人を殺したわけじゃないでしょ。大丈夫です。極論はそこ。人を殺してないうちは大丈夫。
④もし内定をもらえなかったら?
お笑いコンビのナインティナインの有名な話で、最初は矢部さんがボケで岡村さんがツッコミだったが、講師の方に言われてボケツッコミを逆にした途端売れ始めたという話があります。
オードリーも春日さんがツッコミをしていたけど、そのツッコミがずれていてそのツッコミにツッコミを入れたらそれが一番ウケていたので、今のような芸風になったといっていました。
ほかにもオリエンタルラジオが武勇伝で売れたら周りから「あいつらお笑いわかってない」って言われて悔しくて漫才とかコントとかいろいろ試したけど結局は「俺らこういう俺スゲー!みたいなのを加えたリズムネタがいいんだわ」って気づいた話とかもありますね。でもオリラジの漫才やコントもおもしろかったですけどね。
とにかく何が言いたいのかというとですね、1回就活してみて内定をもらえなかったら、もしかしたら何かがハマってないのかも、と思うのがいいかもしれないですね、という話です。
例えばずっと自己PRで元気なのが取り柄です!と言っているけど声が小さくてハキハキした印象を残せてないとか、学生時代にバイトを頑張りました!と大雑把に言っているけど実は学業でめちゃくちゃいい成績を残しているとか…。
それかもしくは就活そのものがあなたに向いていないのかもしれないです。これは才能がないとかそういうのではなくて、就活っていう奇妙なイベントがこの世に一人しかいないあなたという素晴らしい人に見合わなかったって言う話です。そういう方はもっと人脈を使ってみるとか、ポートフォリオみたいなのを作って自分でガンガン型破りな方法で就活してみるとか、あとはもう就活とかいいわ!ってしてフリーターからキャリア形成してみるとか…。いろいろね、全然いわゆる「就活」以外にも輝ける場所はあります。
だから内定もらえなかった!終わった!社会に必要とされてないんだ!とか思わないでですね、じゃあ次!ってどんどん前を向いた方がいいですね。「あの時ああしていれば」「こう言っていたら」とかタラレバ言ってても仕方ない。自分で変えられるのは未来だけですから。残念だけど。タイムマシン出来たらソッコーで黒歴史消しに行きたいですね。幼稚園生くらいからやり直すわ~。記憶保持したままやり直させて~~。
私も大学生の時に全然内定もらえなくて死にそうになってたけど、クリエイティビティないのにおもちゃ企業とか狙ってて(しかもおもちゃ企業全然自分が求めた条件に当てはまってない)、そこから条件に当てはまってなおかつ早く内定出してくれるところに切り替えたら内定が出ました。早く内定が出てくれないと困るというのは卒論がマジできつかったからです。史学の卒論ってなんであんな厳しいの?怖すぎ。
明々後日はゼミの先生と卒論についての相談会❤️ タイマン❤️ 知識量ゼロなのバレちゃう やめて❤️ 怖い❤️ ドタキャンしたい❤️(変な話面接より怖い)
— 🕷⚡️下呂あやめ🏳️🌈🦗 (@slhukss1) April 28, 2017
にしても例がお笑いばかりになってしまった。深夜ラジオ聴いてるくらいですからね。お笑いすきですね。ジャルジャルの「国名わけっこ」とか結構くだらないやつがすきです。
とにかくこんな適当な人間でもなんとかなります。
ちなみに今日も就活に心が勝利したので三連勝しているんですが、今日一番やばかったエピソードとして、参加した説明会先で「リラックスしてくださいね~」と言われたことをいいことに忘年会気分で説明会に参加してしまい、クイズに正解して思い切り「よっしゃあ~!!!」と叫び散らしたことです。
— 🕷⚡️下呂あやめ🏳️🌈🦗 (@slhukss1) March 16, 2017
内定を取ることが就活に勝利することではない 就活によって自分を見失わないことが勝利するということ 毎日楽しく生きる💪🏼💪🏼💪🏼💪🏼
— 🕷⚡️下呂あやめ🏳️🌈🦗 (@slhukss1) March 11, 2017
学生時代の就活時の私。これくらいのテンションで就活しても何とかなります!
ただし『何者』を観てはいけないぞ!私との約束だ!!!
ロンドンでのワーホリ就活
ワーホリで来ている人の前例キラキラしすぎ問題
毎朝コールドプレスジュースを飲んで、きれいめコーデで仕事もしっかり。休日はヨガでデトックスして家族でホテルブランチ。そんな生活を地味な事務OLがネットで偽るわけとは…SNSで少しでも盛ったことがある人は視聴を義務づけます。今夜11時「偽装キラキラ女子」 #ねほりんぱほりん pic.twitter.com/QZrKHJA8Oh
— NHK ねほりんぱほりん (@nhk_nehorin) October 25, 2017
はい、前述した就活を経て私は前職を辞めました。何の不満もない、、、というと嘘だけど、特に「辞めたい!」と思うほどではない職でした。手取りもそんなに悪くないし(よいかと言われれれば微妙だが)、残業代もちゃんと出るし(40時間近い残業がある月とか夜勤がある月もあったけど)、人はみんなやさしいし(常駐先の慢性化したライトなセクハラは死んで欲しかったが)…。
さて、そんな職を辞めてロンドンで働かなければなりません。海外で働くというのは私の人生の中で初めての出来事でしたので、前例を探すことにしました。
その結果ですね、私はもうめっちゃびっくりしたんですよ。YMSビザ(ワーホリビザ)で来ている人、人生輝きすぎ、自分が主人公の人生歩みすぎ、すべてがうまくいきすぎ、何も共感できな過ぎ。
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⇒ここはしばらくここにいてもう少し色んな人と会話をしてみて、みんないろんな事があるな~って気がしてきました。確かに前向きな人っていうか、キラキラな人生を送ってる人が多いっていうか住む世界がInstagramみたいな人が多いんですけど、「すべてがうまくいっているように見せるのがうまい」人が多いんだなーって思い直しました。(2021年2月17日追記)
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もうどこのブログを読みに行ってもみんな「ここが私のアナザースカイ!LONDON!」みたいなテンションなんですよね。「つらい」とか書いてあっても次の行には「でもこれが私が神様から与えられた試練だから頑張る!」みたいなことが書いてあって「この人たち私と同じ人間なの?」ってめちゃくちゃ頭痛くなったのを覚えています。ヲタクとパンピーっていう差とかじゃないと思うんだけど…何…?青山で生まれ育つとこういう人間になるんか…???(青山への強い偏見)
でもキラキラしている人のブログしかないんで参考にすべく見に行きました。本当になんかマジでジェネレーションギャップなのかよくわからないんですけど、マジでみんなブログのテンション高くない?パンピーの書くブログってみんなこんな感じ?マジで?ともうすでにここで疲れる私。
そんな疲れた同志がきっとどこかに私のほかにもいると信じて、まったくキラキラしてないロンドンワーホリブログを書いていこうと思います。
まずはCVを書こう
CVとは、Curriculum Vitaeの略で、イギリス英語の履歴書を意味する単語です。アメリカだとrésuméって言いますね。もちろん日本の履歴書とは全くフォーマットが異なります。じゃあどんなフォーマットなのかというとめっちゃ自由です。
いやこれが本当なんですよ。もうめちゃくちゃ自由です。
例えば数年前にアメリカで自分の履歴書をアマゾンの商品紹介ページのような形にして提出した男性が話題になりましたが(上記リンク)、そんなこともまぁ可能だろうなと思うくらいには自由ですね。
と言っても、一般的にはこんな感じかなというフォーマットがあります。
一番上の名前は太字でフォントも大きく。とにかく自分の名前が目立つようにします。そして、自分はどんな人間であるか、どんなスキルを持っているのかなどを簡単にまとめ、職歴を一番新しいから上から順番に書いていきます。最後に最終学歴を書き、必要に応じて趣味なども書きます。
あれ?この履歴書、写真もなければ生年月日もないですよ?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に履歴書に写真を貼ることもないですし、生年月日も別に必要ではありません。書きたければ書いてもいいですが、特に必要ないと思います。必要なのはあなたが何ができるかという情報です。
いいですよね、顔で書類選考落ちることないんですよー。うらやましい。日本だったら絶対顔で落とされることあるもんな…。いつか日本の履歴書からも写真が排除されてほしい。
できればネイティブの友達に添削してもらってください。そうすれば文法の誤りもなくなりますし、さらにもっと良いCVになること間違いなしです。といっても私全然添削してもらってないんだよな…。やばいな…。今度頼もう…。
CVをネイティブに添削してもらいました!(2021年2月17日追記)
昨年末くらいに再度転活をすることになったので、今回はもっと頑張ってみようか、ということでネイティブにCVを添削してもらいました。
そのときに言われたのは、
- A4 1枚に収まるように書く(2枚に渡るのは基本避けたほうが良い)
- 自分のプラスになることは何でも書いたほうが良い
例えば私は前に語学留学していたので、そこでの経験を書いておけば英語ができることがCVからわかるので良いとか。(よく英語ができるのは当たり前だから書かないほうが良いとか見るけど、そんなことはないらしい) - 自分が就きたい仕事に近い職歴や資格についてしっかり細かく書く
例えば、私の場合事務員として働いていましたが、今回の転活では再びIT企業で働きたいと思っていたので、日本での職歴をしっかり書くことにしました。
すごく恥ずかしいし、情けない気持ちにもなるけど、やっぱネイティブに添削してもらうってすごく大事だなって思ったので、どんだけ拙いCVが出来上がってもネイティブに添削してもらいましょう!(自戒)
ロンドンでどのように働きたいか
バイト(パートタイマー)として働く
せっかくロンドンに来たんだし、パートタイマーとしてゆる~く働きたいな~という方も多いのではないでしょうか。週5日(40時間以上)も働いたりとかしたくない!わかる!!!!!!(すごみ)
というわけで、バイトの探し方ですね。まずは日本人としてのアドバンテージを活かすならここ。
毎回登場させてしまう。MixBさん。日本人のための情報がここに詰まっているので仕方がない。ただ、少し危険なのが最低賃金などに疎い来たばかりの日本人などを狙って薄給で働かせようとしてくる求人があることです。あとはかなり昔の投稿でしたが、通常の求人を装って風俗のあっせんをしていたような投稿もあったとか…。
MixBというのはただ単に情報提供の場なので、その信頼性などは確保されていないんですよね。なので、自分で求人内容を精査して、本当に信頼できるのか、不当な条件ではないかなどを見定める必要があります。
MixBではなく、普通にバイトを探したい、という方はこちら。
日本でも「バイト探しはIndeed♪」の歌で知られるようになったIndeedのイギリス版ですね。こちらには映画館だとか、チェーンのカフェ(スタバとか)、ディズニーストアなどなどのバイトも載っています。あとここで見てみると平均時給とかもわかるので、良し悪しがわかりやすいかもしれません。
ただ、Indeedの場合は本当にいろんな人が使っているので、応募しても返事が返ってこないことがしばしばあります。書類選考で通った人だけに連絡がくる、いわゆるサイレントお祈り式ですね。
ほかにもいろいろなサイトもあるのですが、有効なのはこの二つでしょうか。ロンドンというのはいろんな人であふれかえっているので、求人は多いんですが、それに対する応募者数もとても多いです。なので、今までの経験をめちゃくちゃアピールしたCVやカバーレターを作るのがとても重要になってきます。
あとはもうお店に貼ってある求人の張り紙を見て、そのお店に直接CVを渡すという手もあるみたいです。本当にローカルなお店で働きたい方などはその方法が最も有効なのかな?とは思います。
オフィスワーク(フルタイム)を探す
ロンドンに来たからには海外で働いたという実績がほしい!、今後のキャリアに活かしたい!という方もいらっしゃるでしょう。YMSビザはパートタイムだけでなくフルタイムでも働けるのが魅力ですし。ダブルワークもオッケーですし、YMSは自由度が高いですよね。
しかも運が良ければビザサポートが出て、そこからイギリスに永住…なんてことも能力によってはあるかもしれません。(めちゃくちゃ稀なケースですがね)
でも初めての国外での就活だしどうしたらいいのか…という人におすすめなのは、日本人向けの就職エージェントに登録することです。
登録ってどのようにするの?と思われるかもしれませんが、上で紹介したMixBや、直接エージェントのHPを見てみて、気になる求人があればCVを添付してメールをする、ただこれだけです。
以下は私が登録したり連絡を取ってみたエージェントさんです。
①Access Appointments
少数精鋭部隊という表現がまさに正しい、こじんまりしたオフィスで4~5名ほどの日本人女性の就職エキスパートといった方々が働かれています。メールをした途端に電話をくださったのを今でも覚えています。ほんとに5分、10分後とかだったのでめちゃくちゃ驚きました。
最初の電話だとすごくフランクにお話しされたので(「どんな仕事がしたいの?」くらいの感じ)、ちょっと不信に思っていたのですが、実際その後オフィスに訪れてみてからや、その後の就職活動においてはとても親切丁寧に対応してくださり、大変助かりました。
また、Access Appointmentsさまでご紹介いただいたものではない求人に関しても、このような運びになりました、とご報告すると、とても親身になって聴いてくださいました。
②People First
大きめの就職エージェントさま。そのため、ご紹介いただける案件が多いですね。一度登録すると複数のスタッフさまから案件を紹介していただけます。あと登録してから電話がくるまでがこちらもめちゃくちゃ早かったです。
こちらのスタッフの方もすごく優しくて親身に一緒に就活をしていくような形になりますが、どうしても大きめの就職エージェントさまなので、1人1人にちゃんと寄り添って、というようなイメージとは違うかな、という印象です。ただ、対応は誠実にしていただけましたし、特に不満に思うようなことはありませんでした。
ちなみに私はロンドンに来るまで全くオフィスワークの仕事を探そうなんて考えていなかったので(マジでオフィスワークから逃げたかった)、スーツを持っていなかったんですが、People Firstさまにご相談したところ、ジャケットは貸出ができるとおっしゃっていただけました。もし突然オフィスワークをしたい!と思っても、なんとかなる…かもです!(私の場合は面接当日に日本からスーツが届きました(笑))
ただ、以上の日本人向けのエージェントに登録すると大方日系企業での就職となります。もし、英語力に自信があり、インターナショナルな就活の現場に飛び込んでみたいという気持ちがあるのであれば、こちらに登録するとよいと思います。
日本では馴染みのないLinkedinですが、海外ではこのサイトを使ったビジネス的なつながりを持つことが当たり前なのだそうです。
確かにこちらの方がたくさん仕事が掲載されているので、かなり多くの機会がありますが、Indeedと同じく、本当にいろいろな人がこのサイトを使っている(=応募者が多い)ので、返事をもらえることは少ないかと思います。
エージェントもLinkedInも使わないで就活をした話(2021年2月17日追記)
上で話した話と全く違う話になってしまうのですが、この度の転職は日経エージェントどころか英系エージェントも、そしてLinkedInも使うことなく転職しました。
というのも、コロナの影響や私自身のビザの有効期限の問題もあり、エージェントで紹介してくださる案件や、LinkedInに掲載されている求人には私が応募できるものがなかったのです。
そこで私が取った手は……Googleに「日本人 イギリス 求人」と英語で検索することでした!(かんたん!)やっぱり国外での転活なので、日本人であることをフルで活かす職なら望みがあるかも……!と思ったから日本人という条件にしたのですが、これが功を奏して、現職の求人広告を見つけることができました。
この転職についての詳しい話は1番最後にしたいと思います。
ロンドンで就活するうえで大切なこと
①経験がなによりも大事になるということ
ロンドンに限らず、海外で就活するうえでなにより大事なのが「あなたが今まで何をしてきて、どんな経験があり、どんなスキルを持っているのか」です。どこの大学を出たとか、そういうのではなくて、とにかく経験とスキルなのです。
これはオフィスワークに限らず、バイトも同じです。たとえば、私はチェーンのカフェバイトに2~3件応募しましたが、「バリスタの経験がありません」と書いたところ全部落ちました。外国人であるというだけで大きな不利を背負っている上に、経験がないんじゃお話しにもならねえぜということですね。
これがオフィスワークになるとさらに厳しくなります。日本だったら事務職に未経験で応募することはなんら問題がないことのように思えますが、海外で事務職未経験はもうほぼほぼ雇ってもらえません。2~3年の経験が必須です。「え、事務職なのに?!」と思われるかもしれませんが、カフェのバイトでさえ経験が求められる場所なので、事務職なんか4500%経験が必要なわけです。(もちろん例外はあり、未経験でも雇ってもらえることもあるとは思います。が、それはかなりラッキーな人でないと無理だと思います。)
なので、YMSビザを使ってイギリスで就職して永住したいと思っている人は、まず日本で何かしら自分の得意分野を磨いて、経験を2~3年(3年の方がよい)積んでからでないとお話しにならんと思います。
実際私は1.5年で新卒採用してもらった前職を辞めて就活をしていますが、お話しにならんすぎて笑っています。想像以上に就活がハードです。なので、私のように何にも考えないで就活を始めるのは辞めたほうがいいですね!私からの忠告だ!!
②とても時間がかかるということ
2年という期間が決められた中で行う就活なので、どうしても早く就活が終わってほしい!と思ってしまいますが(実際私もついこの前までそのように思ってました)、イギリスでの就活はめちゃくちゃ時間がかかるということを前もって理解していたほうがいいです。
バイトの場合は例えばジャパニーズレストランで働くとか、とっても人手不足のところに応募するとかだと即日採用されるのですが、普通にカフェなど日本人のアドバンテージを使わず、人気職に就こうとするとかなり時間がかかります。最短でもお返事もらえるのに1週間くらいかかると思います。親切なところだと2、3日で返信しますと書いてあったりもしますが!
また、フルタイムの場合はさらに時間がかかります。CVを送って、書類選考が始まるまでに2、3か月かかったり。というのは、できるだけ多くのCVを集めたいという選考先の都合があるためですね。なので、フルタイムのお仕事に就きたい人は焦らずゆっくり臨んでみるのがよいと思います。
私の場合失敗だったのが、一番初めに参考にした方が自分とは全く境遇の違う、そして最高にラッキーな方のブログだったことでした。その方は20代後半で、日本での経験も十分に積んだ方でした。その方がなんと渡英して1週間でフルタイムのお仕事につけていたので、私は「なるほどそれくらいで仕事が見つかるものなのか」と勘違い。
ですが、そのあと様々なブログを見に行くとみなさん結構苦労されていました。やっぱり何か月か就活に費やしている方が多かったです。
また、バイトの場合でもストアマネージャーと折り合いが悪くて辞めてしまったり、みなさんいろいろ苦労はあるようでした。
コロナ禍で転職活動をした話(2021年2月17日追記)
はい、ではここからは私がこのクソパンデミックの中、転職活動をした話をします。
まずこの転職活動をする前に私は一度カフェでフルタイム勤務を2~3ヶ月ほどした後、日経事務職に派遣社員として採用していただき、1年ほど勤務しておりました。この事務職でのお仕事をはじめてすぐロックダウンになってしまい、あっという間にビザの有効期限があと1年となってしまいました。
せっかくいろいろなことを経験しにイギリスに来たはずなのに、何もしてないうちにビザがあと1年に……?!というのがあまりにもムカついたので、ここで転職活動をすることにしました。前職の事務職も前の仕事とはぜんぜん違うものでしたし、そこで働かれている皆さんは海外にいる「嫌な日本人」とは対極のような良い人ばかりだったので、少し悩みましたが……。
さて、そんなわけで転職を始めるぞ!となって、上述したとおりCVをネイティブに添削してもらい、自分でGoogle検索で求人広告を見つけたのでした。
とりあえずやってみるか、というようなテンションでCVを送付しました。実は採用どころか全然返事さえくるとは思っていなかったのです。
そしてCVを送ったことすら忘れそうになっていた頃、先方からメールが。要約すると「CVを拝見しました。ぜひ面接に進んでいただきたいので、以下の日程からご都合の合う日をお選びください」という内容でした。まさかの第一関門突破!ちなみに先方からの返事が来るまでは1ヶ月くらいかかりました。本当に就活って時間がかかります。
というわけで、日程を選んでいざ面接。パンデミック中なのでリモート面接です。リモート面接とは言えど面接なので、化粧を久々にして、スーツを着て、髪をまとめて……とめちゃくちゃ久々に正装しました。久々すぎて自分が誰だかわからなくなるレベル。パンデミックで本当に化粧しなくなったので、久々に自分の化粧した顔見ました。
そんなことはさておき、面接で聞かれたのは特に日本の面接とは変わりなかったですが、以下のようなことを聞かれました。
- 現職は事務職ですがなぜIT業界に戻ろうと思ったのですか
- なぜロンドンへ来られたのですか
- 大学では歴史を専攻していますが、なぜIT業界へ入られたのですか
- ビザの有効期限はいつですか
面接中に気をつけたのは、とにかく自分ができないことはできない、とちゃんと言うことでした。例えばIT業界なので「Linuxに関する知識はありますか」「SQLは使えますか」とかあるんですけど、「Linuxは触ったことがないので、必要ならこれから勉強します。SQLは以前触れたことがあるので基礎的なことはできます」というような感じで、1ミリも背伸びをしませんでした。SQLに関してはやったことがあるのでもっと自信たっぷりに答えても良かったのに!という人もいるかもわかりませんが、できないことをできると言って入社後にこまるのは自分なので、できないことはしっかりとできないと言いました。
その後採用のための試験を受け、最初の面接を合わせて5~6回の面接(これは本当に多かった)を経て、採用していただきました。私の場合は英語での面接と日本語での面接半分半分で、面接もすごく楽しかったです。
ちなみにこれは学生のみなさん向けなのですが、面接ってすごく緊張するんですけど、自分は会社に選ばれる立場であると同時に会社を選ぶ立場でもあるので、面接で「あ、この面接官やだな」と思ったら、その会社は切っちゃっても良いかもしれないです。それが例えば面接官が人事の平社員で自分が応募したポジションでは関わらない人とかだったら話は別かもしれません。ですが、例えば自分が嫌だなと思った面接官が、自分の将来の上司になるようだったら、その人と仕事をするわけなので絶対辞めたほうが良いと思います。25年以上生きてみて思ったんですけど、人間直感で嫌と思った人は嫌な場合が多いので、直感は大事にしましょう!
で、私の場合は面接官のほとんどが一緒に働くひとで、みなさんとっても良い人だったので、ぜひ働きたいな~と思ったのでした。実際入ってみた今もすごく良い人ばっかりで恵まれてるなと思います。
あ、それでビザはどうなの?という話なのですが、私の場合は今後の能力次第って感じみたいです。能力が認められればイギリス3年目!というわけです。先日入社したばかりなので、こればっかりはがんばりますって感じです。がんばるぞー。
ちなみにこれは私が陥った罠だったんですが、正社員雇用ってことは大学の修了証明書とか必要な書類がたくさん出てくるので、採用されてすぐに働きたいって方はすぐにそういうものが出せるようにしておきましょう!!!!!!(私の場合は、年末年始とかクリスマスとかも相まって書類全部用意するまでに1ヶ月かかりました)
まとめ
source:https://www.wagnaria.com/
「WORKING!!!」のおかげでバイトをしてみたいと思えるようになった私だよ
今回は就活の話をしてみました。知ったかぶって話していますが、私もなんやかんや学生時代の新卒採用の際と今とで2回しか就活していないので全然プロフェッショナルでもなんでもないです。
が、これから就活を迎える学生さんや、ロンドンにYMSビザを使ってやって来る方に少しでも参考にしていただければとっても嬉しいな、と思い今回このようなブログを更新してみました。
ちなみに私自身は今何をしているのかというと、カフェでバイト(フルタイム)をしながら絶賛就活中です。日系企業と外資企業と今まで6社くらい受けていて、3社落ちてしまって、3社は今まだ選考中って感じです。(個人的に面接で笑いを取ったら勝ちだと思っているのは日本でも海外でも変わらないので率先して笑いを取りに行っている。この間も『オーシャンズ11』で笑いを取ったので勝ち。)
ただ、いろいろな方のブログを見てみるとみなさん何十社も受けてようやく受かった!という方が多いようなので、私の就活も難航を極めそうだな…と思ってゆ~っくり自分にストレスを与えないように就活しようと決めました。焦って1回とんでもない企業で働きかけてしまったので、今度はちゃんと自分の納得がいく企業で働きたいと思います!皆さんにいいご報告ができるようになりますように!そしてこれから就活に臨む皆さんにもいい未来が待っていますように!
⇒今は非日系企業で正社員として働いています。ほんと、渡英してからのことを振り返ると自分よく頑張ってるなぁ!笑
そんなわけで、スキルも経験もない私ですが、なんとかここまで来ました!これから就活が待ってる学生さんも、各国で就活をするというワーホリで渡航している方も、明るい未来が訪れますように!
*1:剣心:漫画『るろうに剣心』の主人公。ネットではなぜかニート扱い。詳しくは以下参照。
*2:コラ:コラージュの略。「アイコラ」は「アイドルコラージュ」の略だが、今は顔を別の画像に挿げ替えたものも「アイコラ」として呼ばれるらしい。詳細は以下より。
*3:瀬田宗次郎:『るろうに剣心』のキャラクター。志々雄一派という剣心たちに立ちはだかる敵の中でも2番目に強いキャラクターでありながら、常にへらへらしており、その理由が喜怒哀楽のうち喜と楽のみしか持っていない(なおさらにその理由が幼少期に受けていた悲惨な扱いにある)という「何それヲタクがみんなすきなやつだ」という設定を持っている。しかもモデルが新撰組の沖田総司なんだからもうそんなのヲタク一本釣りじゃん、一本満足だよマジで。
*4:迅:「仮面ライダーゼロワン」の敵である「滅亡迅雷.net」なる組織?に属するキャラクター。見た目は青年だが、中身は5歳児のようなキャラクターで、「なんだよお前もヲタクみんなすきなやつじゃねえか」と言わざるを得ない設定だったのでヲタクは死んだ。
*5:「5000兆円欲しい!」:詳細は以下を参照。それにしても2017年に流行ったネタだったんですね。もう2年も前なのか。
*6:イ・ミンヒョク:美容系YouTuber。とても物腰がやわらかで動画もわかりやすくてためになるので人気。
*7:東京コミコン:東京とついていながらもいずれも千葉県の海浜幕張で行われているコミックコンベンション。アメコミや洋画のイベント。近しいものにコミックマーケット(通称コミケ)が挙げられるが、同人誌の即売会的なものというよりは、ジャンプフェスタなどのほうが近い気がする。ここ最近では来日ゲストの予定が多忙すぎて来日連続でキャンセルされるという事態が起き、その中でもセバスチャン・スタン氏は昨年に引き続く2年連続でのキャンセルだったため大炎上した。