初めましての方も、お久しぶりの方も、前回ぶりの方もこんばんは。
あやめです。
本日の議題
今日は何と言ってもアメリカ大統領選でしょう。
(本日はこの話が長いので以下追記に回します)
(source:US elections 2016: What is a caucus? Everything you need to know | World | News | Daily Express)
※お前の浅はかな政治話なんかどうでもいいわという方は目次より映画の話へ飛んでください。
昨日、私は起きた瞬間(11:00amに起きたのでもう開票が始まっていました)、イギリス人の友達からLINEが来ていたので、彼とトランプになってしまいそうだねぇ…と世界の終わりをぼーっと眺めるような感覚で選挙の行方を見守っていました。
Facebookを覗くと、(Brexitっていう2016年の大波乱の始まりを起こした)イギリス人たちが「トランプやだよ〜〜!アメリカ人頑張ってよ〜〜」という投稿をしまくっていました。
なんやねん!!!!お前らのEU離脱だって大番狂わせやぞ!!!!
という思いをグッとこらえながらいいねを押していくそんな午前中でした。
そして、午後5時半頃にバイト中の私にトランプ勝利のお知らせを先輩からいただきました。
わぁ。なんてこった。本当に人種主義で富裕層第一で経済のことしか考えてない成金が核爆弾のスイッチ押す権利持ちやがった。
(しかも別に経済よくなるかどうかわかんないし!!)
と予想はしていたけれど、起きた現実を受け止めきれませんでした。なんだかアメリカの白人の意地を見た気がしました。
もちろん、すべての白人がトランプに入れたわけではないでしょう。しかし、アメリカの経済の悪化食い止めるべく、アメリカのそして世界の将来を多くの白人たちはあの男に託したのです。
でもそれって、ナチスに政権を取らせたドイツ人たちとやってることの何が違うの?と言いたくなってしまいました。
(source:Adolf Hitler | E.T.P.)
もちろん今のアメリカと当時のドイツとでは状況も全然違いますし、ヒトラーとトランプがそっくりだなんてそんなことは言わないし思ってもないけれども。
(今回トランプに投票した人たちはトランプに経済改善などの期待をするというよりは大統領がトランプになったしまうことで多くの人が自分たちみたいに困ればいいと思ってる人も多いみたいですしね。)
とにかくこれは暴論なので、この辺でやめます。
とにかく、世界がようやくこうして一つにまとまろうとしてる今、イギリスはEUから離脱するし、アメリカはracistがpresidentなるしで2016年は失望させられてばかりですね。
(KAT-TUNは充電期間だしSMAPは解散だしね!!KinKiKidsの20周年くらいしか喜ばしいことないじゃん!)
要するに、昨日は改めてお金の持つ力を考えさせられる日でした。おしまい。
本日の映画
さぁ!アメリカに失望させられたのでアメリカのことは一回忘れましょう!
Fuck you America! You are fucking stupid!
って私のイギリス人の知人が言ってた。いやだからお前の国も…。
というわけで今回はフランス映画「偉大なるマルグリット」についてお話ししていきます。
(source:Marguerite Movie Review & Film Summary (2016) | Roger Ebert)
ざっくりとあらすじ
とある男爵夫人によるパーティが行われると聞きつけた辛口音楽評論家・ボーモンはその闇に隠された男爵夫人・マルグリット・デュモンの歌声をなんとか聴いてやろうとこっそり屋敷に忍び込む。
今か今かと待ち望んで歌い出した彼女の歌声は……この世のものかと疑いたくなるほどひどかった。男爵夫人という位にあるマルグリットの歌声に誰一人として文句をつけられなかったのだ。さらに運が悪いことに、彼女は自らの歌声について一点の曇りがないほどの自信を持っていたのだ。
彼女の夫であるジョルジュは彼女がなぜそんなにも歌の虜になっているのかが理解できずにいた。そしてそんな中、マルグリットは今度は大きな会場で歌を披露したいと言い出す。そんなことをしたら国中の笑い者になると焦るジョルジュ。
果たして、マルグリットのコンサートは成功を収めるのか。そして、マルグリットがそんなにも歌に魅了されるのはなぜなのか。
詳しくはこちらをご覧ください。
とんでもなくオンチなマダムの物語!映画『偉大なるマルグリット』予告編
感想
この映画は予告が結構コメディタッチに作ってあるのですが、フランス映画独特の笑いと言いますか、なんというかシュールな笑いが続く作品です。
また、終盤になるとこの物語はコメディから悲しい悲しい夫婦の物語へとその色を変えていきます。
なので、私みたいにドカドカ笑いたくて観ようとするとちょっと後悔するかもしれません。
ですが、映画としてはとっても面白い作品ですので、オススメです!
ではもっと詳しくご紹介していきます。
①マルグリットの音痴がすごい!
(source:Meet 'Marguerite,' A Tone-Deaf Opera Singer Who's Determined To Perform : NPR)
音痴の演技ってほんっとに難しいと思うのですが、この映画では
マルグリットはずっと一貫してずーっとずーっと音痴
です。全然改善されません。筋金入りの音痴です。
だんだん観ているうちにマルグリットの歌声はこれでいいじゃないか!
という気さえしてくるなんだか魅力的な音痴です。ボーモンがマルグリットの歌声を絶賛する気持ちもわからんではない。ボーモンは完全にバカにしてたけど。
ちなみに音痴といえば亀梨くんが音痴の主人公を演じる「怪盗 山猫」もよろしくお願いします!こっちはそこそこの音痴です!
②衣装が素敵
(source:MARGUERITE Trailer (French Comedy - 2016) - YouTube)
20世紀前半のフランスの爵位を持つ人々を描く作品なので衣装が本当に素敵です。
しかもマルグリットの衣装チェンジ(とかいうとなんだかアイドルみたいですね)が多いのなんのって!
マルグリットは結構お年を召しているのですが、おしゃれを諦めずにいつまでも美しくあろうとする彼女のその姿勢、見習っていきたいなぁと思いました。
(source:MARGUERITE - U.S. Trailer - YouTube)
これは私のだいすきな衣装。こんな素敵だけど奇抜な衣装を着こなすマルグリットホントに素敵!だいすき!
③ストーリー展開がとんでもなく意外
(source:Marguerite | Movie Trailer, News, Cast, Interviews | SBS Movies)
冒頭でもお話ししたように、この物語は終盤になるにつれてどんどんとその顔を変え、コメディからまるで恐ろしいサスペンスのようでありながら悲劇のラブストーリーへと変わっていきます。
コメディを期待した私は最初はかなりがっかりしたのですが、ストーリーが進んでいくにつれてどんどんどんどんその深みにハマっていき、最後はぎゅっとつかまれてしまいます。
音痴なおばさんはなぜ歌うのか。そこに隠された愛にあなたはきっと心を掴まれるはず。
まとめ
(source:http://cinemajam.com/mag/events-news/xavier-giannoli-marguerite)
というわけで、今回はフランス映画「偉大なるマルグリット」をご紹介しました。
来月1日に公開される映画「マダム・フローレンス!夢見る二人」も音痴なおばさんのお話ですね。
(source:Florence-Foster-Jenkins-movie-review-Cinema-Siren)
実は今作のモデルとなったのが実在したマダム・フローレンスなんです。
なので、今作を観てから「マダム・フローレンス!〜」を観るとより面白いかもしれません。といっても、「偉大なるマルグリット」はマダム・フローレンスをモデルにしているだけで彼女の伝記映画ではないので「マダム・フローレンス!〜」を観てから話が違ったとか言われても私は責任を取れません。すみません。
というわけで、「偉大なるマルグリット」、観るなら今ですよ~!!!
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